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【戦略】転職活動の軸と優先順位を決めるコツ【業界・職種・地域】

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“転職活動をしていますが、自分自身の軸や優先順位を決めることに悩んでいます。理想を追い求めても経験やスキルがなければ採用オファーをもらえない反面、少しでもキャリアアップに向けてチャレンジしたい思いもあります。このようなとき、どうやって軸や優先順位を決めるべきでしょうか?”

転職活動をするとすぐに気がつくことですが、採用をしている会社は星の数ほどあります。

その中から自分に合った仕事と出会うことは簡単ではありません。

また、理想の会社や仕事に応募しても、あなたに経験やスキルがなければ、なかなか簡単に採用してくれるものでもありません。

ではどうすればキャリアアップできるかというと、戦略的思考が必要になります。

難しそうに聞こえますが、誰にでも取り組めるシンプルな考え方なので、ぜひ活用してください。

 

本記事のポイント

・転職活動の軸と優先順位を戦略的に決めるコツ「業界・職種・地域」

・軸や優先順位が無いとおちいりやすい課題や悩み

・戦略的思考「業界・職種・地域」を使って軸や優先順位を決める

ぼくは今でこそ外資系企業で経営にたずさわっていますが、転職活動をしていた当時、何を自分の軸や優先順位にするべきか悩んでいました。

ただやみくもに理想の会社に応募しても、音沙汰なし。

そんなとき、ぼくが通ったMBAで教授やクラスメートたちから転職活動における戦略的思考を学びました。

それによって、自分が何を犠牲にできて、何をゆずれないと考えているのか、頭の整理ができ、結果的にキャリアアップも実現することができました。

 

転職活動の軸と優先順位を戦略的に決めるコツ「業界・職種・地域」

転職活動において多くの人が考えていることは、キャリアアップをしたいということ。

同じ仕事を続けるにしても、担当者としての仕事から管理職・マネジャーにステップアップしたいと考えている人がいるでしょう。

他にも、今後より成長しそうな業界に転ずることで給与アップなどを実現したいと考えている人もいると思います。

きっとあなたにも目指しているキャリアアップのイメージがあることでしょう。

そんなときに役立つものが、戦略的思考であり、「業界・職種・地域」という考え方です。

「業界・職種・地域」という考え方

転職活動をする中で、「業界・職種・地域」という考え方があります。

これは、これら3つのうちで、1つを変えることは可能、かなり努力をすれば2つを変えることもできます。しかし、3つすべてを変えることは至難の技。という考え方のことです。

これがどういうことかというと、たとえばこれまで保険業界で営業をしていた人が、金融業界の営業職に転身することは難しくありません。

これまでつちかった営業スキルをアピールすれば、業界は変われどパフォーマンスを上げてくれそうだと感じてもらうことができるからです。

これが業界を変えるという考え方。次に、職種のみを変えるパターンを考えてみましょう。

たとえば、IT業界で営業をしていた人が、同じIT業界の中でマーケティング職にチャレンジするとします。

もちろん職種を変えることは専門性が変わりますので学習が必要になりますが、それでも業界知識はもっているわけですから、なんとかなりそうだと考えてもらえるわけです。

このように、業界もしくは職種のどちらか1つだけを変えることは難しくありません。

ところが、業界も職種も両方ともを同時に変えることを考えると、いかがでしょうか?

新しい業界に飛び込み、さらにこれまでの専門とは違う職種にチャレンジするとなると、相当にハードルが高くなります。

そういった候補者が面接に来ても、熱意を買いこそすれ、オファーを出そうとはなかなか考えてもらえないでしょう。

さらにその2つに加えて、日本から海外へ移るなど、地域まで変えようとすると、非常に難易度が高く、極端に可能性が低くなります。

他にも地域という観点では、地元で働きたい、都市圏で働きたいなど、さまざまな考え方があるでしょうが、これも何を優先したいのか、よく考える必要があるというわけです。

1つや2つ変えることはできても3つはほぼ不可能

このように、業界・職種・地域の3点から、1つを変えることは可能ですが、2つを変えることはかなり難易度が上がり、3つを変えることはほとんど不可能だということがわかるでしょう。

もちろん3つを同時に変えることの可能性もゼロではありませんが、相当時間がかかりますし、その間に疲れ切ってしまうと思います。現実的ではありません。

ですから、転職活動を戦略的に行うには、業界・職種・地域の中で、まずは1つだけを変えることを考えてみてください。

その上で、2つ変えることにチャレンジすることはアリですが、難易度が大きく上がることも理解しておく必要があります。

 

