「英語ができないから」とあきらめず、外資系に挑戦すべき3つの理由
“外資系企業で働いてみたいです。でも、英語ができないから躊躇しています。一歩踏み出すべきでしょうか?”
はい、思い切って、その一歩を踏み出しましょう!
なんとなく外資系に興味はあるけれど、英語ができないことを心配して踏み出せない人が多いと思います。
実際のところ、英語がそれほどできなくても外資系で働くことは可能ですし、働きながら英語を学ぶことも可能です。
本記事では、そんなあなたに、今一度、外資系で働く理由・メリットを紹介しますので、挑戦のパワーにしてください。
外資系に挑戦すべき理由3つ
・働きやすい
・スキルが身につく
・グローバルな経験ができる
今は外資系で働くぼくも、新卒当時は日系企業で働いていました。
人には恵まれていましたが、年功序列など、どうもしっくりこずにモヤモヤした毎日。
それでも外資系企業に挑戦し働き始めてからは、30代前半からマネージャー職につくなど、自分らしく思い切って働くことができています。
あなたが外資系企業に挑戦すべき3つの理由
本当は外資系に興味があるけれども、一歩が踏み出せないでいるあなたに、外資系企業で働くメリットをまとめて解説します。
【理由1】働きやすい
まず外資系企業には、日系企業にはない働きやすさが挙げられます。
評価体系が分かりやすく、フェア
外資系企業の評価体系は、業務目標を達成できたかどうかで計測されるため、比較的分かりやすいです。
また、年功序列ではなく、結果で評価をしてくれますので、非常にフェアです。
結果を出していて、且つ熱意もある方であれば、とんとん拍子で昇進していくことが可能です。
事実、ぼくも30代前半からマネージャー職として働いています。
日系企業で働き続けていたら、こんなことは不可能であったでしょう。
仕事に集中できる
男女差別や年齢差別が少なく、仕事に集中することができます。
業務終了後に上司について飲みに行かないといけないようなプレッシャーもありません。
歓迎会や送別会も行われることはありますが、全員が行くわけではないので、距離を取っている人も多く、そこは自由です。
給湯室で他人の噂に興じている人は少ないですし、ボーッとコンピューターの画面を見ながらゲームをしている人も、ほぼいません。(ぼくが昔働いていた日系企業にはいました。)
みんな、チームの業績を上げるために仕事に集中していますので、仕事以外の余計なことに頭を悩ませる必要がないのです。
裁量が与えられている
外資系で働くということは、あなたも一人のプロフェッショナルとして扱われます。
「キミは入社何年目だから、まだまだだな。」だなんて言われることはありません。
それよりも、一人のプロとして扱われますので、担当業務については一人でやり切ることが求められます。
すべてをひとつひとつ伺い立てる必要もないですし、自分らしさを表現することも可能です。
チーム全体の効率を求めて同僚たちと方向性を合わせることは必要ですが、箸の上げ下ろしまで指示されることはありません。
自分らしく働きたい方にはピッタリです。
【理由2】スキルが身につく
外資系で働くメリットの2つ目は、スキルが身につきやすいことです。
専門的なスキルが鍛えられる
外資系企業は日系企業に比べて人数が少ない傾向があります。
これは、会社としての考え方として、常に利益効率を最大化するために努力している結果です。
そのため、あなたは自分の担当業務を一人でやり切ることが求められますし、そのパフォーマンスも周りからよく見えます。
結果として、集中して働かないといけない環境になるため、あなたのスキルも鍛えられていくのです。
もちろん、最初から完璧なパフォーマンスを出せる人は、誰一人いませんので安心してください。
「自分だけ落ちこぼれたらどうしよう?」などと心配する必要もありません。
外資系企業で働くみんなが一生懸命に働いているので、その環境に身を投じることによって、あなたも一緒に専門スキルを鍛えていくことができます。
コミュニケーションスキル
外資系企業では一人一人がプロとして働いており、同僚たちとのチームワークが求めらます。
それは国内のことだけではなく、海外の同僚たちとの働き方においても同じことが言えます。
その際に重要になるものが、コミュニケーションスキルです。
もちろんこれはどこの会社で働こうが同じことが求められますが、外資系では特に多様なバックグラウンドから人が集まりますので、暗黙のルールのようなものが通用しません。
そのため、しっかりと相手の立場に立って、物事をロジカルに説明できるといった、コミュニケーションスキルが求められます。
特に海外の同僚たちとコミュニケーションをする時に顕著で、言葉の力は高くなくても、ロジックがしっかりしていれば、単語の羅列であっても意思疎通を図ることができるのです。
そういったコミュニケーションスキルの本質を身につけることができるということも、外資系企業で働くメリットとなります。
英語力
そしてなんといっても、英語力が身につきます!
