“MBAをとるとグローバルで活躍できるような英語力が身につくって聞くけれど、自分でもできるかな?いまだに英語をしゃべろうとすると緊張するけれど、それは克服できますか?”

こういった疑問に答えます。

結論、あなたの英語力は鍛えられます。いやというほどに。

MBA・ビジネススクールでプレッシャーに晒されながら、ありとあらゆる課題に英語で取り組むわけですから、上達しないわけがありません。

行動する」ことや「場数をふむ」ことの重要性を身にしみて感じます。

ぼくのドタバタな情けない実例を読んで、参考にしてください。

 

本記事のポイント

・MBA・ビジネススクールで英語力が鍛えられるイメージが分かる

・「行動する」ことや「場数をふむ」ことでしか英語は身につかない

・MBA生たちはみんな似たり寄ったりな苦労をしているから、あなたにも出来る

 

ちなみに、こんな情けない思いをしていたぼくでも、今は英語を使って世界中の人たちと仕事をしていますので、凡人でも行動して場数をふめば成長できます。

 

MBAで英語力が身につく実例【緊張は減るけど正直しんどい】

ぼくがMBA・ビジネススクールを目指しはじめたのは、入学の2年前です。

そこから受験準備がはじまり、英語で入学試験を受け、そして入学後も英語訓練の日々。

その約4年間、実際にどのような苦労をしていたか、実態を赤裸々に紹介します。

入学2年前【学校見学で自己紹介すらできなかった】

はじめて学校見学に行きました。そこはアメリカです。

事前にオンラインで授業見学の予約をしており、学校に着いたら入試課のオフィスに行くことになっていました。

そんなところに行くことは人生ではじめてです。

「あー、これから会うのは入試課の人たちだから、受験をする前から見定められるんだろうなぁ。」と考えはじめたら、さっそく緊張してきました。

参加者はぼくを含めて10人ほどいたのですが、入試課の人が会議室にあつまった参加者たちに対して、「今日はみなさん、来ていただいてありがとうございます。さっそくですが、自己紹介をお願いします。」と言います。

