仕事のスピードを楽に上げるためのヒント【空港で見つけたこと】
日本に帰国すると、うれしく感じることがたくさんあります。食べ物のクオリティもそう、清潔さもそう。
でも、ぼくがいつも日本に着いて最初にうれしくなることは、空港を出る前に起こります。
それは、バッゲージクレームと呼ばれる、預け荷物の受け取り場所においてです。(コンベヤでグルグル回って出てくるところのこと)
本記事のポイント
「余裕を作る」こと
仕事のスピードを楽に上げるためのヒント【空港で見つけたこと】
日本の空港のバッゲージクレームは余裕があり、スピードが早い。
冒頭の写真を見て、気づきましたか?
日本の空港では、みんな、バッゲージクレームの前に、しっかりと間をおいて、立ち並びます。
これによって、自分の荷物が来ているかどうかが、よく見えます。
そして、自分の荷物を取り上げる際、スペースがありますので、周りの人に当ててしまうこともありません。
つまり、余裕・スペースがあることによって、非常にスムーズに事が運び、スピードが上がるのです。
海外の空港のバッゲージクレームは大混雑
しかし、これまでアメリカもアジアもヨーロッパも、多くの国の空港に行きましたが、このような余裕をとる文化があるのは、日本だけです。
海外の空港ではどのような状況かというと、まず、みんなが我先にと、最前列に陣取ります。
これによって、何が起きるか?
自分の荷物が出てきているのかどうか、見えません!
ですから、自分の荷物を取り上げるとき、周りの人たちに、「ちょっとどいてください!」と声をかけないといけません。
その上、ぶつかったり、ぶつけられたりします。
そのようにバタバタしながら、一苦労をするわけです。
当然ながら、スピードが著しく下がります。
「もしかしたら、最初に自分が目の前にスペースをとって立っていれば、後から来た他の人も同じようにするのではないか?」と、淡い期待を抱いて試してみたことがあります。
その結果はどう出会ったかというと、残念なものでした。
ぼくのすぐ目の前に、次々と他の人が立ち並んで行き、目の前は他人の背中と肩しか見えなくなりました。。
スピードを上げるポイントは「余裕を作る」こと
ぼくは、日本の空港の、預け荷物の受け取り場所における文化が好きです。
マナーという面だけでなく、とても効率が良く、スピードが上がるからです。
そしてこれは、仕事など、他の領域にも活用できます。
いわゆる仕事が出来る人は、スケジュールにも表情にも、余裕があります。
無理にカレンダーを埋めてしまうようなことはしません。それによって、緊急事態に対応できるだけでなく、普段から、緊急ではないけれども重要なことに取り組めているのです。
そもそも、スケジュールがパンパンに埋まっている人で、「デキる」人には出会ったことがありません。
「デキる」から余裕が生まれるというよりも、意図的に余裕をもつことで「デキる」ようになれる。
スピードを上げるヒントは、「余裕を作る」ことにもありそうです。