【食べ放題】「ビュッフェ (Buffet)」は英語で「バフェィ」と発音
その昔、アメリカに来て間もないころ、大都市からは遠くはなれ、トウモロコシ畑に囲まれたような場所で働いていました。
自然がとても豊かで気持ちの良いところだったのですが、問題は食事。
アメリカンな食事も好きなのですが、そればかりが毎日続くと、さすがにきついものがあります。
ましてや、まともな日本食レストランなんて、近所には一軒もありません。
「なんちゃってジャパニーズ・レストラン」はありました。
「オレンジマーマレード・チキン」や「ストロベリー・スシ」をメニューに見つけた時にはたまげましたが、その話はまたこんど。
【食べ放題】アメリカでは「ビュッフェ (Buffet)」ではなく「バフェィ」と発音
そんな中、よくお世話になっていたのが、チャイニーズ・バフェでした。
バフェは、Buffetと書きまして、日本のビュッフェ、バイキングのことです。
「All you can eat」とも呼ばれていまして、ようするに、食べ放題のことですね。
発音は「バフェィ」で、アクセントは、「フェ」につきます。
お得で使い勝手は良いが、、
価格は良心的で、だいたい、10ドル前後。日本円で1000円ちょっと。
アメリカ全国どこに行っても、必ず見つかります。
どのお店に入っても、不思議と必ず同じ品揃えで、同じ味です。
他のオプションといえば、マクドナルドやKFCといったファーストフード・チェーンしかないような場所だったので、来る日も来る日も、そのチャイニーズ・バフェに通っていました。
すると、ある時を境に、もうどうしても、二度と食べたくない!という境地に達しました。
考えただけで胸焼けがするのです。
久しぶりに再訪
時は流れ、久しぶりに、チャイニーズ・バフェに足を向けることに。
当時通っていたお店とは違うところなのに、変わらぬ品揃え、変わらぬ味。決してチェーンではないのに。不思議です。
気になっているのは、ぼくだけではないようです。
「Why Chinese buffet tastes the same?」なんてググると、「チャイニーズ・レストラン業界での競争が激しくて、お互いに”良い味”をコピーし合ってたら似てきたのでは?」とか「どこのお店も、あの同じ赤いソースを使っている」とか、いろいろと飛び交っていますが、答えは闇の中。
多くのアメリカ人がチャイニーズ・フード(中華料理)と聞くと、チャイニーズ・バフェを連想します。
財布に優しく、お腹がいっぱいになります。
店構えがアジア系で、看板に「Buffet」と出ていたら、間違いありません。
一度はお試しアレ。
食べながら、もうしばらく来ないだろうなあ、と思ったので、しばしの別れを偲んで、第3ラウンド。
おなかがはち切れそう。
渡米当時のことを思い出しつつ、陰に陽に、自分をささえてくださったみなさんに、感謝の気持ちも湧き上がってきました。