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【簡単】履歴書のその他特記事項欄の書き方ヒント【外資系ノウハウ】

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“転職活動の準備をしているのですが、履歴書にその他特記事項欄というものがあります。ここには何を書けば良いのですか?適当に趣味について書いたらアホだと思われないか、心配です。”

こういった質問に答えます。

大丈夫です、アホだと思われない書き方を紹介します。

履歴書のフォーマットによって、「その他」「その他特記事項」「本人希望記入欄」など、名称はバラバラですが、いわゆる仕事とは直接的に関係ない「その他」のことについて書くところです。

とはいえ、本当に仕事に無関係なことを書くのではなく、間接的に自分をアピールするような内容を書きましょう。

 

本記事のポイント

・履歴書のその他特記事項欄の書き方ヒント

・自分の強みやスキルを書いてアピールする

・趣味や関心ごとを書いて親近感をもたせる

・カッコよく書くヒント

 

ぼくは現在、外資系企業で経営にたずさわっていますが、これまで3ケタ以上の履歴書に目を通してきました。

もちろん、自分が候補者として書いたものも数多くあります。

面接官の立場として、最初にチェックするところは職務経歴ですが、その他特記事項欄も必ず確認しています。

日頃から、こういうことが書いてあれば良いなぁ、と感じるところがあり、それを紹介します。

 

履歴書のその他特記事項欄の書き方ヒント

履歴書のその他特記事項欄の書き方は、難しくありません。

ポイントは、間接的にあなたのアピールにつながることを書く、ということです。

「本人希望」を書くことを求められていたとしても、「御社規定に従います。」と書きつつ、続けてあなたのアピール内容を記入しましょう。

空欄のままにすることは避ける

まず結論として、空欄のままにすることは避けましょう

なぜなら、アピールするものがないと見られたり、やる気がないと見られたりする可能性があるからです。

ですから、空欄のままにするのではなく、以下に説明することを書いていきましょう。

あなたのことをアピールしてほしい

最終選考に残った候補者が2人いた時、最後の決め手が何になるか知っていますか?

それは、熱意です。

一緒に働いたこともない人を採用するのはリスクですが、少なくとも「一緒に働かせてください!」と元気にアピールする人の方が気持ち良く採用できます。

その点、履歴書に空欄が残っていると、「あぁ、この人は十分にアピールをしてこない。我が社にそれほど興味がないんだろうな。」と、とらえられてしまう可能性があります。

逆に、空欄を残さずにきっちり書いてあると、「この人の熱意が伝わってくる。」との印象を与えることができ、アピールにつながります。

面接が盛り上げるきっかけになる

もうひとつ重要なポイントとして、この「その他」欄に書く内容が、面接の時の話が盛り上がるきっかけになります。

たとえば、ゴルフや旅行など、面接官と趣味の話で共感し合うきっかけになるかもしれません。

もっとニッチな趣味を共有していて、そこで盛り上がることだってあります。

ただし、ウソの情報を書いてはいけません

あくまであなた自身の情報を出来るだけ記載するチャンスとして認識すれば十分です。

自分のことをより良く分かってもらった方が、その会社もこころよく採用オファーを出してくれるものです。

会社は等身大のあなたのことを知りたがっていますので、その機会としてその他欄を活用しましょう。

 

自分の強みやスキルを書いてアピールする

その他特記事項欄に書いてプラスになるものの代表例が、あなたの強みやスキルについてです。

強みやスキルからも、「この候補者は実際の仕事でも活躍してくれそうだ。」と考えてくれることがあるので、しっかりと書いてアピールにつなげましょう。

語学

多くの企業が求めるスキルのひとつに、語学が挙げられます。

もしあなたが、日本語以外の言葉を使えるようでしたら、記載しましょう。

それが英語であれ中国語であれ、何語でもかまいません。

ネイティブレベルではないカタコトであっても大丈夫です。

基準レベル

・「ネイティブレベル」:ほぼネイティブ同等。かなりハイレベル。

・「ビジネスレベル」:ビジネスで使用できるレベル。そこそこ使えるのであれば、ビジネスレベルと書いて問題ありません

・「日常会話レベル」:ビジネスでは使えないが、旅行や日常会話で使えるレベル。

「いやぁ、自分はまだまだです。」だなんて謙遜しないでください。

日常会話レベルであっても、「語学力ゼロ」より、かなりマシですから。

海外経験

語学とならんでアピールできるものに、海外経験があります。

留学経験や、海外に住んでいた経験があれば、書いてください。

その時、滞在した国の名前と月数・年数を書きましょう。

旅行しか経験ない場合も、書いて大丈夫です。

趣味として海外旅行と書けば、少なくとも、自分で海外旅行に行くような柔軟性と行動力があることのアピールにつながります。

ぼくも旅行が好きなので、履歴書に「趣味:旅行」と書いている人がいれば、これまで訪れたところを聞くことがあります。

資格・テストスコア

資格やテストスコアについても、もっているものを記載しましょう。

簿記や英語テストスコアなどのものを書くことが一般的ですが、たとえ仕事に直結しそうにない資格であっても、書いて問題ありません。

履歴書を読む立場としても、「この資格は仕事につながらないが、積極的に資格取得にチャレンジする、この候補者の努力の姿勢がうかがえる。」と考えます。

ITスキル

ITスキルは語学力とならんで、現代の企業が全従業員に求めるものです。

こちらもハイレベルでなくて問題ありません。

WordやExcelが使えるのであればそれを書けば良いですし、HTMLやCSSといったプログラミング言語をかじった程度でも、「HTML・CSS (初級)」といったように書きましょう。

