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【身近にある怖さ】産後うつを予防するために夫としてやったこと3つ

“はじめて子供が生まれます。嬉しい反面、子育てに対して不安な気持ちでいっぱいです。特に産後うつが怖いのですが、どうしたら良いか教えてください。”

お子さんのお誕生、おめでとうございます!

嬉しい気持ちでいっぱいだと思いますが、はじめての子育てに不安の気持ちを抱えているであろうことも、よく分かります。

ぼくも新米パパですが、言葉の話せない赤ちゃんを抱きかかえた時、何ともいえない不安プレッシャーが襲ってきたことを昨日のように覚えています。

ひとつ間違えたら死んでしまうのではないかと思うくらいに、か細い赤ちゃん。

それに加え、奥さんの産後うつが心配でした。何やら10人に一人か二人は産後うつになっているらしい。

本記事では、夫として、父親として、奥さんの産後うつを予防するためにやったことを3つ紹介します。

 

本記事のポイント

・産後うつを予防するために夫としてやったこと3

・産後うつはすぐ身近にある怖さだということ

1番の子育て方法は、ママを幸せにすること

 

ぼくはまだ子育て途中の新米パパですので、子育てプロとしての知識や経験を披露できるわけではありません。

しかし、あなたと同じように、悩みながらも子育てに積極的に取り組んでいます。

そんな一人の姿として、お読みいただければ幸いです。

 

