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【重要】転職活動の心構えとマインドセット【最後までやりぬくこと】

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“今の仕事や勤務先になんとなく不満を感じていて、転職活動をはじめました。ただ、今の会社でお世話になった人のこと、将来のキャリアアップの可能性、家族からの心配などを考えていたら、転職することに不安を感じはじめました。私は本当に転職活動をすすめていって良いのでしょうか?”

その悩み、よく分かります。

ばく然とした不安も分かりますし、今一緒に働いている方たちへの優しさも感じます。

しかし、一番優しくしてあげるべきは、あなた自身です。

また、たとえ転職しないとしても、転職活動そのものにもメリットがありますので、ぜひ積極的に活動したら良いでしょう。

ただしその際、ひとつ重要なことがありまして、それは、「必ず、最後までやりぬく」という心構えを固めることです。

 

本記事のポイント

・転職活動の心構え:最後までやりぬくこと

・転職を考えるみんなが抱えている悩みを紹介

・転職活動の難易度について

・転職を考えはじめた自分の心に立ち戻る

・転職活動を行うことのメリット

 

ぼくもはじめて転職するときには、悩みに悩み、ただただ時間を浪費したことを覚えています。

振り返ると、本命企業から採用通知をもらうことができたのは、「必ずやりぬく!」と本気になった直後で、悩みはじめてから2年近くも経過していました。

今でこそ外資系企業の経営者という立場についていますが、転職活動をしていた当時、自分のポテンシャルを信じ、心の底からチャレンジしたいと考えた方向に一歩を踏み出したこと、本当に良かったと思っています。

 

転職活動でもつべき心構えとマインドセット

必ず最後までやりぬく

転職活動をするならば、最初に、「必ず最後までやりぬく!」という心構えを固めてください。

最後までとは、「採用通知をもらうまで」のことです。

それこそが転職活動の成果の形ですので、採用通知をもらうまでは必ずやり抜きましょう。

途中、いろんな大変なことがあるでしょう。

今の仕事が忙しくなることもあるでしょう。プライベートや家庭の事情で準備の時間がとりにくくなることもあるでしょう。

それでも、最後までやりぬいてください

採用通知をもらった後でも辞退できる

採用通知をもらった後でも、入社を辞退することができます

現に、ほとんどの人は転職活動をする際、複数の会社に応募し、並行して面接を進めていきます。

最終的には一番良いオファーを出してくれ、自分の希望とフィットするところを選んで入社するわけですが、その裏には「採用通知を出したのに候補者から辞退された会社」も数多くあることを思い出してください。

もちろん、会社側も多くの候補者たちを不採用として断っていますから、お互いさまです。

オプションは複数あった方が良い

オプションは複数あった方が良いものです。

あなたが働いている今の会社に働き続けることも悪くないですが、世の中には本当に多種多様な会社があり、中にはあなたの価値観に今よりもフィットするところもあるかもしれません。

転職活動を行えば、いろんな会社の方たちと話すことができ、あなた自身の価値観と照らし合わせて比較をすることができます。

採用通知をもらったとき、今の会社と新しい会社とを比較すれば良いでしょう。

その上で、今の会社を選ぶことは素晴らしいことです。

ただ、そうやって比較するオプションをもてないと、いつまでたってもモヤモヤとした不安や不満からぬけ出せないでしょう。

ですから、転職活動をするならば、必ず最後までやりぬき、採用通知を手に入れてください。

 

転職活動をするとき、みんな悩んでいる

転職活動を思いたっても、悩みはつきませんし、その悩みは実に様々です。

今の会社でお世話になった人を裏切りたくない

あなたにも、上司や先輩、そして同僚や部下・後輩など、今の会社でお世話になった人が多くいると思います。

特に新入社員の時から仕事を教えてくれた目上の方のことを思うと、転職をふみとどまってしまうということも人情ではないでしょうか。

その優しい思いは大切にすべきですが、一番優しくするべき相手は自分自身であることも忘れてはいけません。

本当にあなたのことを考えてくれている人ならば、きっと、あなたが選んだ進路を喜んで応援してくれるでしょう。

今の会社でキャリアアップする可能性

このまま働いていけば次の昇進や出世が待っている。留学や海外駐在の機会を手に入れられる可能性がある。

今の会社でキャリアアップする可能性を考えて転職活動に二の足をふむ方もいると思います。

しかしながら、そもそもあなたは、そういったことではないところに悩みや不満を感じていたはずではないでしょうか?

どんなに仕事で成果を出しても同期と同じスピードでしか昇進しない人事制度。留学や海外駐在も、行けたところで、帰国したらまた元の企業文化になじまなければいけない環境。

結局、どれだけ今の会社でキャリアアップできたところで、不満の根本は別のところにありませんか?

