外資系企業に採用される英語勉強法【まずは面接対策から始めるべき】
“外資系企業で働きたいけれど、英語力に自信がありません。いったい、どんな勉強をすれば良いの?調べても色々とありすぎて、どこから手をつければ良いか分かりません。”
このような疑問に答えます。
外資系企業で活躍するには英語力が求められます。
もちろん、入社してから英語力を鍛えるということでも問題ないのですが、そもそも何を勉強したら良いか、悩むところと思います。
それに対して、ぼくは、「まずは英語面接対策から始めるべき」と考えており、本記事では英語面接対策の勉強方法とそのポイントを紹介します。
面接を通らないことには何も始まらないので、まずはここから始めましょう。
本記事のポイント
外資系の英語面接対策と勉強方法
・自己紹介
・過去の業務成果
・なぜ、この業界?
・なぜ、この会社?
・なぜ、この職種?
・なぜ、あなたか?
ぼくも新卒当時は日系企業で働いていましたが、今は外資系で経営にたずさわって働いています。
採用にたずさわることも多く、これらは必ず確認するポイントです。
どこの会社を受けても聞かれることですから、これを英語で回答できるよう勉強しておけば、あなたの成功確率は確実に高まります。
外資系企業で活躍するための英語勉強方法で悩んだ時は、まず英語面接を突破することを念頭に取り組むことが効率的です。
外資系企業に採用される英語勉強法は、面接対策から始めよう
「英語の勉強は何から始めよう?」と調べると、参考書やらリスニングやら、実に多くのやり方がおすすめされていて、迷ってしまいます。
たしかに英語の実力を上げるには、それらすべてに取り組んだら良いのでしょうが、忙しいあなたにおすすめしたいのは、「面接で求められる英語の勉強」から始めることです。
面接さえ突破できれば、あとは自分のペースで勉強をしていけば良いのですし、逆に言えば、面接を突破できなければ、他に何をやっても意味がありません。
どこの会社の面接でも高頻度で聞かれる質問6選を用意しましたので、ひとつずつ取り組んでいきましょう!
【質問1】自己紹介
最初はやはり、自己紹介です。
これまでのキャリアの経緯やバックグラウンドを聞かれますので、スムーズな第一印象を与えられるようにしっかりと準備しましょう。
聞かれ方はさまざまですが、すべてあなたの自己紹介を求めています。
Please introduce yourself. (プリーズ イントロデュース ユアセルフ)
自己紹介をお願いします。
Please tell me about yourself. (プリーズ テル ミー アバウト ユアセルフ)
あなたのことを教えてください。
Please walk me through your resume. (プリーズ ウォーク ミー スルー ユア レジュメ)
レジュメ(履歴書)に沿って、あなたのことを教えてください。
ここでは、あなたのキャリアの経歴に沿って、これまでどのような仕事に取り組んだかを説明しましょう。
【質問2】過去の業務成果
次に面接官が聞きたくなることは、あなたの過去の業務成果についてです。
なぜなら、「この候補者は、しっかりと成果を上げられる人なのか?」ということが気になるからです。
こちらも聞かれ方はさまざまですが、あなたが胸を張って説明できる成果を回答しましょう。
Please tell me about your biggest achievement? (プリーズ テル ミー アバウト ユア ビッゲスト アチーブメント)
あなたのこれまでの最大の成果について教えてください。
What is your greatest accomplishment? (ワット イズ ユア グレイテスト アコンプリッシュメント)
あなたの過去の最大の成果はなんですか?
What is your proudest achievement? (ワット イズ ユア プラウデスト アチーブメント)
あなたが最も誇れる過去の成果はなんですか?
【質問3】なぜ、この業界?
3つ目は、なぜあなたが、その業界を目指すかについて答えられるようにします。
ここからは、英語力だけではなく、あなたの志望熱意やロジックも見られてきますから、しっかりと準備をしましょう。
Why would you like to work for this industry? (ワイ ウジュー ライク トゥー ワーク フォー ディス インダストリー)
あなたはなぜ、この業界で働きたいのですか?
What is the reason you want to work for this industry? (ワット イズ ザ リーズン ユー ウォントゥー ワーク フォー ディス インダストリー)
あなたがこの業界で働きたいと考える理由はなんですか?
「業界に将来性がある。」とか、「社会インフラを支えるビジネスだ。」など、話す内容は、あなたが普段考えていることで大丈夫です。
【質問4】なぜ、この会社?
業界に続いて、なぜその会社で働きたいかも答えられるように準備しましょう。
Why would you like to work for this company? (ワイ ウジュー ライク トゥー ワーク フォー ディス カンパニー)
あなたはなぜ、この会社で働きたいのですか?
