【キューバ旅行】こんなキューバ人には気をつけよう「売りたがりオジサン」
よく知られていることだけれども、キューバにはモノが少ない。それは、首都のハバナであっても例外ではない。それでも、ハバナの街を歩いていると、いくつかの商店はある。そして、街中に八百屋を見つけた。
キャベツと玉ねぎ、ナスと芋が売っている。
たしかに聞いていたとおり、モノが少ない。
店の中から、八百屋のオジサンが出てきて、英語で話しかけてきた。
オジサン「おはよう。何か探しているの?玉ねぎを買っていかない?」
自分「いや、見ているだけだよ。」
オジサン「そうか、見ているだけか。」
自分「うん。」
オジサン「どこから来たの?」
自分「日本だよ。」
その後、オジサンがだまりこみ、何かを思い出そうとしている表情に。
そして、思い出したかのように、一言を放った。
オジサン「サヨナラ。」
え、買わないなら、どこか行け、ってこと!? と、びっくりしたけれども、おそらく、偶然にも、「サヨナラ」が唯一、そのオジサンが知っている日本語だったようだ。これは、なんともシュール。
その後も、オジサンの言葉はつづく。
オジサン「すごく良いところに連れて行ってあげるよ。」
自分「いや、いいよ、遠慮しておく。」
オジサン「大丈夫、すぐ近くだから。ほら、向かいのバー。」
自分「・・・。」
そのバーには、朝から一人だけお客さんが入っていました。すると、奥の方に連れて行ってくれて、キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの写真を見せながら、オジサンが語り始めます。オジサン「このバーに、チェ・ゲバラがよく通っていたんだ。」
自分「へー。。」
オジサン「あれこれ、あれこれ・・・。」
自分「・・・。」
オジサン「でね、チェ・ゲバラは毎朝、ここにきて、目覚めの一杯を飲んでいたんだよ。実は幸運にも、今でもこのバーでは同じドリンクを提供しているんだ。君も試すべきだよ!買って飲みなさい!」
自分「いや、いらないから・・・。」
オジサン、無言になる。
そして、また口を開いた。
オジサン「キューバのお土産を買わないかい?」
なんて、商魂たくましいんだ、「売りたがりオジサン」よ。
だんだんとしつこくなってきたので、ここらで「サヨナラ」だ。
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