キャリア

【アメリカの事例】ビジネスアスリートに求められる体力づくり

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こんにちは、てつです。

僕も40歳になり、身体がたるんできたり、肩が痛くなってきたりと、「これが老化かぁ〜」と感じることが出てきました。

25歳が体力のピークだとか、30歳を過ぎたら体力の衰えを感じ始めるなど昔から聞かされていたものの、当時はほとんど理解できませんでした。

このように身体の変化を感じる日々ですが、それにも増して感じること、それは、体力があった方がビジネスに成功しやすいし、ビジネスアスリートには体力づくりが必要であるということです。

ビジネスには体力が必要

ビジネスをしていく上では体力が絶対的に必要です

朝から晩まで続く会議に参加するには強いエネルギーが必要になります。お客様や社内の打ち合わせで出張に行く時も、体力がなければ日本各地や世界を飛び回ることができません。また短期間で仕上げなければならない資料作りなど、ここぞという時に求められるのも、まさに体力です。

体力が無いと、こんをつめてやるような重要な仕事はなかなかできないでしょう。何か大事なことをやろうとするとそこでは必ずエネルギーが必要です。「よし、いっちょやるか!」というあれです。

体力がないと、必要な業務を継続することができません。なぜならすぐに疲れてしまって、休みたい衝動に駆られてしまうからです。

年齢を重ねるほど、体力づくりが必要になる

働き始めて最初の20代から30代前半位までに必要になる体力とは、必要とあれば翌朝までに資料作りきれるといった、睡眠不足をものともしないような文字通りの体力のことです。

30代後半に入ってマネジメントのポジションにつき、部下を持つようになると、今度は違った体力が必要になってきます

それは、ビジネスの長期的な発展や部下の育成を念頭におきつつ、今目の前にある課題を解決し、そして長期計画も立てて実行していくなど、我慢強さと思考の体力が必要になってくるのです。

思考ということは、体力を使わず、頭だけ働かせれば良いのでは?と言う疑問が出てくるかもしれません。しかし実は、体力がないと頭も働かないのです。

寝不足などで疲れているときは頭がよく働かないので、正しい判断ができなくなります。また、しっかり長期的な課題に向き合って戦略や計画を考えるといったことも、すぐに疲れてしまって、音を上げることになるでしょう

20代から30代前半までは、意識せずとも若さによる体力に頼ることができますが、30代後半からは意識的に体力づくりをしていかなければ立ち行かなくなります

アメリカ人エリートたちの体力づくり

僕がアメリカで働いている時に出会ったアメリカ人エリートたちも、体力づくりに余念がありませんでした。2人の事例を紹介します。

まずは1人目。同じビジネスで一緒に働いていて、北中南米エリアの統括リーダーであったDさんは、いつもお昼休みに職場近くのジムに通って一汗流していました

「お昼休みにジムに行って体を動かすなんて、午後眠くなってしまわないの?」と聞いたこともありましたが、「いやいや体を動かすことによって、逆に身体の中からエネルギーが満ち溢れてくることを感じるんだよ。これによって午後も集中できて良い決断ができるしね!」と教えてくれました。

それを聞いた僕の他の同僚も、「じゃぁ自分も一緒に行きたい!」と言ってジムに入会して同じように昼休みに汗を流すようになりました。

もう1人は、そのビジネスの社長であったJさん。40代半ばと若くして社長のポストに着いた彼は、いつもエネルギーに満ち溢れていました

彼がオフィスの中を歩くとその気配を感じられて、近くにいるんじゃないかと感じる位にいつもみんなを惹きつけるものがあったのです。

そのJさんにある時、「てつ、次の水曜日、仕事が終わった後に一緒に走りに行かないか?」と誘われました。

僕も運動することが嫌いではないので、もちろんオーケー。その日が来て定時近くになると、彼が僕のデスクのところにやってきました。

「おい、てつ、そろそろ仕事を上がる準備ができてるか?」「オッケー、できてるよ!」

そして一緒に彼の車で目的地へと向かい、そこで地元のランニングクラブの面々に混じって10キロ程度を一緒に走りました

走りながらいろんなことを話しましたが、彼は忙しい仕事の合間をぬって頻繁に走るようにしているそうです。

走っている間は何も考えなくてもいいし、頭の中がすっきりする。そして、エネルギーを体の中に感じることができるよ!」と、うれしそうに話してくれました。

また海外出張も非常に多く、年がら年中、全世界の拠点を飛び回る生活をしていたのですが、必ずランニングシューズは持っていくということを教えてくれました。

どこのホテルに滞在しようと必ず備え付けのジムに行っては、トレッドミルに上がってランニングをしているということでした。これによって出張中の疲れを解消し、時差を克服することもできるという、彼の取り組みだったのです。

1番の体力づくりは睡眠

僕自身も30代後半からは体力づくりに意識的に取り組むようにしています

かといって20代の頃のようにハードなトレーニングをできるわけでもないので、無理のない範囲で自宅で筋トレをしたり、家の周りを軽くジョギングしたり、もしくは散歩をしたりしている程度です。

しかし、たかがこれだけのものであっても、運動して汗をかいた後には頭も体も非常にすっきりして、さぁこれから何をやろうか!とエネルギーが自分の中から湧き上がってくることを感じます

体を使ってエネルギーを消耗しているはずなのに、逆にエネルギーが湧き上がってくるとはなんとも不思議なものです。あなたも同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか?

中でも、体力づくりにおいて僕が1番気をつけていることは、運動をすること以上に、睡眠時間をしっかりと確保することです。

理想は8時間睡眠ですが、なかなか簡単なものではありません。しかしどれだけ短くても7時間は確保しようと普段から努めています。

6時間になってしまうと、もう翌日が1日中眠気に襲われて仕事にもなかなか集中することができません。

計画通り8時間睡眠を確保できたときには、翌日は非常に快調で朝から夕方までずっと集中をしたまま仕事に取り組むことができます。睡眠についても、アメリカ人の同僚たちに話すと、多くの人が同意してくれました。

まとめ:体力づくりに取り組もう!

ビジネスは体力勝負といっても過言ではありません。もちろん頭を使うことが大事なのですが、その頭を使うときに必要となるのが、体力なのです。

多くの人にとって30代から徐々に感じ始める体力の低下は、どうしても抗えるものではありません。しかし、意識的に体力づくりをしておかないと、ビジネスでパフォーマンスを上げられないことも事実です。

アメリカでも、仕事に真剣な人ほど、体力づくりに正面から取り組んでいます。ぜひ、少しでも身体を動かし、よく睡眠をとり、そして大いに働きましょう

Good luck!

 

ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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