What is the reason you want to work for this company? (ワット イズ ザ リーズン ユー ウォントゥー ワーク フォー ディス カンパニー)
あなたがこの会社で働きたいと考える理由はなんですか?
面接官としては、数ある会社の中から、なぜ、競合他社ではなく、ウチの会社を志望してくれているのか?という点を聞きたいものです。
こちらもあなたなりの回答を用意してください。
【質問5】なぜ、この職種?
さらに、なぜその職種を志望しているかについても、回答を準備します。
この点については、あなたの過去のキャリア経歴に絡めて聞かれてくることがあるでしょう。
聞かれ方が複雑になりますが、あわてずに、あなたの考えを説明すれば通じますので安心してください。
Why are you interested in this role? (ワイ アー ユー インテレスティッド イン ディス ロール)
あなたはなぜ、この職種に興味をもっているのですか?
Why did you choose to apply for this position? (ワイ ディジュー チューズ トゥー アプライ フォー ディス ポジション)
あなたはなぜ、このポジションに応募しようと考えたのですか?
「これまでの経験を活かしたい。」というものでも、「新しい職種に挑戦したい。」というものでも、どちらでも大丈夫ですので、熱意とロジックを表現できるようにしましょう。
【質問6】なぜ、あなたか?
最後に、その会社にとってのメリットとして、なぜ多くの候補者たちの中から、あなたを選ぶべきか?を聞かれることがありますので、準備をしましょう。
Why should we hire you? (ワイ シュドゥ ウィー ハイアー ユー)
なぜ私たちは、あなたを採用すべきでしょうか?
How would you like to contribute for our company? (ハウ ウジュー ライク トゥー コントリビュート フォー アワ カンパニー)
あなたはどうやって、会社に貢献しようと考えていますか?
ここでは、あなたのスキルや経験、そしてあなたらしい強みをアピールするところです。
遠慮せず、思う存分にぶつけましょう。
英語面接の練習方法
このように、高い頻度で聞かれる6つの質問のひとつひとつに対する回答例を作り上げることが最初のステップ。
それができたら次に、実際に声に出して練習をします。
回答時間は2~3分以内が目安
ひとつの質問に対する回答は、2~3分以内を目安としましょう。
一度自分でタイマーで測ってみればすぐに分かることですが、3分を超えてくると、聞いている方は飽きて辛くなってきます。
要点を簡潔にまとめることができないと見なされ、評価が悪くなりますので、回答が長くなりすぎないように気をつけてください。
【練習方法1】壁に向かって話しかける
それぞれの想定質問に対する回答を作ったら、一人でぶつぶつと話す練習をします。
壁に向かって話すもよし、空中に向かって話すもよし、です。
ようするに、ひとり言でかまいませんから、口が慣れてくるまで、何回も何回も話す練習をすることが重要だということです。
「何回くらい練習すれば良いの?」と疑問をもつ方がいると思いますが、イメージは「数十回」というレベルです。
10回程度では足りません。
練習をすればするほど自信がついてきますので、やりましょう。
【練習方法2】自分をビデオで撮影しながら改善する
壁に向かった練習をしたら、次は自分をビデオに撮影してチェックしてみましょう。
これは1回撮影して、それを確認して改善し、さらにもう1〜2回ほど改善すれば、コツをつかめるはずです。
自分が英語でしゃべっている姿を見ることは恥ずかしいですが、自分が改善すべきポイントを客観的に見ることができますので、やってみてください。
スマホやパソコンの自撮りで十分ですので、わざわざ新しくビデオカメラなどを買う必要はありません。
【練習方法3】オンライン英会話を使って練習する
最後は、実際に面接の模擬練習をすることです。
家族や友達に頼めたら良いのですが、なかなか都合を合わせられないという方は、オンライン英会話を活用しましょう。
一回あたり数百円程度のコストですから、安いものです。
何回も行う必要はなく、自分で壁に向かって何十回と練習をし、自撮りのビデオ撮影確認もして自信がついてから、最後の仕上げとして模擬練習を行います。
先生の方に、「この6つの質問を自分に聞いて欲しい。」とお願いをすれば、その通りに聞いてくれます。
あとはそのひとつずつに対して回答を行い、「どうだった?」と先生にフィードバックももらいましょう。
まとめ:外資系企業に採用される英語の勉強は、面接対策から始めるべき
「外資系企業に興味があるけれど、何から勉強を始めたら良いか分からない!」という方は、英語面接対策から始めてください。
リスニングやスピーキングなど、英語の勉強には、やらなければならないことは山ほどあります。
しかしながら、まずは英語面接を突破しなければ何も始まらないということが重要なポイントです。
英語面接対策として、ひとりでブツブツと練習をしているだけでも、あなたのスピーキング力は上がっていますので、まずはここから取り組んでください。