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【ビジネス英語】値段交渉のための英語フレーズ【簡単ですぐ使える】

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“ビジネスで英語を使って値段の交渉をしなければならないのですが、便利なフレーズを教えてください。”

こういった質問に答えます。

 

英語で値段の交渉をするとは、本格的ですね。

慣れていないと大変だと思いますが、英語フレーズさえ身につければ、あとは日本語での交渉と大きく変わりません。

お互いがWin-WInで決着できるよう、粘り強くがんばってくださいね。

本記事では、値段交渉に使える、簡単なビジネス英語フレーズを紹介させていただきます。

本記事のポイント
・値段交渉のための英語フレーズ
・グローバルビジネスにおける交渉のコツ

ぼくは10年以上にわたってグローバルビジネスにたずさわり、今は外資系企業で経営をしています。

本記事では、実際の現場で使われている簡単な表現を紹介します。

 

値段交渉のための英語フレーズ

ビジネスでもなんでも、何かを買ったり売ったりする時に大切なのは、価値を見極めた上で、妥当な値段をしっかりと主張すること。

製品やサービスを買う立場にあって、もし自分の考える価値よりも高かったら、価格を下げてほしいと要望することは何も問題ありません。

また逆に、自分が売る立場にある時、価値を大幅に下回るような値下げ要求を受けた時も、価格を上げてほしいと、しっかり伝えましょう。

価格を下げてほしい

まず、価格を下げてほしい時のフレーズをいくつか見ていきましょう。

Can you please discount?
ディスカウント(値引き)をしていただけませんか?

I think this is too expensive.
これは高過ぎると思います。

I saw a lower price at a different location.
他の場所でもっと安く売られているのを見ました。

I can purchase if you would lower the price by 10%.
10%の値下げをしてくれるなら、買います。

It would be appreciated, if you would give me 10% discount.
(ていねい)10%の値下げをしてくれると、非常にありがたいです。

これらと合わせて、なぜ値段が高いと感じているか、ロジカルに説明できると建設的な交渉ができて良いですね。

価格を下げられない

続いて売り手側の立場として、価格を下げられない旨を英語で主張するフレーズを見ましょう。

This price is already discounted.
この価格はすでに値引きが反映されたものです。

I think this price is already competitive.
この価格はすでに市場競争力のあるレベルです。

The price cannot be lowered because the product provides good values.
この製品は素晴らしい価値をもっていますので、価格を下げることはできません。

I am afraid, but we should raise the price.
(ていねい)恐れ入りますが、価格を上げさせていただきたく存じます。

The quality of this product is high, so we do not provide a discount.
この製品は高品質ですので、値引きには応じていません。

売買は交渉ごとですが、それでも理不尽な値下げ要求に対しては、安易に応じる必要はありません。

製品やサービスの価値を買い手に説明し、必要な値段を払ってもらえるよう、自信をもって要望しましょう。

交渉を妥結しよう

買い手と売り手とで、お互いに言い分を言い合ったら、最後は交渉を妥結させましょう。

Ok, we can give you 5% additional discount, but not any more.
分かりました、追加で5%の値引きをしましょう。ただし、それ以上は下げられません。

Can we close the deal?
これで交渉を妥結できますか?

If you would agree with our price, we can consider providing additional service.
私たちの値段に合意いただけるならば、追加のサービスを提供することを考えます。

Done. I agree with your offer.
分かりました。あなたの提案に合意しましょう。

We appreciate your understanding.
ご理解いただき、まことにありがとうございます。

最後はお互いにWin-Winになれるよう、妥結にもちこみましょう。

 

グローバルビジネスにおける交渉のコツ

さて、英語フレーズを身につけていざ交渉に臨んでも、本番ではさまざまなことが起こり得ます。

相手が求めていることが分からなくなったり、以上に理不尽な要求を求められたり。

それでもあなたにとっても譲れない一線がありますから、それをしっかりと守ることも必要です。

悩んだ時に思い出してほしいのですが、実はグローバルビジネスにおける交渉には、コツがあります。

うまくいかない例、パイの奪い合い

うまくいかないパターンのほとんどが、お互いにパイの奪い合いをしている時です。

パイの奪い合いとはどういうことかというと、決まったサイズの利益を奪い合うことです。

新しいビジネスチャンスでも良いですし、エネルギー資源などの権益でも良いでしょう。

限られたものをめぐって交渉する時、必ずといっていいほど、「相手より多くを勝ち取りたい!」と考えるのです。

しかも、お互いにそう思って交渉するわけですから、どうしても妥結をすることができなくなります。

ようやく一方が妥協をして妥結することができたとしても、心の中で恨みの感情が残り、次のビジネスチャンスではお互いに協力することが難しくなるでしょう。

目指したい姿、協力してパイを大きくする

パイの奪い合いではうまくいかないことが分かったら、ぼくたちが考えるべきことは、いかにしてパイそのものを大きくするか?、ということです。

元は10の大きさしかなかったパイであっても、協力してそれを20まで大きくすることができれば、半分ずつ分け合ったところで、それぞれが10ずつを得ることができます。

つまり、交渉で目指したい姿とは、お互いに協力して、パイそのものを大きくするというものです。

そのためには、自分が求めるものと合わせ、相手の求めるものを理解する必要があります。

その上で、どうすれば相手と協力して、パイを大きくすることができるかを一緒になって考えるのです。

ここまでできると、当初の交渉からはだいぶ様子が変わり、お互いがお互いの成功を願ってアイディア出しをするようになります。

長期的信頼関係を構築する

一度でも交渉がお互いにとってWin-Winの形で妥結することができると、次回からの協業がやりやすくなります。

信頼関係が構築されることで、お互いを疑う必要がなく、コミュニケーションのスピードが早まります

さらにそれを長期的に続けていくことで、お互いの信頼関係はますます深まっていくことでしょう。

 

【まとめ】値段交渉のための英語フレーズ

本記事では、値段交渉に使える英語フレーズを紹介させていただきました。

値段を下げてほしい時の言い回し、値段を下げられない時の言い回し、そして、交渉の妥結を提案する時の言い回し。

さらに、グローバルビジネスにおける交渉のコツも説明しました。

それは、決まったパイを奪い合うのではなく、お互いに協力してパイを大きくしてから分かち合うというものです。

あなたも交渉相手とWin-Winの信頼関係が構築できますように。

 


誰もが使いこなせるようになりたいと考えているビジネス英語。でも何からはじめたら良いか迷っている方は、スピーキングから取り組むことがおすすめです!

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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