「小春日和(こはるびより)」という言葉を聞くと、いかにも春らしい陽気な気候が頭に思い浮かびます。

でも今年になってはじめて知りました。

小春日和とは、「春」ではなく「秋」のことだったんですね!

小春日和の使い方

よく耳にする日本語ではありましたが、この年になってようやく本当の使い方を知ることができました。

そもそも「小春」とは、旧暦10月あたりのことを言いまして、今の新暦でいうところの11月中旬から12月上旬にかけての時期のこと。

少しずつ気温が下がり、秋の深まりを感じ始めた頃、ふと思い出したかのように戻ってくる暖かさ。

それがまるで春の陽気のようで、「小春日和」と呼ぶようになったそう。

旧暦10月を「小春」と読んでいたことが元にありますので、いくらポカポカ陽気の冬の日だからといって、1月や2月には使わないようです。

今のカレンダーでいうところの11月から12月上旬に限って使われる季節の言葉。

名曲「秋桜(コスモス)」の歌詞にも使われる

小さい頃からなんとなく耳にしていた、山口百恵さんの歌、秋桜(コスモス)。

結婚を控え、家を出て嫁いでいく切ない気持ち、そして育ててくれた親への感謝と愛情を歌った名曲です。

薄紅の秋桜が秋の日の

何気ない陽だまりに揺れている

という歌い出しを口ずさめる人も多いと思います。

そして実はこの歌のサビに「小春日和」という言葉が使われています。

こんな小春日和の穏やかな日は

あなたの優しさがしみてくる

この歌を聞くたびに、小さい頃から今までぼくはずっと、「なんで秋のコスモスの季節の歌なのに、サビになると春になるんだ!?」と混乱していました。

しかし、今年はじめて「小春日和」という言葉の意味を調べ、すっきり理解をしたのです。

ちなみにこの名曲「秋桜」が作られたのは、1977年。

作詞作曲は、あの、さだまさしさん。

彼は1952年のお生まれなので、彼がなんと25歳の時の曲です!

アラフォーになってはじめて小春日和という意味の言葉を知ったぼくに比べ、すでにそのような言葉を使いこなしていた25歳のさだまさしさんの才能に舌を撒く思いです。

小雪

小春が過ぎると冬の訪れがすぐそこに。

暦の上では「小雪(しょうせつ)」を迎えます。

まだ本格的な冬は始まっていないけれども、北の地では雪が降りはじめただなんて知らせがチラホラ聞こえてくる頃。

そんなことを考えていると、親戚のおばさんから頂きものが届きました。

北国から、初雪の代わりに、津軽りんご。

シャクシャクと軽い歯触りと、さわやかな甘さ。

家の中に甘い香りが広がっています。