MBA

家族帯同で海外MBA留学をするメリットとデメリット

onboard-career

こんにちは、てつです。

これから海外MBAに留学しようとしている人たちの中で、家族帯同で行こうかどうか悩んでいる人がいると思います。単身で行ったほうがいいのか、独身のうちに行ったほうがいいのか、それとも家族帯同で行った方が良いのかなど、いろいろと悩みは尽きないと思います。

僕自身は独身の身で留学しましたが、家族帯同の仲間もたくさんいました。

本記事では家族帯同で海外MBA留学することのメリットとデメリットについて書きたいと思います。

【メリット】家族帯同での海外MBA留学

まず、家族帯同で海外MBA留学をすることのメリットについて書きたいと思います。

なんといっても、新しい環境や生活を家族みんなで味わい尽くすことができるのは、本当に素晴らしいことだと思います。

例えば僕が留学をしたアメリカで家族みんなで生活をできることを想像してみてください。広い家に住み、豊かな生活を送ることは、日本ではなかなかできないことです。休みのたびに家族で旅行に行くこともできますし、子供が地元の学校に行って異文化経験を積むこともできます

留学が終わる頃には、親よりも子供の方がよほど地元の言葉を習得してネイティブに近くなっているということも簡単に実現できるでしょう。

MBAに留学をしに行くと言う事は、当然ながらビジネスについて勉強することです。しかしながら、ビジネスとは経済であり、もっとわかりやすく言うと、それぞれの土地の人たちの暮らしに密着したものです。

例えばマーケティングを考えたとき、その土地の文化やニーズを理解していないことには正しい戦略を立てることすらできません。

そういう意味で、家族みんなでその土地の生活にどっぷりつかることで、土地の文化やニーズを理解することができますし、それが回り回ってビジネスの理解につながるということもあるわけです。

また、家族ぐるみの付き合いというものもありますので、留学した先の土地に深いお付き合いのできる知り合いや家族ができるということも大きなメリットでしょう。

そういった事は、独身や単身で学校にだけ通っていても決して身に付けることのできない豊かな経験となります。

MBA留学をしていると大変な毎日を過ごすことにはなると思いますが、喜びも大変さも一緒に共有できる家族と一緒にいるという事は非常に心強いことでもあるでしょう。

【デメリット】家族帯同での海外MBA留学

家族帯同で海外MBA留学をするメリットに対し、当然ながらデメリットもあると思います。

例えば、単身や独身で行った方が身軽でいつでもどこでもどんなイベントにでも参加をすることができます。ここぞと言う時に徹夜をしたり無理をして勉強することだって可能です。

これに対して家族帯同では、就職活動のイベントにせよ、クラスメート達と親交を深める食事会にせよ、何日も前から予定をしていないとそうそう簡単に行けるようなものではありません

勉強を主目的として留学しに来ているものの、家庭の用事を犠牲にすることはできませんし、パートナーや子供に何かがあれば、その対応を最優先にしなければならないのは当然のことです。

すると、勉強しに留学に来ているはずなのに、勉強に集中ができないだなんていうこともよく聞くことです。

単身や独身であると、本当に自由に自分の成長機会ばかりを追い求めることが可能になりますし、自分の成長のためだけに無理をすることだってできるわけです。

一方で、家族のことを理由にはしたくないというのが誰しもが思うところではあるものの、やはり家族帯同ですと制限が出てくるということが現実でしょう。実際、僕の仲間たちもそういう人たちがほとんどでした。

これから海外MBA留学する人への提案

これから海外MBAに留学しに行こうとしてる場合、今独り身であるならば、無理してパートナーや家族を作る必要はないと思います。そのまま1人で留学をして、思いっきり勉強や課外活動、そして就職活動や海外旅行となどといったことに打ち込むことが良いと思います。

それに対して、すでにパートナーや家族をお持ちの方が、家族帯同で行くべきか単身で行くべきか悩むことと思います。もちろん家族帯同を選択する人がほとんどでしょうが、その際に考えるべきことがたくさん出てきます。

僕がアメリカのUNCというMBAに留学していた当時、一緒に日本から留学をしに行った既婚の仲間たちは全員、家族帯同でした

確かに中には、「家族の時間を優先しなければいけないから、勉強や課外活動を犠牲にしなければならないことがある。。」とこぼす仲間もいました。良い悪いではなく、それが現実でしょうし、そもそもどこまでいってもすべてを手に入れることはできません。

しかしそういったことも含めて、留学生活の2年間を振り返ってみると、家族帯同の人たちはみんなが全員充実していて幸せそうでした

2年間の留学期間を通じて、勉強だけをしていてもある意味そこまで豊かな期間とはならないでしょう。それよりも、休みの期間には家族みんなで旅行をしたり、子供を地元の学校に通わせたりなど、現地のリアルな生活を十分にエンジョイすることが充実した留学生活につながったとよく聞かせてもらったものです。

僕自身、当時はまだ独身であったものの、家族ができた今となっては、家族帯同でもう一回留学をしたい!と強く思うほどです。

またその場合は、学校選びが重要なポイントになります

自分が学校に行って勉強をしている間、家族たちが安心して住めるような治安や住環境である事を確認する事は最低限必要でしょう。

また、僕が通っていた学校のように、学生のパートナーのためだけのサークル活動や、子供を含めたイベントを頻繁に開催するファミリークラブというものも存在しており、学校、しいては街全体で家族帯同の留学生たちを大歓迎していたものです。

スーパーに買い物に行っても、地元の人たちから「おたくの子供はかわいい、かわいい!」と、褒められるのです。そういった環境で暮らして幸せを感じないわけがありません。

そういった文化や環境がある所なのか、学校に家族帯同をサポートする仕組みがあるかどうか、といった点をぜひぜひ確認をすることを強くお勧めします

まとめ:家族帯同で海外MBA留学をするメリットとデメリット

このように、家族帯同で海外MBA留学をすることにはメリットもデメリットもあります。

あなたが現在独り身の場合はそのまま行って、勉学に打ち込めば良いと思います。

あなたに既にパートナーや家族がいる場合は、ぜひ家族帯同で留学しに行くことをおすすめします。なぜかというと、家族みんなで海外生活をするからこそ得られるものがたくさんあると考えるからです。

そしてその際、家族帯同での留学がしやすい環境であるか、学校の仕組みやサポートが充実しているかなどといったことを、よくよくリサーチするといいですよ〜。家族みんなで素晴らしい留学生活を送れますように!

Good luck!

アメリカのトップMBAを取得し、卒業後にアメリカ企業本社の幹部候補生として採用されたノウハウを紹介しています。

無料動画を公開中!

動画テーマ「海外MBA留学を目指す際に知っておくべきこと」

動画テーマ「海外現地就職を目指す際に知っておくべきこと」

ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
記事URLをコピーしました