【外資系】転職面接で気をつけるべきNGな話題とふるまい【要注意】
“こんど転職の面接を受けるのですが、絶対に失敗したくないので、面接中のNGな話題やふるまいがあれば教えてください。”
いよいよ転職面接の本番ですね。これまでいろいろと準備をしてきたことと思いますが、本番で失敗しないよう、NGな話題やふるまいについても確認しましょう。
万が一、面接中にそういうものにふれてしまうと、どれだけ質問への受け答えがよくても面接官の心象が悪くなり、採用されない確率が高まってしまいますので注意しましょう。
本記事のポイント
・転職面接で気をつけるべきNGな話題【5つ】
・自分では気づきにくいNGなふるまい【3つ】
・期待されている人物像
ぼくは自分自身が求職者として面接を受けたことが何回もありますし、逆に採用面接官として転職面接に立ち会ったことも数え切れないほどあります。
その中で、どうしてもNGな話題やふるまいというものがあり、ぜひシェアさせていただきたいです。
とくに外資系をはじめとした国際感覚に富む企業文化では絶対に許されないものもありますので紹介します。
転職面接で気をつけるべきNGな話題【5つ】
転職面接では一般的に、自己紹介からはじまって、さまざまな質問に回答することを求められます。
あなたが答える内容から面接官は、あなたの経験やスキル、そして企業文化へのフィットを確認しています。
その中で、どうしてもふれない方が良い、NGな話題がありますので紹介します。
宗教
まずひとつ目は、宗教です。
これは基本だと感じていただいたあなたは問題ないですが、宗教は本当に複雑です。
世の中には太古の時代からありとあらゆる宗教が存在し、非常に多くの人たちが特定の宗教を信じています。
それら宗教自体に問題があるわけではないのですが、あまりの信仰心の深さから、時として争いのタネになることもあり、初対面の人とはもちろんのこと、転職面接の場で話題に出すにはふさわしくありません。
政治
つづく二つ目は、政治です。
こちらも宗教と同じような考え方で、争いのタネになりやすいものです。
たとえ面接当日のニュースでホットな政治トピックスがあったとしても、あなたからそれを話題にしてはいけません。
なぜなら、面接官が必ずしもあなたと同じような考え方をもっているとは限らず、もし正反対の考え方をもっている場合、あなたに対する印象は悪くなってしまうでしょう。
また、政治については入社後の職場においてもふれるべき話題ではありません。
人種
三つ目が、人種です。
あなたが日本人であろうが、それ以外の人種であろうが、それはなんの問題でもありません。
仕事で求められるのは経験やスキル、リーダーシップやチームワークといったものであり、人種は業務に関係ありません。
しかしながら、職場にはさまざまなバックグラウンドの人が集まるものであり、そのひとつが人種です。
特定の人種をとりあげて、差別とまではいわずとも、ステレオタイプに押しこめるようなことをすると、一緒に働く人たちの中で不快に感じる人が出てくることがあります。
ですから人種についても話題にしない方が良いでしょう。
性別
四つ目は、性別です。
こちらも人種と似たようなところがありますが、職場はさまざまなバックグラウンドの人が集まって成り立っており、性別もバラバラです。
「女だから」とか「男だから」だなんて発言がNGなのは当たり前で、いわゆるLGBTQ(エルビージーティーキュー)という言葉があるように、性的指向も人それぞれです。
一緒に働く方のことを性別で判断するべきではありませんし、転職面接でそういった話題にふれることもNGです。
年齢
最後五つ目として、年齢があげられます。
これも今の時代は当たり前ですが、年齢は仕事に関係ありません。
もっと言ってしまうと、年齢が若くてもパフォーマンスを上げられる人がいますし、年齢が高くてもパフォーマンスを上げられない人もいます。
仕事の出来不出来は年齢とは関係なく、それよりもスキルや意欲の方がよほど重要です。
ですからあなたが転職面接に臨む際にも年齢でステレオタイプをもつ人だと見られないよう、話題には出さない方が良いでしょう。
自分では気づきにくいNGなふるまい【3つ】
宗教・政治・人種・性別・年齢と、転職面接で気をつけるべきNGな話題について説明しましたが、他にも気をつけるべきNGなふるまいについても紹介します。
言い出したらキリがないものですが、中でも自分では気づきにくいもの3つにしぼって説明します。
面接官の目を見て話していない
自分では気づきにくいNGなふるまいのひとつ目は、面接官の目を見て話していないことです。
転職面接は、コミュニケーションの場であり、対話の場です。
