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【ビジネス英語】何から始めるべきか悩んだら【結論:スピーキング】

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“自分の将来のキャリアを考えた時、ビジネス英語は必須だと思います。でも、話せるようになるためには何から始めるべきか、分かりません。アドバイスをください。”

こういった質問に答えます。

こういった悩みは、本当に多くの方が抱えているものと思います。

本来は、学校での英語教育がしっかりしていれば良いのですが、残念ながらぼくたちは学校教育だけで英語を話せるようにはなりませんでした。

そこで本記事ではビジネス英語を話すためには何から始めるべきかを説明します。

あなたにも必ずできます。

本記事のポイント
・ビジネス英語の学習は、何から始めるべきか【結論:スピーキング】
・ビジネス英語の学習ステップのヒント
・話し相手の見つけ方

ぼくは10年間ほどアメリカに住んでいましたが、最初は駐在員として行ったことがきっかけです。

最初のうちは英語もろくに話せず苦労をしましたが、努力を重ねて今では不自由をしていません。

その間、MBA留学をし、アメリカ現地の企業で唯一の日本人として働いていた経験もあります。

その過程で得たコツを紹介します。

 

ビジネス英語の学習は、何から始めるべきか

英語をほとんど話せないレベルの人が、どういった学習からはじめようかと考えた時、途方に暮れてしまうことと思います。

単語から覚えるべきか?文法を学ぶべきか?聞き流しのリスニングで耳を鍛えるべきか?など。

しかし結論は、スピーキングです。

ビジネス英語の学習は、スピーキングから始めるべき

結論からいうと、話せるようになるには話すしかありませんので、スピーキングからはじめましょう。

あなたがビジネス英語を身につける目的は、話せるようになることであるはずです。

ですから、ボキャブラリーを増やしたり文法を覚えたりすることではなく、スピーキングに集中してください。

何度でも言います。

いくら単語を覚えたところで、英語を話すということをしなければ、いつまでたっても話せるようにはなりません。

ペーパーテストでは高得点を取れても、話せない人が山のようにいることを思い出してください。

カタコトでも間違った文法でも良いですから、今すぐ英語を話しましょう。

スピーキングで話す内容は、自分の仕事に関すること

ただ、いきなり英語でビジネスについて話してくださいと言われても何を話せば良いか分からず、あせってしまうことと思います。

でも心配いりません。

話す内容は、あなた自身の仕事に関することであれば大丈夫だからです。

もっと言ってしまうと、あなたの仕事以外のことは話す必要はありません

なぜなら、「自分の仕事に関すること=ビジネス英語」だからです。

言われてみると当たり前ですが、ぼくもこれに気づくまでに時間がかかりました。

よくある勘違い

よく、単語帳を買ってきて覚えようとしたり、英語フレーズの本を買ってきて練習する人がいます。

ぼくもそうだったので断言できますが、それは非常に効率が悪い勉強方法です。

なぜなら、そこに書いてある内容が、あなたが実際に仕事で使うものと同じとは限らないからです。

ぼくも何十冊と英語参考書を買い込みましたが、その中の一冊にあったフレーズを覚えています。

初対面の人に会って、あいさつをする場面:

Hi, Mr. Smith, nice to meet you.

こんにちは、ミスター・スミスさん、お初にお目にかかります。

Your reputation has preceded you.

あなたのお噂は、かねがね聞こえてきております。

もう毎日のように英語でビジネスをしている今となっては、ツッコミどころが満載のフレーズです。

まず、相手の名前に「Mr. ミスター」とつけて呼ぶことは、ビジネス現場ではほとんどありません。

あまりにも堅っ苦しくて、よそよそしさを感じます。

その上、「あなたのお噂は、・・・」だなんて、そんな歯が浮くようなセリフが使われているのを聞いたことは皆無です。

丁寧さやフォーマルさを強調したい気持ちは分かりますが、あまりにも実ビジネスと違いすぎて、使えません

ぼくが学んだアメリカ英語がカジュアルすぎるという批判はあるかもしれませんが、良くも悪くも「アメリカ英語=グローバル英語」ですから、ぼくは市販の参考書よりも自分の経験の方に自信をもっています。

ましてや、日本語ですら使わないような美辞麗句を英語で使うわけがないでしょうが!と、ツッコミたくなるのです。

ですから、単語帳や参考書を頭から覚えようとすることはやめましょう

自分が実際に仕事で必要となる英語フレーズを探す時だけ、活用するのです。

 