産後うつを予防するために夫としてやったこと3つ

経験も知恵も何も無い中で、ぼくが奥さんの産後うつを予防するためにやったことを3つ紹介します。

たしかに出産直後の育児において、パパが直接できることは限られているかもしれません。

しかしそれでも、少しでも奥さんの負担を軽くすることは何かと考えて行動していました。

出産時、里帰りの期間を十分にとった

最初から他人任せのようなことですが、意図的に里帰りの期間を長く取りました

里帰り期間は4ヶ月

出産の1.5ヶ月前に奥さんを実家に送り、出産後は2.5ヶ月、奥さんの実家で過ごしてもらいました。

奥さんが実家に里帰りしてから、子供と一緒に家に帰ってくるまで、合計で4ヶ月

奥さんが出産で大変な思いをする時、一番リラックスできてワガママを言えるところとして、奥さんの実家がベストだと考えたのです。

なりふり構わず助けを求めた

こういった選択ができること自体、恵まれていることだとは分かっています。

奥さんの実家に甘えすぎるのも良くないことかもしれません。

しかし、こと出産という、やり直しのきかない大仕事、そして産後うつという怖さを前にすると、細かい議論など、どうでも良いのです。

なりふり構わず、奥さんの実家に助けを求めました。

その結果、ありがたいことに、超強力サポートをいただくことができました。

緊急帝王切開になるなど事件はありましたが、それでもこうして、無事に子供が生まれてきてくれたのです。

出産後の2.5ヶ月の過ごし方

産後うつを予防するためには出産後が特に大事だと考え、2.5ヶ月と長い間、実家にいさせてもらいました。

その間ぼくは、高速道路で片道数時間を走り、ほぼ毎週末、奥さんの実家に通っていました。

毎週毎週、高速道路で何時間も走っていると、さすがに疲れがたまります。

高速道路代も、大きな出費になります。

奥さんの実家側から、「さすがに毎週来られると困るなぁ」と思われたらどうしよう?、だなんて心配も頭をもたげてきます。

それでもほぼ毎週、奥さんの実家に通い、そしてできるだけ長く、奥さんには実家にいてもらうようにしました。

奥さんの実家には日中も家に誰かがいるので、奥さんが子供と二人きりにならずに済むようにしたかったのです。

出産直後に1週間の休暇をとった

出産直後に仕事を休んで休暇をとることもしました。

たった1週間でしたが、それでも休みをとれて本当に良かったです。

退院した直後が、1番の山場

入院中に赤ちゃんのケアの仕方を教えてもらうのですが、それでも家に帰ってきて自分たちですべてをやろうとすると、すごく怖いです。

赤ちゃんの手足は細くて今にも折れそうだし、息をしているかどうかは四六時中心配です。

突然泣き出して、ミルクをあげたりオムツをかえたりしても泣き止まない時は、どうしたら良いか分からず、猛烈な無力感に襲われます。

オロオロするしかなく、そういう時にママが一人きりだと、産後うつになる可能性が高まります。

休暇の間は奥さんと子供と一緒に寝起き

奥さんが産婦人科の病院を退院した日からの1週間、毎日一緒に寝起きをしていました。

聞いてはいましたが、赤ちゃんって本当に1~2時間おきに起きて泣くんですね。

ママとパパも、夜中でも起きて、オムツを替え、ミルクをあげ、ゲップをさせて、無事に眠る姿を見届けなければいけません。

そして1~2時間後にはまた起きるのです。

そうすると、常に寝不足の状態で、日中もうつろです。

頭がボーッとしてきて、思考力も落ちてきます。

結局、1週間しか連続して同じような生活をしてあげることはできませんでしたが、それでもその大変さを理解することが大事であると思いました。

授乳以外の家事は自分が担当

新生児や乳児の育児では、授乳が最重要事項です。

赤ちゃんの生活とは、24時間、ひたすらミルクを飲んで寝ることの繰り返し。

ママもそれと同じ生活をする必要があります。

すると、ママは授乳以外のことが一切、できなくなるのです。

家事はぼくが担当

となると、ぼくがやるべきことは、その他の家事全般

というわけで、実家から家に帰ってきてからは、料理や洗濯、ゴミ捨てなど、家のことはぼくがやるようになりました。

それでも、どれだけの仕事や家事を夫であるぼくがやろうと、連日連夜、睡眠時間を犠牲にしながら赤ちゃんにミルクをあげ続けるママの方が、よほど大変な思いをしています。

常に寝不足の中で緊張状態を強いられる育児の方が、どんな仕事よりもハードでしょう。

ですから、いつも奥さんに伝えています。

「ありがとう。」

 

産後うつはすぐ身近にある怖さだということ

産後うつのことはよく話に聞くけれど、実際に子供をもってみないと身近には感じられないものです。

でも、そんなぼくでも子供が生まれるとすぐに、その怖さを感じるようになりました。

新生児の前で、奥さんが泣き叫んだ

病院を退院して家に帰ってきて、一緒に寝起きをするようになって4日目のこと。

新生児の赤ちゃんが夜中に起きて、泣いています。

ミルクが欲しくて泣いていることは分かるのですが、奥さんの乳首を上手にくわえることができません。

何度も何度も乳首をくわえさせようとしても、赤ちゃんの口にフィットせず、ミルクを飲むことが出来ないのです。

赤ちゃんは泣き叫ぶ。そしてどんどんと時間が経つばかり。

奥さんの乳首も連日の慣れない授乳であかぎれていて、痛みが増してきています。

もう30分以上もミルクを飲めずに泣き疲れた赤ちゃんが、最後の力を振り絞って乳首に噛みついた時、奥さんがあまりの痛さに悲鳴をあげました。

「痛いーっ!!」

そして次の瞬間、泣き崩れたのです。

「もう、こんなの無理だよーっ!!!」

夜中の午前3時。

出産から約10日目、その間ほとんど寝ていません。

気づけば新生児の赤ちゃんが泣くのをやめて、心配そうにママを見つめています。

その視線にも気づかず、ただただ泣き崩れているママ。

ぼくには、「大丈夫、大丈夫だから。」と、奥さんをなでてあげることしかできません。

そしてしばらく奥さんは泣き続けていたのでした。

出産は大事故

出産とは大事故にあったようなものだと言われています。

全身に大けがを負って、産後は何ヶ月もにわたって静養が必要なほど。

残念ながら男にはその痛みを経験することができません。

しかし、奥さんの下腹部にある横一文字の帝王切開の跡を見た時、言葉がつまりました。

「え、セップクしたの?」

戦国武将もびっくり、文字通りのハラキリです。

その痛みが残る中で、ヘロヘロ・ヨロヨロになりながら赤ちゃんのお世話を続ける奥さんの姿を見ていると、それはそれは、感謝の気持ちでいっぱいになります。

よく、「産後の恨みは一生続く」と言われますが、そりゃあそうでしょう。

命をかけて出産するわけですから、適切なサポートを受けられないと、ママは崩れ落ちてしまいます。

 

1番の子育て方法は、ママを幸せにすること

子育てにおいて、古今東西、さまざまな教えがあるようですが、ぼくの中でひとつだけ間違いないと感じていることがあります。

それは、良い子育てをしたいなら、ママを幸せにすべきということ。

子供はみんな、ママが大好きです。

ママが笑って楽しく過ごしている姿を見られれば、子供はハッピーです。

幸せなママは、子供に対してもおおらかで優しく接するもの。

ですから、子育てに力を入れたいのであれば、塾や習いごとに精を出すよりも、まずはママを幸せにすることを優先すべき。

幸せなママをもつ子供は、当然ながら無条件の愛情を受けることができ、それによって自信がつき、自分なりの道を一生懸命に歩いていけるようになるでしょう。

その好循環を作り出すきっかけは、子供への直接的な教育やしつけではありません。

幸せなママからはじまると思うのです。

 

【まとめ】産後うつを予防するために、自分にできることはすべてする

里帰りの期間を長くしたこと、1週間の産後休暇をとったこと、そして、家事を自分でやっていること。

奥さんの産後うつを予防するために、こういったことに取り組んできました。

言葉だけを聞いても、大したこととは聞こえないでしょう。

それに、すべてを完璧にこなすこともできません。

しかし、ただでさえ毎日の授乳で大変な思いをしている奥さんが、少しでも育児を楽しんでくれるよう、ぼくも自分にできることをしています。

ママが幸せになることが、子供の幸せへの近道だと信じて。