出世する人が身につけている行動3選。【出世したいなら必見】
“自分は今働いている会社の中で出世や昇進したいのだけれども、なかなか実現しない。どうしたら良いの?”
ぼくはよく、いろんな人からキャリアの相談を受けることが多いのですが、その中に、「出世や昇進をしたいのに、なかなか実現しない。どうしたら良いの?」というものがあります。
本記事では、その疑問について答えます。
実は、出世や昇進をしている人が身につけている行動が3つあります。
本記事のポイント
・自分のキャリア目標や出世願望を上司に伝える。
・その目標達成のため、今の自分に足りないことを、上司からフィードバックをもらう。
・上司と一緒に二人三脚で、自分のスキルアップにはげむ。
ぼくもこれまで苦労をしながらも出世や昇進を重ねてきましたが、どんな時も、必ず上司を巻き込んできました。
上司にとっても、会社全体にとっても良い方法ですので、紹介させていただきます。
出世する人が身につけている行動3選。【出世したいなら必見】
「出世したいのにできない。」という悩み相談を受けた時、自分は必ず最初に、ある質問をするようにしています。
「決定権をもっている上司の方に、自分の気持ちを伝えることをしていますか?」
こういうことを言うと、
「いや、自己主張が強いヤツだと思われたくない。」
「そんなことをして驚かれたり、引かれたりしないか?」
と心配する方が多くいます。でも、その心配は不要です。
なぜならあなたの上司の重要な仕事のひとつが、部下を育て、成長させることです。
つまり、あなたが出世や昇進をするということは、あなたの上司の成功にもつながるのです。
本記事で紹介することをコツコツとやっていけば、あなたが出世や昇進できる可能性は格段に上がるでしょう。
自分のキャリア目標や出世願望を上司に伝える。
まず、あなたの出世したいとう気持ちや昇進に対する想いを、言葉にして伝えましょう。
いうなれば、あなたの上司を、あなたの出世や昇進を同じように望むインサイダーにしてしまうのです。
あなたの将来の昇進は、あなただけの目標ではなく、あなたの上司自身の目標でもあるように目指しましょう。
具体的にはまず、上司のモチベーションを確認することから始めます。
どういうことかというと、その上司の頭の中を覗くと、たいていの場合であれば、以下のようなことを考えているでしょう。
「担当業務で成果を上げたい。」
「ただ、部下を含めたチーム全体の底上げをしなければ成果は上がらない。」
「しかも、部下の誰かが能動的にリーダーシップをとってチームを引っ張ってくれたら、どれほど心強いことか。」
そうです、そもそも、部下たちが日頃からスキルアップに励んでくれることや、一生懸命に成果を出そうと働いてくれること。さらに、部下の誰かが、その上司と同じようにチームを率いるリーダーシップをとってくれることなどを期待しているのです。
言われてみると当たり前のことですが、その上司は、担当チームを率いながら業績を上げることに、毎日頭を悩ませながら取り組んでいるわけです。
そして、そこには頼りになる部下が必要となります。
つまり、あなたが「出世して、上司の右腕に足る人物に成長したい!」と伝えることは、上司にとっても願ったり叶ったりなわけです。
個別面談の機会にでも、ストレートに伝えましょう!
