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キャリア

【キャリアマネジメント】自分のキャリアは自分で決める時代

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こんにちは、てつです。

転職が盛んと言われているアメリカで、彼ら彼女らが何年に一度職場を変えるか知っていますか?

ここ最近のアメリカでは、4年から5年に一度職場を変えて転職をすると言われています。

日本人の感覚からすると非常に短い期間で頻繁に転職をしていると感じるのではないでしょうか。ただ日本でも、これからますます自分で自分のキャリアを作り上げていくことが求められてくると思いますし、それに合わせて転職頻度も増えてくると思います

そしてそれが正しいあるべき姿だとも、僕は思います。

環境は刻々と変わっていく

ある程度働いた経験があると、振り返った時に、ビジネスを取り巻く環境が常に変化し続けてきたことを感じるのではないでしょうか。

ある製品を市場に投入しても、昔であれば4〜5年に1度新製品を出せばよかったようなものが、今では3〜4年もしくは2〜3年のスパンで新製品を出し続けないとお客様に飽きられてしまうなんていうことがあります。

技術やテクノロジーの発展のスピードが著しく、昔は対面での訪問販売が基本的な営業スタイルであったものが、今ではオンライン会議システムを使って営業活動を行っていることも、過去からは想像できなかったようなことです。

最近ではVUCA (ブーカ:Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity) と言う言葉が使われるようにもなりましたけれども、これはまさに私たちのビジネスを取り巻く環境の変化があまりにも早すぎて予測不可能であることを表したものです。

こうやってビジネス環境が早いスピードで変化をしていくと、当然ながらそこで求められるスキルや能力も刻々と変化をしていきます

例えば、昭和の時代はペンと定規を使ってきれいなグラフや表を紙に書き、それをお客様に説明することが1つのスキルであったと思います。今の時代そんなことをしている人は1人もいません。コンピュータのソフトウェアを使ってきれいな図表を作成し、それをお客様に見せながら提案活動を行っています。この時、ペンと定規を使うというスキルを捨てて、新たにコンピューターを使うスキルをみんなが学び直したものです。

今の時代に求められるスキルであれば、プログラミングがそれに当たるかもしれません。この先5年後10年後になってみて、誰しもが当たり前にプログラミングのスキルを使えていなければならない時代になる可能性もあります。

キャリアマネジメントを考える時、環境が変化し続けるという前提のもと、自分の身をどういった環境に置き、どういったスキルを身につけ活用し、そして活躍し続けるかということを考えることが大切になってきます

スキルを磨き続ける

時代が変わりビジネス環境がどんどんと変化をしていて、そこで求められるスキルも変わっていくということを書きました。

これによって僕たち自身も、スキルを磨き続ける必要が出てきます仕事をしながら学習をし続けるといった姿勢が当然ながら求められるわけですが、新しいスキルを身に付けるために転職をするという考え方も出てきて当然です。

同じ会社で働き続けながら、将来必要になりそうなスキルを身に付けるために新しい部署に異動させてもらえる場合はラッキーでしょう。しかし現実はそれほど単純に、自分の要望通りに異動ができるわけでもありません。

すると、転職をしてでも自分が求めるスキルを身に付けられるような職場に自分の身を動かしていくと言う能動的なアプローチが必要になります。また転職だけではなくて、ビジネススクールなどといった学校に学び直しに戻るといったことも、キャリアマネジメントの観点からは非常に有効です。

キャリアマネジメントのためにスキルを磨き続けることが重要であり、そのために必要と考えられれば、さまざまな手段がとられていくことになります。

自分で選択することが大切

アメリカでもその昔は日本と同じように終身雇用で、いちど勤め始めた会社に定年まで勤めあげるということが一般的であった時代もあります。しかし最近は、多くの人たちが積極的に転職を繰り返しながらキャリアマネジメントを行っています

日本でもこれから、転職を始めとしたキャリアマネジメントの考え方がますます普及してくると、僕は考えています。

自分で自分のキャリアをコントロールしていく事は良いことばかりです。能動的に学習を積み重ねていくわけですから、そういう積極的な態度は、雇用主からしても大歓迎です。

いくら会社に長くいてもらっても、一昔前のスキルを使い古し、それでいて新しいスキルを身につけようとしない人材ほど、早く辞めて出ていってほしいと考えられて当然でしょう。

ですから、自分のキャリアを積極的に作り上げていくために転職を選択する人のことは決して止められないですし、そういう人材を惹きつける努力をすることが、会社側にも求められます

僕たち個人としては、自分の軸をもって、転職するかしないかを判断して選択していくことが重要です。たとえ現在の職場に居続けることを選択するにしても、それを自分の意思で選んだ!という納得感を感じながら進んでいきたいものです。

これから転職しようと考えている場合、大いに自信をもって、あなた自身のキャリアマネジメントのために前に進んでいってください

Good luck!

 

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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