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外国人を英語接待する時に覚えておきたいこと3点【外資系ノウハウ】

“こんど、外国人の方を英語で接待をすることになりました。英語で接待するなんてはじめてですが、気をつけるべきポイントなどがあれば教えてください。”

このような疑問に答えます。

日本人同士の接待でも気をつかって大変ですが、外国人の方を英語で接待するとなると、もっと気を使いますよね。

ただ、相手が日本人であろうが外国人であろうが、接待で大切なポイントは、ゲストに心地よい時間を提供してあげることです。

それが英語であっても、ちょっとしたコツをおさえておけば、失敗することはありません。

 

本記事のポイント

・外国人ゲストを英語で接待に誘う方法

・接待場所を選ぶポイント

・接待中に英語で会話を盛り上げるヒント

 

ぼくは現在、外資系企業で経営にたずさわっており、来日する外国人の方を、よく英語で接待しています。

過去にはアメリカに10年住み、ヨーロッパやアジアといった海外諸国も飛び回り、世界各地のビジネスパートナーたちと何回も会食を重ねてきました。

それぞれお国柄は出るものの、相手のことを思いやるという意味では、大切なことは同じです。

本記事では、ぼくがこれまでに学んだ英語接待のポイントについて紹介します。

 

外国人ゲストを英語で接待に誘う方法

まず最初に、外国人のゲストを英語で接待に誘う方法から確認しましょう。

ゲストが同じ会社で働く相手であれ、取引先であれ、大きく変わることはありません。

接待に誘う際の英語の言い回し

英語ではストレートに伝えることが重要ですから、接待に誘う時にも「夕飯にお誘いしたいのですが、いかがですか?」とハッキリ伝えましょう。

Would you like to have dinner together?

夕飯を一緒にいかがですか?

より丁寧でフォーマルな言い方もありますが、あれこれ悩むよりも、ストレートに誘った方が伝わりやすいでしょう。

この文章の後に、「with me (私と一緒に)」や「with us (私たちと一緒に)」、「after the meeting (会議の後に)」などとつけ加えててアレンジすることも可能です。

どのような言い方をするにせよ、ハッキリ伝えて誘うことがポイントです。

食べられないものがあるか確認する

誘うタイミングは、できるだけ早い方が良いです。

当日であれば午前中やお昼、できれば前日までに確認できればベストです。

なぜなら、ゲストの方の口に合うものが何か、確認をしなければいけないからです。

一番気をつけなければいけないのが、その人の食べられないものについてです。

人によってはアレルギーをもっている場合があれば、宗教上の理由で食べられないものがあるなんてこともめずらしくありません。

「アレルギーはありますか?」とか「宗教上の理由で食べられないものはありますか?」だなんてひとつずつ聞くのは大変なので、一番簡単な聞き方がこちら。

Do you have any allergies or restrictions?

何かアレルギーや(食事に関する)制限はありますか?

この一文だけで、相手に伝わります。

すると、「自分は生モノが苦手。」だとか「肉が食べられない。」だとか答えてくれます。

今の時代、ベジタリアンの方や、グルテンフリーを求める方などさまざまですので、しっかりと聞いてあげましょう。

日本で食べてみたいものがあるか聞く

次に聞いてあげるべきことは、日本で食べてみたいものがあるかどうか?です。

Do you have any food that you would like to try in Japan?

日本で食べてみたいものはありますか?

