【失敗OK】社会人の自己投資は、失敗も含めて良い経験になる
こんにちは、てつです。
社会に出て働き始めてから、自分のスキルの限界を感じることが出てきます。上司や先輩は仕事ができるように見えますし、目の前の仕事だけをやっていても、それが将来に役立つスキルにつながっていくのかなど、悩むことがあります。
そういった時に頭の中に浮かんでくるのが自己投資というもの。
自己投資とはよく聞く言葉ではありますが、一体どういったことをするべきなのか? 慣れていないとよくわからないものです。
また投資というだけあって、どうしてもお金や費用と言った自分のリソースをつぎ込むことが必要になります。そのときに考えるのは、失敗したくないということ。
どうしたら失敗をせずに、かつ確実に効果を上げられるような自己投資をすることができるのか? 社会人であれば、だれしもが一度は考えたことのある課題だと思います。
社会人の自己投資は、失敗も含めて良い経験になる
まず結論として、社会人の自己投資は失敗も含めて良い経験になりますので、あまり細かいことを恐れてばかりいずに、まずは一歩を踏み出してみることをおすすめします。
確かに、お金や時間など投資をしたものがちゃんと返って来ないことを考えると、怖くなる気持ちというのはよく分かるものですけれども、試してみないことには結果がどうなるかも分からないですし、リターンも得ることができません。
自己投資をする際、リターンの事ばかりに目が行きがちになりますが、実は自己投資をしたという経験そのものが、自分の中で将来の糧になっていきます。
結果が成功であれ失敗であれ、こういう自己投資をしたらこういう結果になってきたという、その経験が自分の中に溜まっていくことが重要なのです。
そういった経験を積み重ねることによって、将来さらに自己投資をする際には、より賢い選択と判断をすることができるようになります。
自己投資をすることに慣れていないと、何が自分に向いているかすら分かっていません。新しい事にいろいろと試す中で、自分に向いているもの、向いていないものが分かってくるのです。
その過程で自分の強みや弱みが分かるようになりますし、自分の好きなことや嫌いなことも、分かるようになってきます。
ですから、リターンを得ることばかりに気をとられるのではなくて、失敗することや成功することもすべて含めて、自己投資をすると言う経験自体を自分の中に積み上げていくことが重要です。
ただし、投資するお金は少額からにすること
社会人の自己投資は、失敗も含めて経験自体が重要であると言いましたが、だからと言ってやみくもに決断をしてはリスクが伴います。
特にお金がかかる場合には、必ず少額からスタートするように気をつけましょう。
自己投資をすることにそれほど慣れていない段階で、大きな金額を投じてしまっても、失敗したときにそれが致命傷になってしまう可能性があります。 致命傷を負ってしまうと、次に自己投資をすることができなくなってしまいますので、絶対に避けなければなりません。
金額のイメージですが、20万円以上の自己投資は慎重になるべきだと言うことが僕が考える基準ラインです。
プログラミングであれ、英会話であれ、どこかオンラインスクールに通って学習をしようと考えても、十数万円程度の費用がかかるケースというのはよく見られるものだからです。
もちろん20万円以上する素晴らしい学校というものもたくさんあるものですが、自己投資をすることに慣れていない人にとっては、本当に良いものを見極める目が養われていないので、そこにはリスクがあると考えます。
また、投資をすることを決めたら、それを確実にやりとげなければ意味がありません。
ですから、投資をする金額に加えて、それを最後までやり遂げるかどうか?ということも自分自身に聞いてみましょう。
自己投資の練習から始めよう
自己投資をすることに慣れていない人は、まず、自己投資の練習するという意識をもってはじめてはいかがでしょうか?
まずは1万円以内で行えるものを試してみる。それをしっかりとやりきって、その結果がどうであったか、自分の中で振り返るのです。
それぐらいであれば、そこまで大きな不安を感じずに実行することができるはずです。
そこで手応えを感じることができたら続いて、もう一度同じ程度の金額の中で、次の自己投資を試してみましょう。二回目となると、既に慣れている自分自身に気がつくことができると思います。
三回目は少し金額を上げてみましょう。3万円もしくは5万円程度に上げることが一つの目安になります。
3万円というと結構な大金になってきますので、ここでは一回きりの効果を狙うのではなくて、この先半年もしくは一年以上にわたって効果が見込めるような自己投資を選ぶことが一つのポイントになってきます。
一年後の自分にとって、役に立つスキル獲得が見込めるような自己投資になるであろうか?ということを考えながら、選んでみてください。
そして、一回目や二回目と同じように必ず最後までやりとげ、その後で、自分自身にそれがどのような意味をもたらすものであったのか、しっかりと振り返ってみましょう。
僕は社会人2年目の時に、何を血迷ったか、まったく縁もゆかりも興味すらない不動産鑑定士の資格を得ようと、予備校に約40万円以上を支払いました。
その当時、「何か資格を持っていないといけない!」という強迫観念に追われていたのです。
平日は仕事で忙しかったので、週末の土日に自分のペースで学習できるというDVDコースを選んでいました。しかし、実際に学習しに通学できたのは、ほんの数回。ただでさえ平日の仕事で疲れていたのに、週末の遊ぶ時間まで削るなんて、当時の自分には無理だったのです。
お金をドブに捨てるとは、まさにこのこと。大金を払って手に入れたものは、自己嫌悪だけでした。
当時の自分に必要だったのは、いきなり資格の予備校に大金を支払うことではなく、少しの金額で自己投資の練習をすることでした。
おすすめの自己投資
僕がオススメする自己投資は、興味があることであれば、なんでも良いと考えています。ただし最初は、少額でスタートすることです。
もし英語を勉強したいのであれば、駅前留学の英会話学校に大金を支払うのではなくて、まずは英語の雑誌を買ってみる、もしくは英語の映画を見てみるなど、少ない金額で実際に英語に触れる体験をできることに投資をしてみましょう。
自分で英語を話す経験を積みたいのであれば、最近では月に1万円前後で、オンライン英会話のサービスを使うこともできます。いきなり数10万円を払う必要はまったくありません。
自己投資をすることに少し慣れてきたら、ぜひ考えてほしいことがあります。それは、1年後や2年後の自分を想像するということです。1年後や2年後の自分にとって、その自己投資が価値のあるものになるであろうかということを考えましょう。
それがスキルであっても、経験であっても、どういったものでも構いません。ただ、自己投資というぐらいですから、長期的に見てリターンを得られるものであるということが重要であるということです。
まとめ:社会人の自己投資は、失敗も含めて良い経験になる
本記事では、社会人の自己投資は失敗も含めて良い経験になるということを説明しました。
たとえその自己投資の結果が失敗であったとしても、自己投資の決断をして、実際に行動に移したという経験そのものが、自分自身の糧になっているということです。
慣れないうちは少額から自己投資の練習をして、自分の中にどんどんと経験を積み上げていきましょう。そうした経験が将来、より良い自己投資の決断と選択をする判断軸として育っていってくれます。
Good luck!