外資系の英語面接後にお礼メールを書くポイント【競争相手と差別化】
”無事に英語面接が終わった後、お礼メールは書くべきでしょうか?もし書くべきであれば、そのポイントを知りたいです。”
こんにちは、テツです。
このような質問に答えます。
英語面接、お疲れさまでした。
準備も本番も、大変だっと思いますが、あともう1ステップとして、お礼メールもしっかり書いて送りましょう。
このひと手間で面接官の印象に残り、他の競争相手たちとの差別化ができるようになります。
本記事では、お礼メールの書き方について、そのポイントを紹介しますので活用してください。
本記事のポイント
・外資系英語面接の後にお礼メールを書くメリット
・面接官に好印象を残せる
・志望動機と強みを再アピールできる
・他の競争相手たちとの差別化ができる
ぼくは現在、外資系企業で経営にたずさわって働いています。
過去に自分自身で数十回以上の英語面接を受けてきたことがありますし、逆に面接官として英語で採用面接をしてきたこともそれ以上にあります。
誰にも負けないくらいに山ほどある失敗体験の中から、成功もつかみました。
それらの経験からも、やはり面接後のお礼メールは重要だと言えますので、必ず送るようにしましょう。
外資系の英語面接後にお礼メールを書くポイント
面接の時には必ず、面接官のメールや連絡先をもらうようにしてください。
もしもらいそびれてしまったり、もらえるような雰囲気にならなかったりした場合は、慌てずに、転職エージェント担当者や、受けている企業の人事採用担当者に聞きましょう。
もし面接官のメールアドレスが共有されない場合は、転送や伝言をしてもらう形でも大丈夫です。
送付は24時間以内
スピードが大事です。
面接官との面接がどれほど盛り上がろうと、面接官の中で、あなたと盛り上がった会話の記憶は徐々に薄れていくものです。
他の候補者もたくさんいる中で、面接官の記憶に強く長く残るようにするには、面接後にすばやくお礼メールを出すことが大切です。
できれば面接を受けた当日中には送りたいところ。
そうすれば、翌朝に出社した時、その面接官が朝一番にあなたのことを思い出すきっかけになり、他の評価者たちとの話題に上がる可能性が高まります。
もちろん印象に残りやすくするために質の高い内容のメールを送りたいところですが、ここでは質よりスピードの方が大切ですので、必ず24時間以内に送りましょう。
お礼メールの構成
お礼メールを書くメリットは、次の通りです。
お礼メールを書くメリット
・面接官に好印象を残せる
・志望動機と強みを再アピールできる
・他の競争相手たちとの差別化ができる
これらのポイントを可能にする内容をメール文に盛り込む必要があり、次の構成を使うと便利です。
お礼メールの構成
1. 宛名 (面接官の名前)
2. ありがとうございます
3. あなたとの会話で志望度がさらに上がりました
4. 自分の志望動機と強みを再アピール
5. 次のステップを楽しみにしています
6. 締めくくりと自分の名前
これら6つの具体的な書き方を見ていきましょう。
お礼メールの具体的な書き方
英語で「Thank You Letter」や「Thank You Email」と呼ばれる通り、お礼メールの本質は文字通り、面接官にお礼を伝えることです。
そして、どうせメッセージを送るなら、そこに少しの工夫を加えることで自分を印象付けようとすることが、ここでのポイントです。
ですから、お礼メールについては、長々と書く必要はありません。
必要以上に長く書いて、相手の読む時間を無駄にしないように注意してください。
1. 宛名 (面接官の名前)
宛名に面接官の方の名前を書きますが、ここは丁寧に親しみを込めて「Dear」を使うと良いでしょう。
Dear Suzuki-san,
Dear Susan,
Dear Kevin,
英語面接であっても相手が日本人の場合、「Dear Last Name – san」がいいですね。
相手が日本人ではなく外国人の方である場合は、「san」をつける必要はありません。
Last Nameを使う必要もありませんので、「Dear First Name」にしましょう。
この時、日本語と同じように苗字で呼び、さらに丁寧にMr.とかMs.をつけた方が良いか悩む方もいるかもしれませんが、グローバル英語の基本はFirst Nameです。
仮に「Dear Mr. Smith,」なんてやると、堅苦し過ぎて距離を感じます。
金融や法曹といったカッチリとした業界ではアリかもしれませんが、ほとんどのケースではやり過ぎです。
2. ありがとうございます
ここではひとこと、お礼を伝えましょう。
枕ことばのように使います。
サンプルがこちら。
Thank you very much for meeting with me today.