このように聞くと、「和牛の牛肉ステーキを食べてみたい。」とか「日本の本場のお寿司を食べてみたい。」などとリクエストをくれます。

そうやって聞き出せたポイントをベースにお店を選びますが、「あなたのおすすめをお願いします。」と言われることがあります。

それでも相手の口に合うものを慎重に選ぶことが大切です。

接待場所を選ぶポイント

ゲストの方の食事制限や食べたいものを聞き出せたら、接待場所のお店を選びましょう。

ここでもちょっとしたポイントがありますので、紹介します。

相手の滞在ホテルから近いところでお店を探す

まず、お店はゲストの方の滞在ホテルから近いところで探しましょう。

これにはいろいろな理由があります。

まず、ゲストは時差で疲れていますので、少しでも身体に負担をかけないよう、短い移動距離にしてあげること。

次に、食事のあとはホテルまで送っていくと相手が喜びますので、食事場所とホテルが近いと、あなたにとっても楽ができること。

さらに、歩いていけるような距離だと、簡単な街歩きも楽しめること。

こういったメリットが挙げられます。

相手が普段食べているものを考慮する

ここでようやくお店を選ぶステップに進みますが、ゲストの方が食べたいものを伝えてくれている場合は、シンプルにその料理を出してくれるお店を選びます。

食べられないものがある場合も、先にお店に伝えましょう。

その際、どうしても日本人の日本食に対する感覚と、外国人の方が日本食にもつ感覚とが大きく違っていることを忘れないようにしましょう。

たとえば、ゲストの方が「お寿司を食べたい。」と言った時、相当の食通でない限り、その方が想像しているのは、グローバルフードである「Sushi」の可能性があり、カリフォルニアロールのような巻き寿司のことをイメージしているかもしれません。

あなたが想像している赤身や白身の握り寿司とは少し異なりますので、その人が普段食べているものをよく考慮しましょう。

どれほど高品質で美味しいお寿司だったとしても、ゲストの方の想像と違うと、満足してもらえず残されてしまう結果になります。(生魚を好んで食べる人は多くないです。)

日本らしい食事を出してあげたい気持ちはあっても、グッとこらえて、その方の口に合うようなものを選んであげることがポイントです。

料理選びに悩んだときのおすすめ

ぼくが料理選びに悩んだときは、串揚げお好み焼きを選ぶようにしています。

熱々の串揚げや、ホカホカに焼き上がったお好み焼きをほおばるとき、どんな人でも笑顔になります。

どちらも甘辛いソースの味ですので、それを嫌いな人はあまりいません。

人によっては、ソースだけを買って帰りたいと言い出すことまであります。

串揚げもお好み焼きも、野菜やシーフードだけを揚げたり具材にしたりすることが可能ですので、ベジタリアン対応特定の肉を食べられない宗教対応もバッチリです。

「せっかくの接待なのに高級感が出ないけど大丈夫かな?」と心配するかもしれませんが、食事が美味しくて気分が上がれば、何の問題もありません

お酒好きの人には、ビールとの相性も最高です。

串揚げは「Deep-fried skewers」、お好み焼きは「Japanese pancake」で、英語での説明も簡単です!