軸や優先順位が無いとおちいりやすい課題や悩み

転職活動では、ただやみくもに目当ての会社に応募するのではなく、戦略的思考が必要であるという説明をしました。

そのときに役に立つ考え方が、「業界・職種・地域」の中から1つ、もしくは多くても2つを変えるにとどめる、というものです。

こういった軸や優先順位が無いと、いつまで経っても採用オファーを得ることができず、ただ疲弊してしまうリスクがあります。

この考え方をより理解するために、軸や優先順位が無い場合におちいりやすい課題悩みを見ていきましょう。

理想の会社にやみくもに応募する

たとえばGAFAMとよばれるような今をときめくハイテク企業であれ、日本を代表する大手企業であれ、誰にでも理想とする会社はあるでしょう。

ホームページを見てみると、中途採用をしているらしい!そんなとき、数打ちゃ当たるとばかりに深く考えず応募するとどうなるでしょうか。

面接官たちはあなたのスキルや経験が、そのポジションに求められているものと合っているかどうか、あなたが即戦力になってくれそうかどうかを見ています。

そこでマッチングしていなければ、面接にすら呼ばれることなく、そのまま不合格となる可能性が高くなります。

自分のスキルや経験を活かせないポジションへ応募する

あなたがどれだけ高いレベルのスキルや経験があったとしても、それを活かせないポジションへ応募しても良い結果はなかなか出ないでしょう。

当たり前ですが、スキルや経験は転職先で活かせてこそです。

応募しようとしているポジションに求められるスキルや経験に対し、あなたのこれまでの業界経験や職種経験がマッチするかどうかを確認することが大切です。

希望地域に望む仕事がない

求職者の中には、業界や職種よりも、勤務地域を優先したいと考える人もいると思います。

たとえばその時、都市部ではない地方であると、どうしても募集ポジションが限られてきます。

それにもかかわらず、自分が希望する地域において、業界や職種にも選り好みを持ちこもうとしたところで、いつまで経っても応募したくなる仕事に出会うことすら難しくなるでしょう。

 

戦略的思考「業界・職種・地域」を使って軸や優先順位を決める具体例

このように、「業界・職種・地域」という観点から戦略的思考を用いれば、あなただけの軸や優先順位を整理して決めることができます。

その際、具体的にどのように考えるべきか、サンプルを紹介します。

業界の優先度が高い場合

たとえば、IT業界であれメディア業界であれ、どうしても、ある特定の業界に転身したいとします。

そういう時は、「業界・職種・地域」の中で「業界」を優先するわけですから、他の2つは変えないようにしましょう。

あなたのそれまでの職種や地域を変えなければ、たとえ異なる業界であっても、その専門性が買われて、その業界に入り込むことができるでしょう。

もしその目当ての業界で違う職種につきたい場合でも、まずはその業界に入り込み、しばらくしてから職種を変えることにチャレンジすれば良いわけです。

職種の優先度が高い場合

これまではAAという職種を専門としてきたけれども、BBという職種にチャレンジしたいとします。

そうしますと、ただでさえあなたに職種という専門性が無いわけですから、どこの会社もあなたが即戦力になれるか不安を感じるでしょう。

そういう時は、ぜひ同じ業界・地域に居残ったまま、職種だけを変えることを考えてください。

同じ業界であれば、その業界の特殊性や慣習といったことに関する知識を活用することができます。

もちろん職種という専門性を変えるにはスキルの学習が必要ですが、業界知識がある分、新しいスキルを身につけるまで時間かせぎができるでしょう。

また、担当者から管理職にキャリアアップしたい場合も、この職種の考え方を当てはめると良いです。

同じ業界・地域のまま、管理職のポジションに応募すると、説得力を失わずに面接に臨むことができます。

地域の優先度が高い場合

都市部であれ地方であれ、またはあなたの地元であれ、地域の優先度が高い場合には、業界と職種には目をつぶる必要が出てきます。

当然ながら、これまで経験したものと同じ業界と職種を軸にして探すことが得策です。

(参考) ぼくの転職経験

ちなみに参考までに、ぼくの転職経験を紹介します。

転職活動をおこなっていた当時のぼくは、当初は業界・職種・地域の3つすべてを変えようとしていました。

なんとかなると思っていましたが、撃沈に次ぐ撃沈。面接どころから書類選考すら通りません。

その業界もしくは職種の経験がある友人たちは面接に呼ばれるのに、まったくの未経験者であるぼくには一切お声がかからなかったのです。

それでもあきらめず、何社も書類を出し、面接の練習を続けていましたが、結局、どこからも面接に呼ばれることがありませんでした。

「あー、もう転職活動なんてイヤだ〜!」と頭を抱えていたところ、見かねた友達が声をかけてくれました。

「基本に戻って、業界・職種・地域の考え方を整理して、自分の中の軸と優先順位を再確認した方がいいんじゃない?」

その言葉にハッとしたぼくは、自分が大切にしていることをノートに書き出しました。

その時ぼくはアメリカで転職活動をしており、地域が一番大事なポイントであることを再確認。

ただでさえ日本からアメリカへと勤務地域を変えるという大きなチャレンジをしていたわけですから、業界や職種を大きく変えることはできません。

そこで業界と職種は犠牲にし、過去に働いていたところと似たようなところに的をしぼり直しました。

それでようやく面接に呼ばれるようになり、何社か受けているうちに、ようやく縁ある会社とめぐり合うことができたのです。

 

【まとめ】転職活動の軸や優先順位を決めるには、「業界・職種・地域」の観点が大切

本記事で解説したように、転職活動の軸や優先順位を決めるためには、「業界・職種・地域」の観点が大切です。

3つすべてを変えようとしても現実的ではありませんので、まず一番大切なポイントを選んだら、残り2つは過去のスキルや経験を活かせるよう、変えるべきではありません。

それくらいの考え方で臨まないと、競争相手である他の候補者たちとの差別化をはかることも難しいでしょう。

あなたにとって、「業界・職種・地域」の3つの中でどれが一番重要か、考えてください。

それが明確になれば、あなたのこれまでのスキルや経験といった強みを活かせることになりますので、面接もとんとん拍子で進み、すぐに採用オファーをいただくことができるでしょう。

Good luck!

 

 

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失敗しない転職活動のすすめ方

 

 

アメリカのトップMBAを取得し、卒業後にアメリカ企業本社の幹部候補生として採用されたノウハウを紹介しています。

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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