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成功するプレゼンテーションのポイント3つ【MBAで学んだ】

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こんにちは、てつです。

今回は僕がMBA留学中に学んだプレゼンテーションスキルについて説明します。細かいことを言い出すとキリがないのですが、意外とみんなが意識していない、それでいて最も重要なポイント3つについて紹介します。

プレゼンテーションをする相手が日本人であろうがアメリカ人であろうが通用するポイントですので、ぜひ参考にしてください。

聴衆のことを知る。Know your audience

英語で「know your audience」というのですが、日本語で言うと「聴衆のことを知ろう」という意味になります。

聴衆のことを知るとはどういうことかと言うと、あなたが話そうとするトピックについて、聴衆がどれくらい事前情報を持っているか?、そのトピックに関する専門用語は使っても大丈夫か?、聴衆たちはあなたのプレゼンテーションから何を聞きたいと考えているか?、などといったことを理解することが必要ということです。

例えば、これから留学に行きたいと考えている人たちに対してプレゼンテーションをするとします。その時、これから留学の準備を始めようとしている人に対しては、準備プロセスの基本的な全体像を説明するところから始めないと話について来られないでしょう。

その一方で、すでに出願済みでいくつかの学校から合格発表ももらっている人たちに対してプレゼンテーションをするならば、準備プロセスといった基本的なことよりも、どういった基準で留学先の学校を選ぶか、留学中に気をつけるべきこと、などといったより具体的な内容が期待されることになります。

このように聴衆のことを理解し、想像を膨らませることによって、あなたが準備するべきプレゼンテーションの内容や方向性、そしてレベル感などが、おのずと決まってくることになります

言われてみると当たり前ですが、聴衆にとって理解がしづらい内容のプレゼンテーションであると、いくら実際にそれが良いものであったとしても、理解ができない、もしくは興味の範囲外であると判断され、結果的に評価は上がらないでしょう

プレゼーテンションの目的を明確にする

聴衆のことを理解し、それに合わせてプレゼンテーションの内容を調整するべきであるということを説明しました。これは聴衆側のことを想像した対応ですが、逆にプレゼンテーションを行うあなた自身にも目を向け、このプレゼンテーションを通してあなたが何を成し遂げたいのかという、あなたの目的を明確にすることも重要です。

例えば、情報共有を行うプレゼンテーションというものがその1つです。また、あなたが何か提案をして、それに対して承認をしてもらうと言うことも目的の1つになります。さらに、あなたが新しいアイディアを共有することによって、聴衆に新しい行動をとってもらうことを促すと言うことも目的の1つになります。

このようにパターン別で考えてみると、情報共有が目的の場合、聴衆にとってメリットがあるであろう情報を数多く盛り込んであげることが価値につながるでしょう。承認をしてもらうことを目的にする場合ですと、プレゼンテーションの冒頭で「今回は〇〇について承認をしてほしいと思います。なぜなら次の理由が考えられるからです。」と説明をはじめていくと、聞いている方も承認をする前提でその確からしさを確認してくれるでしょう。そして、聴衆に新しい行動をとってもらうことを目的にする場合であれば、その新しい行動をとることのメリットとデメリット、行動を今のまま変えないことのメリットとデメリットなど、それぞれのオプションについての検討を説明で見せた上で、最終的には新しい行動を取った方が良いと言うメリットを強調して聴衆に行動を促すことが型になります。

このように、あなたがプレゼンテーションを通じて何を成し遂げたいかと言う目的をはっきりさせることによって、プレゼンテーションの流れや形が決まってきます。これも非常に重要ですのでよくよく考えて取り組むようにしましょう。

ひたすら練習を重ねる

聴衆を知ることと、プレゼンテーションの目的をはっきりさせることに続いて、もう一つ重要なポイントは、ひたすら練習を重ねるということです。

いくらプレゼンテーションを通じて伝えたいことが自分の中で明確であったとしても、実際に話す練習をしない限り、本番でうまくいく事はありません

本番は時間が制限されているものですし、途中で聞いている人たちから質問が入ることもあります。そういったことも全て含めて時間通りにハンドリングしなければならないので、自分が話す練習はもちろんのこと、想定質問に対する答えの準備といったこともしっかりと練習をしておくことが重要です。

それではどれぐらいの回数を事前に練習する必要があるのか?と言うことが気になるかと思います。あくまでイメージですが、仮に3分間のプレゼンテーションをする機会があるとしましょう。MBAに通っていた当時の自分自身やクラスメイトを見渡すと、少なくとも5回、多くて10回以上を練習に費やすという人たちがほとんどだったように思います。

そしてMBAを卒業してしばらく経っている僕自身、ここぞという大事なプレゼンテーションの前には、やはり5回から10回は1人でぶつぶつと壁に向かっていながら練習を重ねています

かつ、経営の仕事をし始めてから年がら年中話すことが仕事の1つになってきましたが、それでもやはり重要なプレゼンテーションをするときには、必ず5回から10回は通して練習をしています。練習をすれば成功しますし、練習をしなければ失敗します。これは非常にシンプルなことですので、軽く考えずに、練習を重ねましょう

まとめ:成功するプレゼンテーションのポイント3つ

今回は、成功するプレゼンテーションのポイントを3つ紹介させていただきました。

これらはどれも僕がMBA留学時代に学んだものですが、今でも実践をしているものです。

聴衆を知るという事、プレゼンテーションの目的を明確にするということ、そしてひたすら練習をするということ。これらの3つです。

Good luck!

 

ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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