【キューバ旅行】車で見るキューバの外交関係
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キューバを走る車といえば、クラッシックカー!
1959年のキューバ革命前にアメリカから輸入していた車の数々が、今でも現役で街中を走り抜けています。
では、キューバを走る車はそれだけかというと、そうではありません。
クラッシックなアメ車の他にも、様々な車が走っています。それらを見ると、キューバの外交関係を垣間見ることができ、面白いです。
ハバナの革命博物館に行った際、駐車場にずらりと並ぶ車を右から左に、撮ってきました。
まず、GEELY (ジーリー)。これは中国の吉利汽車 (http://global.geely.com/) ですね。
次もGEELY。
その次もGEELY。
もう一つ、GEELY。
後部ガラスに「Rent A Car」というステッカーが貼ってあるので、レンタカー会社がまとめて中国から買い入れたのでしょう。レンタカー会社を検索すると、ありますね。1日80ドルくらいするようで、かなり高いです。(参考:http://www.transturcarrental.com/)
こちらも同じレンタカーのステッカーが貼ってありますが、スズキの軽自動車ジムニー。どこかから中古で買い入れたのでしょう。
続いて、BYD (http://www.bydauto.com.cn/) 。Build Your Dreamsの頭文字をとった社名で、電気自動車の販売で絶好調の中国メーカーです。ガソリン車も生産しており、キューバにあるのはガソリン車の方。
次もBYD。
「MOCHBUY」と書いてありますが、どこの車か不明。旧ソビエト圏のどこかでしょうか?古そうです。
これも不明。
フォルクスワーゲンのジェッタ。
スバルのクロストレック。
中国のGEELY。
ヒュンダイのActos。
プジョー。
トヨタのプラド。
そして、フィアット。
ヨーロッパ車や日本車は、どこかの国を経由して、中古のものが入ってくるのでしょう。
しかし、アメリカの車は、一つもありませんね。アメリカの企業は、自分たちの製品がどこに流れ着くのかを、非常に細かく監視しています。「他の人が勝手に持って行った」なんて言い訳も聞かないくらいに、敵対国には自国の技術が流れないように規制をしいているのです。
そして何と言っても、中国車が多いですね。
中国からは、比較的簡単に輸入ができるのでしょう。
長距離移動で使ったバスも、すべて中国製でした。
こちらは宇通というメーカーで、ユートンと読みます。(http://www.yutong.com/)
キューバは今、中国と仲が良いのでしょう。過去にはソビエトがキューバに近づいてアメリカの覇権を牽制していました。それが今、中国がキューバに近いところにいます。
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