コーチング

人の話を聞いていないのは自分自身だった【マネジメントの気づき】

こんにちは、てつです。

マネジメントの道を歩きはじめて、僕ももう、少なくない年月がたちます。

リーダーシップを発揮してビジョンを発信し、計画を立て、それを実行する。そういうことを本やビジネススクールを通じて学んできたから、一生懸命にやってきました。

でも、いくら自分の思いを熱く訴えても、ぜんぜん響きませんでした

ぜんぜん響かないものだから、「みんな自分の話を聞いてくれない!」ってイライラしてたのですが、ある時に気がついたんです。

話を聞いていないのはみんなではなく、自分自身であったことを。

ぼくはぜんぜん人の話を聞いていなかった

あなたは仕事で誰かが話している時、最初から最後まで、その人の話をしっかりと聞いていますか?

相手の方に体を向けて、話を聞く姿勢をとっていますか?相手が話している最中に、それをさえぎって自分の意見を言い出していないか。途中でさえぎらなくても、頭の中で「自分は次に何て言おうか?」などと考えていると、それは相手の話を聞いていることにはなりません。

ましてや、眠いなとか、早く終わらないかなとか、お昼ごはんのことや週末の予定について考えていたとすると、相手の話を聞いていることにはなりません。はい、これらの悪い事例はすべて話を聞いていない時の僕のことです。

「自分はちゃんと集中して聞いている!」と思っても、手元ではスマホやコンピュータを触っているなんてことも。ちょっと急ぎのメッセージが入って来たから返信させてくれ、なんてことを言った時、相手は自分の話が聞いてもらえていないと感じていたことでしょう。オンライン会議ですら、カメラの向こうの様子を見ていれば、相手が自分の話を聞いてくれているかどうかなんて、いとも簡単に分かるものですから。

こういうことに、今さらながら気がついたのです。

自分の話を聞いてもらえない悲しさ

自分の話を聞いてもらえないということは、とても悲しく、とても辛いことです。

自分がどれだけ思いの丈を伝えても、相手はうわの空、ぜんぜん聞いてくれません。聞いてるような顔をしていても、何か他のことを考えている場合、自分の話が聞かれていないと、すぐに分かります

こちらが一生懸命に話しているのに、すぐにでも何か言い返そうとしている相手の顔を見ると、それ以上に話を続ける意欲が失われていくことを感じます

話を聞いてもらえないと、自分の居場所を疑うようになります。自分はここにいる必要はあるのか?と。

自分がそこにいる価値はなんだろう?そもそも自分は価値のある人間なのだろうか、だなんて考え始めると、どんどんと暗い気持ちになり、それは悲しく、とても辛いものです

人の話を聞かないと、リーダーシップすら発揮できない

一生懸命に話したりプレゼンテーションしたり、議論に打ち勝ったりすることこそ、ビジネスを前に進めるために必要な力強さだと信じていました。

でも、僕だけが話せば話すほど、一緒に働いてるみんなの心は離れていっていたのでしょう。その離れてしまった心を引き戻そうと、さらに僕が話し続ける。もう、悪循環そのものです。

「みんながぜんぜん話を聞いてくれない!」と嘆いていた過去の自分に伝えてあげたい。まずは相手の話を聞こうよ、と。

話を聞いてもらえると、安心し、信頼感が芽生えて来ます。もっと話したいと思うと同時に、相手の話も聞いてあげたいと思うようにもなります。なぜなら話を聞くということは、相手への敬意であり、思いやりだからです。

リーダーとしてみんなに何かを伝えたい時こそ、まず先にみんなの話を聞くようにする。すると、相手のなかでも、逆に自分の話を聞いてくれる土壌ができてくるということを僕は学びました。

まとめ:人の話を聞けるようになりたい

対話を通じたマネジメントなどと言われて久しいですが、僕自身、その意味が腹落ちしはじめたのは、本当にここ最近のことです。まずは相手の話を聞いてあげたいと思えるようになってきました。

これは洋の東西を問わず、ビジネスでどこの国の人と一緒に働こうと、まずは相手の話を聞いてあげることで、信頼関係が築かれることを感じます。

Good luck!