Thank you for taking the time for the interview.
I wanted to thank you for speaking with me today.
「今日は時間をとっていただいて、ありがとうございます。」という意味です。
3. あなたとの会話で志望度がさらに上がりました
こちらも枕ことばのようなもので、お礼のひとことに続けて書いてください。
「面接中にあなたからチームや仕事の内容を聞かせてもらったことで、さらに志望度が上がりました!」という意味です。
It was such a pleasure to learn more about the team and position, and I’m very excited about the opportunity to join XX (会社の名前) and help YY (仕事の内容).
XXには、あなたが受けている会社の名前を入れてください。
YYには、面接中に聞いた仕事の内容を入れてください。
このYYは、面接官が特に強調していたようなことを書くと、「ああ、ちゃんと話を聞いてくれていたな。」と感じとってもらえます。
ですから、面接中の会話の内容も、しっかりと記憶しておきましょう。
4. 自分の志望動機と強みを再アピール
仕事の内容に触れた後は、「なぜ自分がその仕事にフィットすると考えるか?」というポイントをアピールしましょう。
これによって面接官は、「なるほど、この候補者であれば活躍してくれそうだ。」と考えてくれるようになります。
As I mentioned during the interview, with my XX skill (スキル名) and YY experience (経験例), I would like to contribute for the team.
XXには、そのポジションで必要となるスキル名を入れます。
YYには、過去の経験例を書いてください。
「面接でお話しさせていただいた通り、私のXXスキルとYYという経験を元に、御社で貢献をしたいと考えています。」という意味です。
5. 次のステップを楽しみにしています
そして最後は、次のステップに進むことを願っていると伝えましょう。
I look forward to hearing from you about the next steps, and please do not hesitate to contact me if I can provide additional information.
「次のステップに進めることを楽しみにしています。その間、もし私に関して追加情報が必要でしたら、いつでもお問い合わせください。」という意味です。
シャイにならずに、しっかりと伝えましょう。
6. 締めくくりと自分の名前
そして、自分の名前をもって締めくくります。
Best regards,
Hanako (あなたのお名前)
締めくくりの言葉もバリエーションがありますが、悩んだら「Best regards,」一択で大丈夫です。
あなたのお名前は、グローバル英語にならってFirst Nameがベストです。
お礼メールテンプレート
6つのポイントをまとめて書くと、このようになります。
Dear Susan (面接官のお名前),
Thank you very much for meeting with me today. It was such a pleasure to learn more about the team and position, and I’m very excited about the opportunity to join XX (会社の名前) and help YY (仕事の内容).
As I mentioned during the interview, with my XX skill (スキル名) and YY experience (経験例), I would like to contribute for the team.
I look forward to hearing from you about the next steps, and please do not hesitate to contact me if I can provide additional information.
Best regards,
Hanako (あなたのお名前)
あなたの使いやすいようにアレンジしたり肉付けしたりして活用してください。
【まとめ】競争相手と差別化するためにこそ、お礼メールを活用しよう
このように6つのポイントを入れたお礼メールを送ることで、面接官に好印象を残しつつ、志望動機と強みを再アピールすることで、他の競争相手たちとの差別化ができます。
お礼メールを構成する6つのポイントをもう一度まとめると、以下のようになります。
お礼メールを構成する6つのポイント
・宛名 (面接官の名前)
・ありがとうございます
・あなたとの会話で志望度がさらに上がりました
・自分の志望動機と強みを再アピール
・次のステップを楽しみにしています
・締めくくりと自分の名前
そして面接官の記憶に残るためにはスピードが大事ですので、できるだけ早く送りましょう。
英語面接に合格し、みなさんが志望する企業で活躍することを願っています。
Good luck!