家族や友達たちからの心配

言われて久しいことですが、「良い学校を出て、良い会社に入り、出世をする。」という昭和型モデルは、すでに存在しません。

あなたが今おつとめになっている会社だって、今後も安泰かどうかは誰にも分かりません

経済状況の変化、地震などの自然災害、そして世界的な感染症など、「まさか」によって業界全体がふっ飛んでしまうことだって、現実に起こっています。

そんな時、過去にしがみつこうとする人よりも、転職できる人の方が、安定を手に入れることができます

ペダルをこぎ続けてこそ、自転車は安定します。高速に回り続けるコマが、一番安定しています。

家族や友達からの心配や優しさはありがたく受け止めつつ、あなたは自分の思う道をすすみましょう。

 

転職活動は甘くない

転職活動を考えはじめたところで、みんな色々な悩みを抱えています。

しかし、中途半端にやって本命企業から採用通知をもらえるほど、転職活動は甘いものではありません

競争相手がいる

あなたがどこの企業やポジションを受けようと、そこには他の候補者という競争相手がいることを忘れてはいけません。

あなたが魅力的に感じるくらいですから、他にも魅力を感じて応募してきている人たちがたくさんいます。

あなたが多くの候補者たちの中で、採用担当者の目にとまるためには、しっかりと準備をしなければいけません。

中途半端な準備しかしていなければ、履歴書はすぐに見えないところに追いやられ、面接に呼ばれることもないでしょう。

本当にその会社で働きたいと考えている競争相手たちは、一所懸命に準備をしてきます

一定期間の準備が必要

転職活動には、準備のために一定期間の時間をコミットする必要があります。

一般的には、3ヶ月から6ヶ月、長いと1年以上が必要になることもあります。

とくに、あなたが今の仕事のレベルよりもキャリアアップをすることを望むのであれば、周到にリサーチや準備を進める必要がありますので、どうしても時間がかかってしまいます。

すると、プライベートの時間を犠牲にする必要も出てくるでしょう。

これまでは仕事帰りに「ちょっと一杯」なんてことをやっていたかもしれませんが、それもガマンして時間を捻出する必要性も。

今の仕事が忙しくなる可能性

数ヶ月にわたって転職活動をしていると、プライベートのみならず、今の本業でも変化が出てきて当然です。

新しいプロジェクトを任されたり、仕事内容が変わったり、今の仕事が忙しくなる可能性もあります。

当然ながら、今の仕事も大切にして取り組み続けることが求められますし、新しいことをやっていると疲れも溜まりやすくなります。

しかしそれでも、あなたの目標を達成するためには、転職活動の手を休めるわけにはいきません。

プライベートだけでなく、今の仕事でも忙しくなる可能性がありますが、それでも転職活動を必ず最後までやりぬくこと、これが非常に重要です。

 

転職しようと考えはじめた理由を思い出そう

数ヶ月にわたって転職活動をしていると、いろんな変化に悩まされますし、当初の目的意識やモチベーションをたもちつづけることは意外と大変です。

そんな時、あなたが転職しようと考えはじめた理由を思い出しましょう

転職した方がキャリアアップが加速される

今の会社が決して嫌いなわけではないけれど、自分が思った通りにキャリアアップの道が用意されているとは限りません。

早くマネージャーになってキャリアを積みたいけど、同期と同じスピードでしか昇進することができない。今までとは違う専門性を身につけたいけれど、今の部署・部門から離れることは認められない。

あなたがキャリアアップをしたくて一生懸命に働いていても、目の前にはさまざまなハードルがあることがあります。

そういう時、転職をすれば、実力本位でマネジャー職につくことができますし、これまでとは違う専門性を身につけられる仕事につくこともできます。

給料を上げたい

給料を上げたいとは、ほぼすべての人が考えていることでしょう。

しかし、会社には給与の支払いを決める制度やシステムがありまして、多くの場合、突然大幅アップするようなことはありません。

前年度や他の社員との関係性と比較しながら、少しずつ少しずつ上がっていくことが一般的です。

それに対して転職をすると、1割から2割のアップはザラで、3割から4割、中には5割以上の給与アップを手に入れることも現実に起こり得ます。

もちろん、給与に応じた業績・パフォーマンスが求められますが、元から一所懸命に働いている人にとっては、何も問題にはなりません。

報われない重労働や、つらい人間関係から抜け出したい

残念ながら、ブラックとは言わないまでも、どうしても報われない重労働がまかり通っている職場、そしてつらい人間関係というものが存在します。

それに対してあなた自身が悩む必要はないでしょう。さっさと立ち去るべきです。

我慢してそこで働き続けても、心身を壊してしまう可能性があります。手遅れになる前に、行動に移すが吉です。

「でも、重労働に嫌気がさしましたなんて、まっとうな転職理由になるのでしょうか?」という疑問も感じるかもしれませんが、そこは大丈夫。別記事で、転職理由を正しく作る方法を解説します。