「だから、英語は苦手でできないって言ってるじゃない!」と思うかもしれませんが、あなただって英語はできるようになりたいですよね?
外資系企業では当然ながら、英語を話せる上司や同僚たちに囲まれ、英語に触れる機会に恵まれています。
すると、いわゆる「実務で使える英語」を毎日シャワーのように浴びることができますから、あなたの英語力向上スピードが上がります。
学習教材で勉強したり、英語塾に通ったりすることは、もちろん素晴らしいことです。
しかし、本番の環境で、実際に仕事で使われている英語に触れていることが、1番の勉強法であることは間違いありません。
しかも、あなた以外にも英語で苦労している同僚たちが周りにいますので、一緒に苦労しているうちに、知らず知らず、あなたの英語力も上がっています。
会社の外に一歩出てみると、気づけばあなたも「英語ができる人」と見なされているでしょう。
【理由3】グローバルな経験が積める
外資系企業で働くということは、グローバル経験を積む機会にあふれているということでもあります。
海外出張の機会
まず、海外出張の機会に恵まれます。
社内の会議や打ち合わせや顧客のアテンド対応など、さまざまな機会を通じて海外出張することがあります。
もちろん、海外出張を任せられる人材と見なされることが条件ではありますが、信頼されれば、いくらでも海外出張を任せられるようになります。
ぼくの周りでも、非常に多くの人たちが海外出張に出る機会を手にしており、海外に行くたびに多くの経験を得ることができたといって戻ってきます。
海外研修の機会
海外出張だけでなく、外資系企業では海外研修も開催されています。
数日間から数週間に渡ることもあり、そういった海外研修に参加できることは間違いなくキャリアのプラスになります。
世界中から集まってくる同僚たちと席を並べて学び合うことは、プライスレス。
緊張しているのは、あなただけではなく、参加者全員であることが分かるのも、大きな学びになります。
海外駐在の機会
これは実際にあまり数が多くはないと思いますが、会社によっては、幅広い経験を積ませるために海外駐在をさせてくれるところもあります。
特に、日本支社を引っ張るような将来幹部の一人として見なされると、より多くのグローバル経験を積ませて鍛えるために海外駐在をさせるのです。
これも、外資系企業で働くことの魅力です。
会社の仕組みそのものがグローバル基準
仮に、海外出張にも海外研修にも行かなかったとします。
しかしそれでも、グローバル経験を積むことができます。
なぜなら、外資系企業は会社の仕組みそのものがグローバル基準で設計されているからです。
組織体制や評価体系といった人事制度はもちろん、意思決定方法、成長戦略や実行計画まで、何から何までグローバル基準で策定されます。
そういった環境の中で働くことに慣れれば、たとえ将来、海外に行って働いたとしても、すでに共通言語・共通認識を持っているため、違和感なく働くことができます。
外資系企業で働くメリットに対する反論
「働きやすい、スキルが身につく、グローバル経験が積めることが外資系企業で働くメリットと言うが、同じことは日系企業でも言える!」という反論をもつ方もいるかもしれません。
たしかに「日系企業の文化の中でこそ、働きやすい」と感じる方や「日系企業で通じるスキル」を重視する方がいることでしょう。
それは何も間違ったことではありません。
また、「日系企業にも海外出張や海外駐在の機会がある」ことも事実です。私も実際、日系企業に企業に勤めていた時に海外駐在の機会を得ました。
しかしながら、日系企業で働いていると、どこまでいってもすべてが日本基準で決められていることが事実です。
日本のビジネス慣習は海外のものとは異なりますが、海外駐在に出たところで、意思決定は日本流でなされます。
そのため、グローバル基準の働き方を「体験・体感する」には、外資系企業の方が近道でしょう。
もちろん日系企業の良さもたくさんありますが、すでに外資系企業に興味を持ってしまっているあなたには、一歩踏み出して挑戦することを、強くおすすめします。
目の前に広がる景色が変わります。