『リーン・イン』本レビュー【ジェンダーギャップを見直すきっかけに】
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オンボードキャリア
本記事は、ぼくが過去にマーケティングに携わっていた際の、勉強のためのブックレビューです。
タイトル:Fundamentals of Business to Business Sales and Marketing
著者:John M. Coe
この著者は、化学会社で法人営業としてキャリアをスタートし、職場は変われどその後も一貫して営業とマーケティングの分野でキャリアを築いています。
現代の流行となっている、テクノロジーを駆使したマーケティングオートメーションがやっていることについて触れています。
2016年(当時)に読んでも、特に真新しい内容はありませんでしたが、出版が2003年であったことを考えると、深い経験に基づいてよく考えられたものです。
また、「ソフトウェアを使ったCRM (Customer Relationship Management) というデジタルツールが流行っているようだが、どんなに高度な機能がついていようと、使い方が複雑で、どこの会社でも、ソフトウェアを購入したはいいが、使いこなせない、という失敗事例が多く出ている。」と書いている点が印象的でした。
マーケティングツールのみならず、ビジネス全般において、シンプル・イズ・ザベストを忘れてはいけないなと改めて感じました。
古い本なので、特に購入を勧めるものではありませんが、長年にわたって、現場で実践・経験を積んできた人だからこその、言葉の重みを感じるような本でした。
なお、B2Bマーケティングといっても、営業活動に直結するような顧客とのコミュニケーションに焦点が置かれており、製品開発や市場・競合分析、プライシングなどについては一切書かれていません。