「うわー、さっそく英語で自己紹介かぁ。。」と緊張が高まります。

英語ネイティブたちがジョークを交えながら自己紹介をしている姿を横目に頭の中では、「やばい、なんて言おう!?なんて言おう!?」と焦るばかり。

自分の番になっても結局、名前と会社名と役割だけ伝えることが精一杯。

正直、入試課の人の目は冷たかったです。

肩を落として帰宅後、自己紹介くらい英語でできるよう、例文を作り、練習を重ねました。

入学1年半前【TOEFL英語テストのスピーキングが怖い】

MBA受験の必要項目の一つ、TOEFLという英語の試験を受けはじめました。

どうやら高得点をとらないと、志望校に受かることができない様子。

TOEFLは、「読む・聞く・話す・書く」の4つのセクションに分かれているのですが、「話す・スピーキング」セクションでまた緊張がこみ上げてきます。

マイク付きのヘッドホンをつけ、質問を聞いた後にマイクにむかって話し込むだけなのですが、言葉が出てきません

誰に向かって話しているわけでもなく、相手はただのマイクです。

それでも「間違えたらどうしよう」などという焦りで頭がいっぱいになり、結局、ボソボソと単語を発して終わりました。

自分では単語を発していいたつもりですが、周りで聞いていたら、ただ「あ、あ、あう、あう、あー」と聞こえていたと思います。

時間切れを知らせるブザー音が無情に聞こえました。

いくら勉強をして話す練習を重ねても、なかなかTOEFLの目標点数にとどかない、暗い1年間を過ごしました。

TOEFLは1回の受験に2万円以上の費用がかかります。

これを、得点が出るまで何度も何度も受けるのですから、かけた費用はふくれあがるばかりで、テストを受けるたびにプレッシャーも大きくなりました。

それでも1年間をかけてようやく目標点数に達することができ、これでようやくTOEFLを攻略。

入学半年前【面接の緊張で足の裏から汗をかく】

いざ願書を志望校に提出すると、次の試練はインタビューと呼ばれる面接です。

英語で面接を受けることなんて、人生ではじめての経験です。

どんな質問を聞かれるのか分かりませんし、どんな面接官に当たるかも分かりません。

想定問答を用意し、壁にむかってブツブツ語りかけながら練習を続けました。

それでも本番は経験したことがないので、MBA受験の面接がどのようなものかは分かりません。

はじめての電話面接が終わった時、ぼくが座っていたところの床が濡れていることに気づきました。

そう、自分の手のひらだけでなく、足の裏からも汗がにじみ出ていたのです。

自分は極度に緊張をすると、足の裏からも汗が出ることを知りました。

入学時【クラスメートと話して緊張、授業中にまた緊張】

世界中から集まるクラスメートにかこまれて、みんながキラキラして見えました。

自分が一番デキない生徒でありそうだと感じられました。

アメリカ人のクラスメートから早口で声をかけられても、何を言っているのかが分かりません。

TOEFLに出る英語は勉強しましたが、日常英会話は勉強していなかったのですから。

こちらは精いっぱいのスマイルで返しますが、クラスメートの顔を見ると、怪訝そうな顔をしています。逃げ出したくなりました

それでも、生きた英語を身につけることも留学の目的の一つであったので、ことあるごとにクラスメートたちと話す機会を持つ努力をしました。

すると、徐々に会話の内容を理解することができるようになっていき、友達を作ることもできました。

そして最大の難関は、授業中の発言です。

発言内容も成績評価の対象になります。

黙って座っているだけだと、低評価がつけられるどころか、いきなり当てられて意見を求められます。

でも、英語で自分の考えを説明するような訓練はこれまで受けたことがありません。

当てられないように、わざと平然とした顔を装うのですが、毎回の授業が恐怖でした。

入学半年後【プレゼンテーションの授業で少し慣れる】

英語のコミュニケーション能力を訓練するため、幸いにも、プレゼンテーションの授業がありました。

クラスのサイズは20名くらいで、毎回の授業で全員が短いプレゼンテーションを行うことを繰り返しました。

プレゼンテーションはビデオに撮影してくれ、クラスメート全員からの改善のためのアドバイス付きで、教授からフィードバックをもらいました。

クラスメートたちの前に立って話さないといけないので、はじめは緊張しましたが、練習を重ねて慣れていくことができました。

入学1年後【インターンシップの最終プレゼンで滝汗】

インターンシップをする機会に恵まれました。

学校とは違い、本当の職場ですので、アウトプットに対するプレッシャーがかかります。

数週間のプロジェクトを終える時、それまでの成果を発表するためにプレゼンテーションをすることを求められました。

人生ではじめてたずさわる業界で、人生ではじめてたずさわる業務で、人生ではじめてのインターンシップで、本職の社員たちを目の前にして緊張しないわけがありません

ぼくがひとこと口をひらけば、矢継ぎ早にするどい質問が飛んでくる様子が目に浮かびます。勘弁してほしい

本番では、プレゼンテーションの授業で習った通り、「身体がフラフラゆれて自信が無いように見えてはいけない。ゆっくり落ち着いて話さないといけない。」などと自分に言い聞かせながら行いました。

猛烈に練習した甲斐があり、今回は大成功。

終了直後に、職場のトップの人が笑顔で握手を求めてきました。

「君のプレゼンテーション、すごく良かったよ!」と。

うれしく思った直後、自分の手を見ると、バケツに突っこんだかのように、汗に濡れていました。

このまま握手をして相手の手を濡らしてはいけないと思い、「手のひらが汗でびっしょりだから、ハンカチをもって握手をしてください。」とお願いしました。

ハンカチを二人の手の間において握手をするという、なんともマヌケなことをしました。

ハンカチをもっておいて良かった。

入学1年半後【大人数を相手にプレゼンする恐怖を味わう】

2年生に進級し、新しく入学した1年生を対象に生徒クラブ活動の勧誘プレゼンテーションをする機会に恵まれました。

この頃にはもう、「本番の経験を重ねないと、いつまでたってもできるようにならない。」ということを理解していました。

ですから、「とはいえ、はじめてのことは緊張するだろうなぁ」と不安になりながらも、立候補。

本番当日、会場に入るとそこには100名以上が座っています。

もちろん、後輩たちに自分の緊張している姿なんて恥ずかしくて見せたくない。

この日のために何十時間と練習して来ました。

プレゼンテーションをはじめ、「よし、練習通りこのまま進めて行こう。」と自分に語りかけていた矢先、1名が席から立ち上がり、歩いて会場を後にしていく様子が目に入りました。

「え!?」と驚いたのもつかの間、「自分の話はつまらないのか?」と気になり出し、急激に緊張して来ました。

100名以上といった大人数を前にプレゼンテーションをする時の恐怖を味わいました。

入学2年後【MBA英語修行での最後の試練】

授業はすべて終わり、卒業間近という時に、ぼくはあるプロジェクトにたずさわっていました。

スポーツビジネスをテーマにしたカンファレンスを開催するプロジェクトで、教授のネットワーキングのおかげで、業界のプロフェッショナルたちが全米から集まりました

参加人数は150名。

ぼくが学生代表であったので、あいさつのスピーチもしなければいけません。

スポーツは好きだけれども、スポーツビジネスは門外漢です。

その業界で実際にプロとして活躍している人たちを150名も目の前にすると、これまでとは全然違うプレッシャーを感じました。

クラスメートと英語で話したり、プレゼンテーションの授業を受けたり、授業で発言したり、クラブ活動の勧誘をしたりするなど、ビジネススクールという枠組みの中のこととはまったくもって空気が違うのです。

みなさん、忙しい中に何か少しでも学びを得ようと、参加費を払い、飛行機に乗って、来てくれている。

そう考えた時、胃の底から、「おえ”ぇぇーーーーっ!!」って、こみ上げてきました。

痛さと酸味が忘れられません。

今の英語力

このように、ぼくのMBA英語修行は七転八倒の繰り返し、ずっと緊張しっぱなしでした。

ただそれでも、常に新しいことにチャレンジしていたことで、少しずつ経験が重ねられ、できることが広がっていきました。

何回かやったようなことは、緊張もしなくなりました。

実際に今、英語を使って仕事をしています。

メールも電話も会議もできます。大人数相手にプレゼンテーションもできます。

目標を定めてマネジメントすることも、交渉や議論をすることも、英語でできます。

いつもはじめてのことばかりですが、経験して学んでいます。

英語上達には「行動」して「場数をこなす」しかない

ああ、こんなにドタバタせず、楽に英語が使えるようになったらいいのに。

いつもそう思いますが、ぼくには難しいです。

結局、行動して場数をこなしていくしか上達の道はないようです。

 

 

MBA・ビジネススクールでは「クラスに貢献する」ことが求められます。エッセイやインタビューで聞かれますので、その回答のヒントを紹介します。