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【身近な体験談】駐在中に日本に帰りたくなったらするべきこと5つ

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“今、駐在で海外に住んでいるのですが、日本に帰りたいです。でも駐在期間はまだ続きそうです。どうしたら良いでしょうか?”

こんにちは、テツです。こういった悩みに答えます。

駐在することが決まった当初は、海外での新しい生活にワクワクしていたかもしれません。

でもいざ駐在生活が始まると、海外の暮らしを不便に感じたり、日本の常識が通じなかったりすることに、疲れてしまうものです。

ぼくもそうでした。

本記事では、ぼく自身が駐在中に日本に帰りたくなった時にしたことと、少しのアドバイスを紹介させていただきます。

本記事のポイント

・駐在中に日本に帰りたくなったらするべきこと5つ

・家族やパートナーと一緒に読んでほしいこと

ぼくは10年間ほどアメリカに住んでいましたが、最初は駐在員として行ったことがきっかけです。

最初のうちは英語もろくに話せず苦労をしましたし、日本に帰りたいと考えたことも数多くあります。

だからといって簡単に帰れるものでもありませんでしたので、どうやって心のバランスをとっていたか、一例として紹介させていただきます。

 

駐在中に日本に帰りたくなったらするべきこと5つ

日本に帰りたいということは、日本が恋しいということです。

ガマンをせず、信頼できる人と日本語で話し、そして日本を感じられるようなことに没頭しましょう。

家族や友達との電話

今の時代はとても便利で、LINEやSkypeといったツールを使えば、ほぼ無料で電話をすることができます。

週末の朝や夜に、日本にいる家族や気のおけない友達たちと他愛もないおしゃべりをしましょう。

「そっちは今何時〜?」だなんて始まり、近況報告や悩みの相談を含め、いろんなことを話しているうちにあっという間に時間が過ぎていきます。

話の内容なんてなんでも良いですから、「久しぶりに話そうよ!」と声をかけてみましょう。

あなたから連絡があれば、相手の方も喜んでくれますよ。

ぼくが駐在していた時も、よくSkypeを使って電話をしていました。

友達と一緒にくだらない話をしているだけで、心が落ち着き、孤独感も薄らいでいったことをよく覚えています。

日本食を食べる

家族や友達と電話で話し、モヤモヤした気持ちを吐き出せたら、次は食欲を満たしてあげる番です。

日本食レストランに行く

近所の日本食レストランに繰り出しましょう!

海外では日本食レストランの価格は高いですが、それでもたまにはいいじゃないですか、奮発して。

「日本だったら、もっと美味しいものがもっと安く食べられるのに。。」と悩む気持ちも分かりますが、今はあなた自身を癒してあげるべきです。

ぼくもアメリカ郊外暮らしが長かったですが、日本食レストランに行く時は、それはもう特別な日に限られていました。

それでも日本食レストランに行くと、よく知った日本食の味に、心の底から癒されたものです。

日本食スーパーに買い物に行く

日本食レストランに加えて、日本食スーパーにも買い物に行きましょう

そこでも日本のものが高い値段で売られていて手を出しにくいと思いますが、でも疲れた時は自分を甘やかしてください。

もし近所に日本食スーパーがなければ、中国系や韓国系といったアジア系スーパーに行って、日本食に近いものをたくさん買ってきましょう。

お菓子なども買い込めば、家でしばらくは楽しめますからね。

今の時代はオンラインスーパーもありますから、そういったところから好きなものを買うことも良いでしょう。

なおぼくがアメリカ郊外に駐在をしていた時は、まだオンラインスーパーが発達しておらず、実際に買い物に出かけるしか方法はありませんでした。

たまにある連休に、片道6時間をかけて大都市までドライブして、そこにある大型日本食スーパーで大量に食材を購入したことは、今となっては良い思い出です。

それだけ日本食に飢えていました。

日本食を自炊する

食材を買い込んだら、自宅でも日本食を自炊しましょう。

Youtube動画を見れば、簡単で美味しく料理をできる方法を紹介しているチャンネルがたくさんありますので、お気に入りのものを見つけて試してください。

アメリカ現地の食材でも、醤油や味噌を使えばなんとか日本食にアレンジできます。

ぼくは一時期、アメリカ生活に慣れるためにアメリカ現地の食生活を取り入れることを自分に課していましたが、そんなことをせず、日本食を食べている方が幸せでしたし身体の調子もよかったです。

日本の番組を見る

お腹が満たされたら、ボーッと楽しく日本の番組を見ましょう。

Youtube

今はYoutubeに面白い番組が山ほどありますから、好きなYoutuberのチャンネルを見て楽しんでください。

無理して難しい内容にせず、気軽に楽しめる番組にしましょう。

ぼくが駐在していた時代にはYoutubeはそれほど発達していませんでしたから、日本のドラマをDVDで見たりしていました。

テレビ番組

Youtubeなどのインターネット動画だけでなく、テレビなどのちゃんとした番組を見たい時は、ケーブルテレビを契約すると良いです。

NHKが映る国は多いですし、ぼくが駐在していたアメリカには「テレビジャパン」というサービス(月額約50ドル)がありました。

日本と変わらない番組を流してくれますので、それを見ながらリラックスすることができます。

日本の本を読む

Youtubeやテレビ番組を見てリラックスできたら、日本語の本を読むこともおすすめです。

ビジネス本でも良いですし、小説などのエンターテイメントも良いですね。

『沈まぬ太陽』山崎豊子さん

山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」という本を読んだことはありますか?