「勉強をしている」という努力の跡を見せることが大事です。

もちろん、もっとハイレベルに使いこなせる方は、積極的にアピールをしましょう。

 

趣味や関心ごとを書いて親近感をもたせる

その他特記事項欄には、強みやスキルだけでなく、趣味や関心ごとを書くことも非常に有効です。

「え、仕事と関係なくないですか?」と思ったかもしれませんが、あなたの人となりを知れば知るほど、採用担当者のあなたに対する興味は増します。

数いる候補者たちの中で、あなたの印象を強く残すためにこそ、業務経歴だけでなく、趣味や関心ごとを通じて、あなたらしさを伝えるのです。

ここに書く内容によっては面接官と共感しあって話が盛り上がることもありますから、こういったこともアピールの機会として書き込んでください。

趣味や関心ごとといっても、どういったことを書けばよいか、例を紹介します。

読書

少しかたい印象を与えるものの、読書は好印象を得られること間違いありません。

なぜなら、あなたが勉強家であるという印象を与えることができるからです。

ただ、趣味が読書であると伝えると、高い確率で、「最近読んで印象に残った本は何ですか?」と聞かれます。

でも慌てなくて大丈夫です!

面接で聞かれたときにうってつけの、おすすめ本があります。

それは、「7つの習慣」という本です。

ビジネス書としては非常に有名でして、世界中の経営者にも読まれています。

知り合いにすすめられたということにして、その本から学んだ内容どのように仕事に活かしているかを説明すればバッチリです。

文化系の趣味

読書だけでなく、もう少しくだけた文化系の趣味があれば、それも書きましょう。

音楽の演奏、音楽鑑賞、映画鑑賞、美術館めぐりなど、どれも素晴らしい趣味です。

漢字で書くといかにも難しそうですが、誰だって音楽を聞いたり映画を見たりしますよね?

そういったことを書いて、あとは最近経験して面白かったことを説明できるように準備しておきましょう。

スポーツ

スポーツも素晴らしい取り組みです。

しっかり健康管理をしているというだけでも、好印象を与えることができます。

なぜなら、風邪を引いたりして仕事を休むようなことがなく、毎日コツコツと勤勉に働いてくれる人こそ、企業にとって大切だからです。

ですから、ジム通い、ヨガ、ジョギング、ハイキング、ラジオ体操など、身体を動かす健康的な取り組みであれば、なんでも大丈夫です。

ボランティア

ボランティアに取り組んでいる方も、書くと目を引くでしょう。

日常的に取り組んでいなくても、大きな震災が起きた時にボランティアに行った経験があれば、それを書いても問題ありません。

そのように、他の人のために自分を捧げる気持ちのある人であれば、きっと良いチームワークを発揮してくれるだろうと期待できるからです。

 

カッコよく書くヒント

「いやぁ〜、それでも私には特に書くことはないなぁ。。」と悩んでいるあなた。

大丈夫です。あなたにも書けることは必ずあります。

ただその時、普段何気なく取り組んでいることを、少しだけカッコつけて書くようにしましょう。

たとえば「散歩」が趣味の場合は、「ウォーキング」と書きます。

やっていることは同じでも、能動的に健康管理をしていて仕事ができそうな雰囲気が出てきます。

他にも、「料理」だって立派な趣味です。

実際の面接で、最近挑戦したレシピなどについて話せば、活動的な人材という印象を残せます。

さらに、「カフェめぐり」が趣味の場合であっても、それを書いて問題ありません。

面接の際に、「新しいカフェに行って、最新トレンドを体験することが好きです。」と説明すれば、「お、いつもビジネスニーズに対してアンテナを高く張っているんだな。」と考えてもらえます。

つまり、日頃からやっているようなことでも、書き方や説明の仕方を工夫することで、能動的で意義深い活動になります。

 

【まとめ】履歴書のその他特記事項欄の書き方ヒント

本記事では、履歴書のその他特記事項欄の書き方のヒントについて紹介しました。

自分を上手にアピールするため、その他欄も無駄にせず、しっかりと活用しましょう。

また、趣味や関心ごとを書くことでも、あなたの個性を伝えることができ、面接官の印象に残りやすくなります

どこの会社と縁があるかは、最終的にはお互いのフィット次第です。

プロフェッショナルな履歴書を用意することは大事ですが、自分らしさも表現することもお忘れなく!

 

 

 

ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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