お座敷よりもテーブルと椅子を選ぶ

予約する時には、お座敷ではなく、テーブルと椅子であることを確認しましょう。

靴を脱ぐのは日本特有の文化ですので、靴を脱がなくても良い方が、ゲストにとって快適です。

日中、一生懸命に仕事としていると、靴の中が汗で蒸れてしまっていることがあります。

そのような中で靴を脱いで異臭がしたらどうしようと悩む人もいますので、そういった心配をさせないよう、靴を脱がなくて良いお店を選びましょう。

個室を予約する

また、可能であれば個室を予約しましょう。

せっかくの接待ですから、美味しい料理を食べながら、話に花を咲かせたいもの。

落ち着いて話をするには個室が最適です。

隣のお客さんのことを気にする必要はないですし、どこからかタバコの嫌な臭いが漂ってくるなんてことも避けることができます。

もし仮に個室を予約できなかったとしても、禁煙であることだけは確認しておきましょう。

レストラン内が禁煙であることは、世界の常識ですので、隣のお客さんがタバコを吸い始めると、あなたのゲストは驚き、あからさまに嫌な顔をするでしょう。

接待中に英語で会話を盛り上げるヒント

お店選びが順調に進み、いよいよ接待本番という時、緊張する必要はありません。

美味しい食事に美味しい飲み物を、ゲストと一緒に思う存分に楽しみましょう。

あなたがリラックスして楽しむことができてはじめて、あなたのゲストも同じように楽しんでくれるはずです。

その上で、接待中に英語で会話を盛り上げるヒントを紹介します。

接待の始まりから終わりまでをイメージする

まず、だいたい2時間前後の食事の時間を、どのように過ごしてもらうかをイメージしましょう。

ぼくであれば、最初は共通の仕事の話から入り、少しずつ相手のプライベートの話題を引き出しつつ、最後はお互いにリラックスした状態で終われることを目標とします。

今回の出張の成果について尋ねる

最初の共通の仕事の話題として、今回の出張の成果について聞きましょう。

How is your business trip so far?

今回の出張はいかがですか?

このように聞けば、「良い成果が出ているよ!」とか「やっぱりフェイストゥーフェイスでディスカッションできることはいいね!」などと答えてくれます。

相手の回答内容に合わせて、少し仕事の話を深堀りしつつ、食事を囲みながら話す雰囲気を作っていきます。

ゲストの仕事のキャリア経歴について尋ねる

しばらく仕事の話をしたら、徐々にプライベートな内容に移っていく段取りをします。

その際に便利な質問が、相手の方のこれまでのキャリア経歴について聞いてあげることです。

自分のキャリア経歴を聞かれてうれしくない人はいませんので、相手に興味があることを示しながら聞いてあげましょう。

By the way, when did you start working for XX company?

ところで、あなたがXX会社で働き始めたのはいつからですか?

他にも、相手の仕事のことについていろいろと聞いてあげましょう。

What did you do before you joined XX company?

あなたがXX会社に入社する前は、どんな仕事をしていたのですか?

What do you think about YY?

YYについて、どう思いますか?(相手の方の業界トレンドについてなど)

ゲストのプライベートについて尋ねる

相手が自分の仕事のことを話してくれるようになったら、続けてプライベートのことも聞いてみましょう。

What do you do in your free time?

時間がある時、どのように過ごしていますか?

これはつまり、趣味や休日の過ごし方について聞く質問です。

その人の趣味や意外な一面を知れるチャンスですので、楽しく会話をふくらませしょう。

ゲストの家族について尋ねる

趣味や休日の過ごし方に加えて、家族のことについて聞くこともアリです。

政治や宗教の話題がタブーであることはあなたも知っているでしょうが、家族についてはそこまで心配しなくて良いでしょう。

ただ、センシティブな内容であることは確かですので、「結婚していますか?」などと、失礼になりかねない質問をいきなりすることは控えましょう。

 How often do you speak with your family, while you are in Japan?

日本滞在中は、どれくらいの頻度で家族と話していますか?

このように聞けば、結婚しているかどうかや子供がいるかなど、間接的に聞き出すことができます。

たいていの人は自分の家族について喜んで話してくれますので、相手が楽しそうに話してくれているようでしたら、続けていろいろと聞いてあげましょう。

日本滞在中にお土産として買いたいものがあるか尋ねる

便利な質問として、日本滞在中にお土産として買いたいものがあるかどうかも聞いてあげましょう。

Do you have anything you would like to buy in Japan?

日本で買いたいものはありますか?

家族へのお土産を買って帰る人は多いですし、自分への来日記念品を買いたいと考えている人もいます。

食事の後に買い物に連れていってあげると、さらにゲストの方との距離が近くなりますよ!

 

【まとめ】外国人を英語接待する時に覚えておきたいこと3点

外国人を英語で接待する時のポイントとして、3点を紹介させていただきました。

外国人ゲストを英語で接待に誘う方法、接待場所を選ぶポイント、そして、接待中に英語で会話を盛り上げるヒントについてです。

英語を不安に感じるよりも、まずはあなた自身が楽しみ、そして相手の方も楽しめるように心配りをしてあげましょう。

実りある会食になりますように!