“転職先として興味があって応募しようと考えている会社があるのですが、職務経歴書に加えてカバーレターの提出を求められています。カバーレターをはじめて書くので、書き方とコツを教えてください。”

転職活動を行っていると、お目当ての会社へ応募する際にはほぼ100%履歴書と職務経歴書の提出を求められます。

それらに加えて、とくに外資系企業ではカバーレターを求めてくるところもあるでしょう。

しかし、日系企業の文化には無い、このカバーレターというものに戸惑うことがあると思うので、本記事ではカバーレターの目的や書き方、そしてコツについて紹介します

 

本記事のポイント

・カバーレターの書き方

・面接官がカバーレターに期待していること

・【コツ】カバーレターで競争相手と差別化する

 

本記事で解説するカバーレターの書き方とコツは、ぼくがアメリカMBA留学中に教わったものです。

アメリカのトップMBA生たちが実際に使っているもので、ぼくもこの方法を学んで使ってきましたし、今の外資系企業経営というキャリアにもつながりました。

そして今でも必要とあらば、このフォーマットでカバーレターを作成します。

カバーレターの書き方に正解も不正解もありませんし、人によって言うことがバラバラでしょうが、とくに外資系企業でのキャリアアップを狙っているような方におすすめするものです。

 

カバーレターの書き方

さっそく、カバーレターの書き方を見ていきましょう。

カバーレターの役割

そもそもカバーレターとは何であるかというと、履歴書や職務経歴書にそえるお手紙です。

履歴書や職務経歴書はかたくるしい事実だけが記載されているフォーマルなものですので、そこに、よりインフォーマルでカジュアルなメッセージをそえるイメージが、カバーレターに求められる役割です。

書類を受け取る面接官側の立場を想像すると、履歴書や職務経歴書だけを送ってこられるよりも、そこに「はじめまして。このたび応募させていただきます、ハナコと申します。履歴書と職務経歴書を同封しますので、ご確認いただきたく、どうぞよろしくお願いします。」とメッセージをそえていただいた方が心象が良くなることが想像できると思います。

カバーレターの全体像とフォーマット

カバーレターの全体像を把握するために、まず、カバーレターの中に記載すべき内容を確認しましょう。

カバーレターとは面接官あてのお手紙ですので、冒頭に宛名とあなたのお名前・連絡先を記載しましょう。

次に、お手紙の書き出しとして、あなたがどれほどその会社とポジションに興味をもっているか、その熱意を説明します。これがイントロです。

続くメインパートでは、なぜあなたがそのポジションに就くことがふさわしいと考えるか、あなたの経験やスキルについてアピールしましょう。

そして最後がクロージングで、書類を読んでいただくことや時間をとっていただくことについて、面接官に対してお礼を伝えて締めます

これがカバーレターの一通りの流れであり、イントロ・メイン・クロージングの3部構成で作成することが基本となります。

こちらがフォーマットになりますのご確認ください。

 

面接官がカバーレターに期待していること

カバーレターは履歴書や職務経歴書にそえるお手紙だと説明しましたが、面接官側がどのようなカバーレターを読みたがっているかということにも想像をめぐらせましょう。

候補者が会社のことをよく理解している

カバーレターのイントロで、候補者の会社やポジションに対する熱意、志望動機が書かれていることを面接官は期待しています。

そのため、短くても良いので、その会社やポジションのユニークな特徴について触れるようにしましょう。

たとえば、「社会インフラを支える高い技術力に惹かれて」とか「最先端の技術開発と強靭な財務体質をバランスさせる経営に共感し」などといった一言がそれにあたります。

それを読んだ面接官は、「お、この候補者は当社のことをよく調べていそうだな。面接でもっと詳しく話をしてみたい方だ。」と考えてくれることになります。

会社のことをよくリサーチして理解してくれている候補者は魅力的です。

募集要項の採用条件を確認できる

どこの会社を受けようとも、募集要項の採用条件を読み込むことが、非常に重要です。

条件のすべてを満たしている必要はありませんが、7割程度は満たしていないと、採用にいたる確率は高くないでしょう。

その意味でも、どういった人材が求められているかを深く理解することが重要で、募集要項については何度も何度も読みこみましょう。

いわば、会社側が求めている人材像の答えがそこに書いてあるわけです。

これを逆に考えると、募集要項の採用条件として求められている経験やスキルを、カバーレターでアピールすることができれば、それを読んだ面接官も「待ってました!」とばかりに、あなたを面接に呼びたくなります。

 

【コツ】カバーレターで競争相手と差別化する

このように、カバーレターはイントロ・メイン・クロージングの3部構成が基本で、面接官が期待していることを盛り込みながら作成することがポイントとなります。

募集要項で求められているスキルを明確にアピールする

とくに重要なことは、募集要項の採用条件として求められている経験やスキルをアピールすることです。

そこで工夫すべきが、メインパートの書き方となります。

よくあるカバーレターは、イントロで1段落、メインパートで1段落、そしてクロージングで1段落と、合計3段落で構成されることが多いです。

これを工夫して、イントロとクロージングは1段落ずつのまま、メインを3段落に分解し、経験やスキルを具体的に3つ挙げて書くことができます

そして本記事でぼくがおすすめしたいのは、さらなる工夫として、メインパートを箇条書きにして経験やスキルを書くというやり方です。

なぜなら、箇条書きにして書くことによって、面接官が募集要項に挙げた採用条件を”答え合わせ”しやすくなるからです。

というのも、面接官は募集要項に挙げた採用条件を”探しながら”カバーレターや職務経歴書を読んでいるのです。

このように少しでも工夫を積み重ね、競争相手たちとの差別化を図りましょう。

こちらのフォーマットが、そのイメージで、経験やスキルを箇条書きにしてアピールしたものです。

必ず1枚にまとめ切り、読みやすくする

履歴書や職務経歴書と同じように、カバーレターも書き出すと、あれもこれもと長くなりがちです。

しかし、必ず1枚にまとめ切り、シンプルで読みやすくするようにしましょう。

面接官は、採用活動以外にも仕事があることがほとんどで、ひとつずつの応募書類にじっくりと目を通している余裕はありません

短時間の中で、パパッとカバーレターや職務経歴書に目を通し、面接に呼ぶかどうかを判断しています。

そしてその際の判断基準は、募集要項の採用条件をどれだけ満たしているか?というものです。

ですから、あなたのカバーレターに箇条書きで分かりやすく、募集要項で求められている経験やスキルが書かれていれば、とりあえず面接に呼ぼうと考えてもらえる動機につながります

 

【まとめ】カバーレターの書き方とコツ

このようにカバーレターは、履歴書と職務経歴書を補完する重要な役割を担っていることが分かります。

基本的にはイントロ・メイン・クロージングの3部構成で書くものですが、とくにメインに工夫をこらし、あなたがもつ経験やスキルを箇条書きでアピールするようにしましょう。

その際に書くべき経験やスキルとは、募集要項の採用条件として求められているものであるべきですから、募集要項は何度も何度も読み返し、求められていることとカバーレターの中でアピールすることが、確実にマッチングしていることも確認してください。

面接官は時間が無い中で、募集要項の採用条件を探しながらあなたのカバーレターを読みます

ですから、このように作成することで、あなたが会社の求める人材像に近いと考えてもらうことができ、結果的に面接に呼ばれる確率が高まります

これらのポイントさえおさえることができれば、その他の書き方は自由です。正解も不正解もありませんから、あなたらしさを存分に表現してください。

Good luck!

 

 

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