 

転職活動をすることのメリット

転職活動をはじめたら、必ず最後までやりぬいてほしいということが本記事のポイントですが、活動をすすめている途中で、その活動自体のメリットも感じるでしょう。

これまでのキャリアの棚卸しを行うことができる

まず、転職活動を行うと、履歴書や職務経歴書という形で、これまでのキャリアの棚卸しを行うことになります。

もちろん面接もそうですが、あなたがこれまでたずさわってきた仕事の経験、そこでつちかったスキルや強みを整理し、言語化することが求められます。

日ごろ何気なく働いていると、そのようなことはなかなか行いませんが、時間をとって机に向き合って書き出していくと、結構、いろいろなことを身につけていることが分かります

たとえば、「自分なんて、ただの営業販売員です。」だなんて考えている方がいたとしても、営業スキルとは非常に重要なものです。

なにしろ、どれほどすばらしい技術や製品があったところで、営業活動なくして、それらがお客さまの手にわたり、世の中にインパクトを残すことにはつながりません。

仕事の経験、スキル、そして強みを整理することで、自分の専門性やプロフェッショナリズムを確認することができ、自信にもつながります

自分の人生や仕事の価値観を見つめ直すことができる

転職活動をすると、自分の経験やスキルだけではなく、人生や仕事の価値観といったことも見つめ直し、整理することができます。

今の仕事の好きなところや嫌いなところ、そして将来の職場に求めることを考える際、どうしても自分の価値観と向き合うことになるのです。

すると、「あぁ、私はこういう価値観だから、同じ価値観を共有できる会社で働いた方がやりがいを感じられそうだ。」ということに気づくでしょう。

もちろん、軸にすべきは、勤め先となる会社のビジョンや価値観ではなく、あなた自身のビジョンと価値観です。

あなたの方向性にあった会社を探すことで、自主性や主体性を感じ、「自分の仕事人生は自分でコントロールしている。」という充実感も生まれてきます。

自分の市場価値が分かる

転職エージェントに相談をするとすぐに教えてくれるでしょうが、自分の市場価値が分かるということも、転職活動をすることのメリットのひとつです。

どういった業界や仕事であれば、自分は転職可能なのだろうか?今すぐマネジャーや管理職にチャレンジできるのであろうか?そして何より、自分の給与はどれほど上げることができるのであろうか?

転職活動をすると、そういった知りたかったことがすぐに分かります。

自分の現在の市場価値、立ち位置が分かると、将来の目標に対するギャップも明確になりますので、今後どういった経験やスキルを身につけるべきかも分かり、キャリアに戦略性をもたせることもできるようになります。

他の業界や会社、職種のことを知ることができる

あなたのように現状で満足せず、常に好奇心旺盛な人には、他の業界や会社のことを知ることができるということも、転職活動のもうひとつのメリットです。

今の会社ももちろん良いところでしょうが、他の業界にも素晴らしい会社はたくさんありますし、今とは違う職種だって十分にやりがいがあるものであることに気づくでしょう。

他の会社の社員に面と向かって、「御社の強みや課題はなんですか?」だなんて生の情報を引き出す質問をできるのも、転職活動ならではです。

そういった知識はビジネスにプラスになりこそすれ、絶対にマイナスにはなりません。

 

まとめ

転職活動は、必ず最後までやりぬくこと

これが、転職活動を通じてもっていてほしい心構えとマインドセットです。

転職活動は甘くないですし、数ヶ月にわたって行うもので、本命企業から採用通知をもらうまでのハードルは低くありません。

しかし、転職活動そのものから得られるメリットは数多くありますし、そもそもあなたが転職活動を思いたった理由を決して忘れないでください。

採用通知をもらった後でも、辞退し、今の会社で働きつづけるという選択をすることも可能です。

しかし、最後までやりぬき、採用通知をもらわないことには、あなたはいつまでたっても今の環境からぬけ出ることはできません。

あなたにも、あなたの強みと個性を今よりも発揮できる環境があるはず。

あなたのチャレンジを心より応援しています。

 

 

 

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アメリカのトップMBAを取得し、卒業後にアメリカ企業本社の幹部候補生として採用されたノウハウを紹介しています。

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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