実在のストーリーをベースにフィクション作品として書かれたもので、元JALの社員が経営層に疎まれて海外駐在を転々とさせられるという内容です。

しかも駐在先は、パキスタン、イラン、そしてケニアという、日本人にとっては大変なところ。

駐在中にこの本を読むと、他人事とは思えないようなシーンが多く、とても深く感情移入ができます。

どうせならとことん深く落ち込みたいという気分の人にはピッタリです。笑

キンドル Kindle

日本の本を買う時、アマゾンのキンドル(Kidle)がおすすめです。

紙の本を頼むと高くつきますし、手元に届くまでに時間がかかります。

しかしキンドルであればクリックひとつで、あなたのスマホやPCで読めますし、価格も紙の本より安く済みます

ぼくのコンピューターにも、過去に買った1000冊以上の本が入っています。

ただ、本もポチポチ買っているとあっという間に高額になりますので、安く日本語の本を読みたい方には、Kindle Unlimited (キンドル・アンリミテッド)がおすすめです。

新刊で読みたい本が無いこともありますが、面白い本も多くありますので、物色してみると楽しいですよ。

日本に一時帰国をする

駐在先で日本を満喫してリラックスしても、それでも日本に帰りたい場合は、思い切って日本に一時帰国をしましょう!

次の夏休みでも冬休みでも、計画を立て始めただけで心が軽くなることが感じられます。

一時帰国をした際には、会いたかった人に会い、食べたかったものをたらふく食べ、行きたかったところにもたくさん行きましょう。

ぼくも一時帰国した時には、好物のお蕎麦やお寿司を山ほど食べ、温泉やスーパー銭湯につかり、友達との再会を楽しみました。

駐在先に帰る時には、お土産を買っていくことも忘れないようにしましょう。

お土産を渡す相手は、自分自身です!

まずは自分が買って帰りたい食材などを大量にスーツケースに積み込み、空いたスペースで他の人たちへのお土産を持ち帰れば十分です。

もし自分のもの以外にスペースが空かなかったら、他の人たちへ買って帰る必要はありません。

なぜならこの一時帰国は、あなた自身のためのものですから。

 

家族やパートナーと一緒に読んでほしいこと

あなたは単身で駐在しているかもしれませんが、もし家族やパートナーと一緒でしたら、ぜひ、ここから書くことを一緒に読んでください

とくにあなたが旦那さんや奥さんの仕事によって一緒についてきた立場ですと、いつも仕事をしている相手に対して遠慮をして、「日本に帰りたい」なんて言い出しにくく感じているかもしれません。

無理を続けると、鬱になる可能性がある

あなたが本当は日本に帰りたいのに無理を続けていると、精神的に病んでしまう可能性があります。

海外という異国の地で、日本語で話し合う相手にも恵まれずに生活していることは、本当に大変なことです。

ぼくの知っている方でも、アメリカ駐在に帯同した奥さんが馴染めず、精神的に参ってしまったことがあります。

ご存知の通り、一度そのような状態になると、回復に時間がかかります。

手遅れになる前に、今一度自分たちの状況を見つめ直した方が良いでしょう。

ガマンせず、日本らしさを生活に取り入れよう

駐在中は仕事も生活も、すべてに大変な思いをしながら暮らしていくものです。

気が休まることも少ないでしょうから、せめて家の中だけはリラックスできる環境をそろえてあげてください。

せっかく海外にいるのだから、現地の生活に馴染もうとがんばる気持ちは素晴らしいですが、そう長く続くものではありません。

家の中では日本食を食べ、日本のテレビを見て、大いにリラックスをしましょう。

近日中に帰任したいと会社に伝える

働いている方へのメッセージですが、もし帯同した奥さん、または旦那さんが大変そうにしていたら、日本に帰国することもオプションのひとつです。

ほとんどの会社では、駐在期間は3~5年間ですが、もう少し早く帰りたい場合は、その思いを会社側に伝えましょう

せっかくつかんだ駐在のチャンスですので、最後までまっとうしたい気持ちは分かります。

しかし、大切な家族に大変な思いをさせてまでやるべき仕事なんて無いはずです。

大変な思いをしているのはあなただけではありませんから、上司や人事部に相談をすれば、親身に話にのってくれるはずです。

ガマンを続けて手遅れにならないように願っています。

 

【まとめ】駐在中に日本に帰りたくなったらするべきこと

せっかく手に入れた駐在のチャンスであっても、思っていたよりも大変だったなんてことはよくあります。

どうしても日本に帰りたくなったら、まずは食べ物やエンターテイメントなど、日本らしさを生活に取り入れてリラックスしましょう。

そしてあなたが家族帯同として駐在しているなら、その気持ちをパートナーともしっかり話し合いましょう

無理して続けると精神的に参ってしまいますから、どうしても日本に帰りたかったら、それを会社側に伝えることも必要です。

健康を害してまで駐在を続ける必要なんてありませんから、くれぐれもご無理なく。

 

 

https://onboard-career.com/expat-us-speak/

https://onboard-career.com/us-expat-esl/

 

アメリカのトップMBAを取得し、卒業後にアメリカ企業本社の幹部候補生として採用されたノウハウを紹介しています。

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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