ビジネス英語の学習ステップ

ビジネス英語の学習はスピーキングから始めるべきということはお分かりいただいたと思いますが、より具体的なステップを紹介します。

自己紹介

まずは自己紹介を英語でできるようになりましょう。

学歴を含め、これまでの業務経歴について、英語で説明をします。

そのためにはまず、日本語で箇条書きにして書き出してください。

それぞれ、どのような仕事を担当して、どのような成果を出したのか、など。

日本語の箇条書きが書き出せたら、それを英語に直します。

この時は、インターネットや英語参考書を大いに活用しましょう。

英語文が出来上がりましたら、それを実際に口に出して話す練習をするのです。

自分の仕事について話す

自己紹介に加えて、あなたの現在の仕事の役割や責任、そして目標も、英語で説明できるようになってください。

現在はどういった仕事に責任をもっていて、どのような目標をおいて活動しているのか。

またその中で、相手の方に貢献できることは何で、相手の方と一緒に協業できそうなことは何であるか、など。

これも英語で話せるようになりましょう。

すごくシンプルですが、初対面の人と話す時、自己紹介から現在の仕事内容について英語でスラスラと話せると、「おー、この人は英語ができる!」となります。

業務の全体像さえ伝われば、あとの細かな内容は、カタコトの英語でもどうにかなるものです。

単語帳や学習参考書の活用方法

注意点として繰り返しますが、本屋やインターネットで見つけた英語の参考書を買って、最初からまる覚えしようとすることほど効率の悪い勉強方法はありません。

効率的な勉強方法とは、あなたが実際に普段仕事で携わっていることを整理することから始めることです。

英語にするのは、その後です。

効率的な勉強方法:

・自分が普段、仕事で使っている内容を整理し、リスト化する。

・それらの内容を英語で正しく話すためのフレーズを、参考書やインターネットで検索する。

・完成させた文章を、ひとつずつ言葉に出してひとりごとを繰り返しながら練習する。

・話し相手を見つけて、同じ内容を相手に説明する。

この順番が大切です。

あなたが話したい内容を先に整理し、「これって英語でなんて言うんだろう?」と考えながら英語フレーズを参考書やインターネットで探すのです。

間違っても、先に参考書やインターネットに書いてあるフレーズを練習しないようにしましょう。

日本語ですら、そういった内容の表現を使っていない可能性があるからです。

 

話し相手の見つけ方

自己紹介や担当業務について自分で話せるようになったら、いよいよ話し相手を見つけて実際に英語でコミュニケーションしましょう

オンライン英会話

職場の同僚と英会話の練習をするとか、近所で英語を話す人を見つけて友達になるとか、話し相手を見つける方法はいろいろとありますが、どれも非効率です。

1番手っ取り早いのは、オンライン英会話です。

しかも今の時代は、安い!一回のクラス受講が、たったの200~300円から!

駅前留学では実現できない破格のコスパです。

昔と違っていろいろな会社のサービスが乱立していますが、大手であれば、どこを選んでも大丈夫でしょう。

大事なことは、あなたが話して話して、話しまくること

カタコトだろうが、言葉につまってモジモジしようが、とんでもない間違いをしようが、まったく問題ありません。

それでもまた次のクラスにリベンジの気持ちで参加します。

それを繰り返していると、毎回のクラスでひとつずつ新しいフレーズが身についていきますし、少しずつ英語のリズムが口になじんでいきます。

思い出してください、英語を話せるようになるためには、英語を話す練習を繰り返すしか方法がないのです。

【実話】オンライン英会話の威力

ぼくがまだアメリカで駐在員をしていた10年以上前のこと。

仲良くしていただいていた先輩社員(同じ駐在員)と、英語の勉強方法について、よく相談をしていました。

お互いに勉強中だけれども、仕事は忙しいし、どこから手をつけてよいか分からず、もがいていた日々。

そこでぼくは週末に学校に行く作戦をとりました。

お金と時間を大量に使いながら、無理やり地元の学校に入ることで、ビジネス英語を鍛えようとしたのです。

確かに少しずつは英語に慣れていく自信がついてきたものの、同時に疲れもたまってきた頃、あることに気づきました。

週末学校に通っていないはずの先輩が、何やら最近、スピーキングがなめらかになり、表情から自信ある様子がうかがえるのです。

仕事終わりに食事に誘い、「なんか最近、いきなり英語がうまくなりましたね!どんな特訓をしているのか、教えてくださいよ!」とつめ寄りました。

すると先輩、「いや〜、最近はスカイプでフィリピンの人と話してるねん。しかも安いんやで」と。

もう10年以上前、設立直後の『レアジョブ』のサービスを受けていたのでした。

「英語については、これまでもいろいろと試してきたけれど、やっぱ自分で話さなあかんなあ。」

その先輩の言葉にハッとしました。

ビジネス英語を話せるようになりたければ、自分の口で何度も話す練習を重ねるしかない

 

【まとめ】ビジネス英語の学習は、スピーキングから始めるべき

ビジネス英語の学習は、スピーキングから始めましょう

単語や文法、そしてリスニングなどは、スピーキングを始めたあとで十分です。

むしろ、スピーキングを充実させるために必要な単語や文法をひとつずつ覚えていくイメージです。

英語を話すことこそが、最も効率的なビジネス英語学習方法です。

最初は恥ずかしい思いをしたり、時間がかかったりはしますが、あなたにも必ずできます

完璧を目指さず、最初はできなくて当たり前と考え、少しずつ成長していく過程を楽しみながら学習していきましょう。

 


会社には営業や設計開発などさまざまな部署がありますが、それらを英語で何と言うか、知っていますか?

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アメリカのトップMBAを取得し、卒業後にアメリカ企業本社の幹部候補生として採用されたノウハウを紹介しています。

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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