あなたが面接官から評価される機会ではあるものの、あなたも面接官を通じてその会社のことをしっかり評価しなければいけず、立場は対等です。
その点、あなたが面接官からの質問に対して受け答えをする際に、自信をもって堂々と、面接官の目を見て話すことが重要です。
これができていないと面接官としては、「この候補者は相手の目を見て話すことができないくらい、自分に自信をもてていない。もしくは、何か隠していることがあるかもしれない。」と不安に感じてしまいます。
ですから、転職面接では面接官の目をしっかり見て話すようにしましょう。
話が長すぎる
つづく2つ目のNGなふるまいは、話が長すぎるというものです。
転職面接では、面接官からの質問に対してあなたが答えることでほとんどの時間が費やされます。
その中で、面接官としてはあなたのいろいろな側面について理解を深めようと、多くの質問を準備してきます。
それに対して、もしあなたの話が長すぎて、面接官が準備した質問の一部しか聞いてもらえなかったとすると、せっかくの機会が台無しです。
また、あなたの話が一方的に長すぎるということは、あなたに対話をする能力が欠けていることの現れでもあり、非常に大きなマイナスポイントとなります。
ひとつの基準として、あなたの回答が一回あたり3分を超えることは決してないようにしてください。
一度自分が3分間にわたって話し続ける音声をスマホで録音して聞いてみると良いでしょう。その長さにうんざりすること、間違いありません。
自信がなさそうなボディーランゲージ
NGなふるまいの3つ目は、自信がなさそうなボディランゲージです。
ソワソワしていたり、手元で指を遊ばせていたりすると、自信がなさそうに見えます。
また外資系などグローバルな仕事が求められるところでは、握手であいさつをすることも多いでしょう。
その時、あなたの握手が弱々しく自信を感じられないものですと、それも面接官にとっては不安要素となってしまいます。
メラビアンの法則というものを聞いたことがあるかもしれませんが、私たちが誰かを信用するかどうか判断する際に、話している内容よりも、その人のボディーランゲージの方が多くの影響を与えるということが分かっています。
ぜひあなたも自信をもったボディーランゲージをとれるよう、意識してください。
期待されている人物像
このように本記事では転職面接でNGな話題とふるまいについて説明しましたが、これらを逆にしたものが期待されている人物像とも言えます。
NGな話題にはふれず、自信をもって相手とコミュニケーションをとれる人こそ、活躍できる人材であると見られることがほとんどでしょう。
グローバルに活躍できる資質
本記事であげたNG話題は、グローバルビジネスでこそ絶対に口に出してはいけないものです。
私たちの生活やビジネスがグローバル化して久しいですが、とくに海外の方と仕事をする際、宗教や政治、そして人種に性別、年齢といったものを口に出してはいけません。
ポリティカルコレクトネス(ポリコレ)だなんてよばれたりもしますが、グローバルコミュニケーションにおける作法を分かっていることが、グローバルビジネスで活躍できる資質のひとつであるといえます。
その際に自信があるふるまいをすることの大切さも、言うまでもありません。
今の時代、日本国内だけで完結できるようなビジネスが少なくなってきている中、こういった資質をもっている人物がどの業界でも求められています。
ダイバーシティへの理解
グローバルに活躍できる資質に加えて、ダイバーシティへの理解も重要です。
昭和の時代の日本のように、男性優位で年功序列がまかり通っていたような会社に未来はありません。
なぜなら、ダイバーシティをもった会社や組織でなければ新しいアイディアやイノベーションが生まれてこないからです。
異なる考えやバックグラウンドが寄り集まってこそ、新しい気づきが生まれ、そこに活気ももたらされます。
【まとめ】転職面接で気をつけるべきNGな話題とふるまい
本記事では転職面接で気をつけるべきNGな話題とふるまいについて解説しました。
裏をかえせばそれらはグローバルでダイバーシティに飛んだ会社や組織が目指す文化とは真逆のものです。
これからますます発展していこうという会社で活躍することを目指すあなたにとってはとくに驚くべきことではないでしょうし、むしろそういった面から会社をリードできることをアピールできれば、面接官からの印象は非常に良くなるはずです。
ぜひ、自信をもって面接に臨んでくださいね!
Good luck!
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