やる気がある姿勢を見せることは、どんな上司でも喜んでくれるはずです。
その目標達成のため、今の自分に足りないことを、上司からフィードバックをもらう。
もちろん、「出世したいです!」とだけ伝えても、上司は困ると思います。
しかしそこで、「成長したいので、アドバイスをお願いします!(その結果として、出世したいです。)」と伝えると、話が展開していきます。
たとえば、このような伝え方ができます。
「もっとチームのために貢献できるような人材になりたいのですが、自分に足りないところをフィードバックしていただけませんか?」
こうやって聞けば、上司は必ずあなたにフィードバックをくれます。
上司としても、頼りになる部下が欲しいですし、さらにその上の上司からは「お前は部下をしっかり育てているのか!?」なんて日頃から言われているはずですから、あなたのことを育ててみようと思うはずです。
上司と一緒に二人三脚で、自分のスキルアップにはげむ。
フィードバックをもらえる関係になったら、そこから、あなたとあなたの上司との二人三脚がはじまります。
あなたに足りていないことは、謙虚に伺いましょう。
そして、それらを克服するための計画を立てます。
さらに、実務やプライベートでの勉学の時間を使って、スキルアップに励んでください。
ひとつできるようになったら、次。それもできたら、さらに次。一足飛びにはいかないでしょうが、ひとつひとつ、自分に足りないスキルを身につけていきます。
この時、かならず上司との定期面談を持ちましょう。
もちろんその面談スケジュールをアレンジするのは、あなたの仕事です。
はじめは慣れないかもしれませんが、すぐに二人の間のペースができてきますし、実際にあなたのスキルアップにもつながり、あなたがチームの中でかけがえのない存在になっていることでしょう。
すると上司の方も、上司という立場でだけではなく、成長していくあなたを見つづけることで、いつしかあなたを応援し、あなたの昇進を願うインサイダーにもなっているはずです。
上司以外にも、自分のサポーターをつくる
直接の上司以外にも、同じようにあなたのサポーターになってくれる方をつくることも考えられます。
たとえば、もし、あなたの会社にメンター制度がある場合、思い切って、あなたの会社で影響力をもつ方にお願いすると良いでしょう。そして、上に書いたような関係性を築くのです。
すると、いつかチャンスがある時に、その方はあなたのキャリア目標を知っているし、あなたの努力やパフォーマンスを知っていますから、きっと陰で推薦してくれているはずです。
仮に公式なメンター制度が無かったとしても、相手に無理を感じさせない範囲で、自分からお願いに飛び込んでも良いでしょう。
たとえそれが数回きりのミーティングで終わったとしても、あなたにくれるアドバイスは貴重なものになるはず。
かくいうぼく自身、同じような経験がいくつかあります。
その昔、どうしても海外で働いてみたかったので、職場の上司・先輩に海外駐在経験者が何人かいましたから、その全員それぞれに対して、自分の気持ちを伝え、アドバイスをもらっていました。
はやる気持ちをぶつける自分に対して、「お前はまだ早い!」と言われることがほとんどでしたが、「では、何ができるようになれば行けるのですか!?」と食い下がると、いろんなアドバイスをくださったものです。
言われたことに正面から取り組み、できるようになったらまたアドバイスをもらい、さらに自己研鑽を続ける。
そんな毎日を繰り返していましたから、空きポジションが出た時、上司の頭の中に自然とぼくの顔が浮かんだのでしょう。
その職場では異例の若年齢での駐在員となりました。
注意点
これら3つの点に取り組んでいると、上司が自分のサポーターになってくれ、一緒になって成長を目指すパートナーシップが出来上がります。
もちろん努力するのはあなた自身ですが、上司直々のサポートのもと、効率的に努力を積み重ねることができますし、それを上司自身の手柄にもすることができます。
とはいえ、仕事ですから、まずは自分の目の前の仕事で、誰もが認めるような成果を出す!ことが一番大切ですので、注意も必要です。
それも、自分では出来ていると思っているだけでは不十分で、その上司や同僚からも一目置かれるようなパフォーマンスを出せていないと、その上司だって、その人のことを昇進させようとは考えないでしょう。
まずは実績やパフォーマンスを上げること。これが王道でしょう。その上で、これらの行動3選に取り組めば、あなたが出世や昇進する確率が大きく上がるはずです。
まとめ
まず、自分が昇進したいと考えていることや、自分のキャリア目標について、あなたの上司に伝えましょう。
それから、今の自分に不足していることをフィードバックしてもらえるよう、お願いをします。
そのあとは自分でスキルアップに取り組みながら、継続的に上司に報告し、さらなるフィードバックを仰ぐようにします。
いつしか気づけば、あなた自身に上司やチームから求められるスキルが身につき、上司から頼られる存在になっていることでしょう。
決して、上司にゴマをするわけではない。ただ、上司の目線で正しい努力を重ねていく。
そのために効果的なコミュニケーション方法として、出世する人が身につけている行動3選を紹介させていただきました。
グッドラック!