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痛みやストレスはヨガで克服。『痛みを癒すヨーガ』本レビュー

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誰しも「痛み」や「ストレス」と聞くと、ネガティブで嫌なものと感じますよね。

とくに痛みに関しては、どうやって取り除けば良いか悩んでいる方も多いと思います。

そこで本記事では、「ヨガを使って痛みを癒す」方法について紹介します。

これは、スタンフォード大学で教鞭をとっている、ケリー・マクゴニガルさんという方が研究して来たもの。

伝統的なヨガの効用、そして科学の見地、それら両面から、痛みを和らげるコツを説いています。

 

痛みやストレスはヨガで克服。『ケリーマクゴニガルの痛みを癒すヨーガ』レビュー

「ケリー・マクゴニガルの痛みを癒すヨーガ」という本に詳しく説明してありますので、そのポイントの要約をまとめます。

痛みやストレスの仕組み

痛みやストレスというものは、概して「悪いもの」と捉えられていることが多いけれども、これらは身体の正常な機能であり、むしろ「感謝すべきもの」であると考えることが大事です。

なぜなら、人間は自分の身体を守るためにこそ、この「痛みの感覚」を利用しているからです。

身体機能の流れは、以下の通り。

1. 物理的であれ精神的であれ、自分の身体に「痛み」が加えられた時、その情報が神経系統を通じて脳に送られる。

2. 脳は、「何が起こっているんだ?これは注意した方が良さそうなものか?どれくらいひどいものだ?」と確認する。

3. 脳が、「これは良くない痛みだ。将来も再発したら生存に関わる、拙いものだ。」と判断すると、自分自身に対して「痛い!」と認識させるようにする。–> これがぼくたちが「痛い」と感じるところ。

4. さらに、将来の再発を事前に防ぐために、「あれは良くないことだ。」と、脳や身体がそれを覚える働きをする。–> 後になって、「これをやったら痛いからやめておこう。」とか「やる前からストレスを感じるなあ。」とか感じるのは、この機能が正常に働いているため。

ストレスでとても落ち込んでいる時などは、この働きが正常に機能している証拠で、事前に痛みを防いでくれているということ

「その行動をとっては、痛みを感じるからやめておきな!」と脳が自分自身に対して信号を与えているのです。

ストレスのスーパーシステム」などと呼ばれているそう。

なるほど、ですね。

で、このような時は、すぐに逃げられるよう、筋肉が緊縮する症状を見せるわけです。

これがいわゆる緊張状態です。

ぼくたちの脳や身体は、痛みやストレスを癒す働きをするだけではなく、ぼくたちに「痛みやストレスを感じさせる」ことによって、ぼくたちの命を守ってくれている、というわけです。

なるほど、ストレスがとてもありがたいものに感じられてきました。

痛みやストレスの感覚がなければ、極端な話、命を落とす危険性があるということです。

そして、この将来を見越して今の痛みを身体に覚えこませる働きを、「神経可塑性」と言います。

そしてこの神経可塑性がよく働けば働くほど、将来の危険に対して、より敏感に反応するようになるのです。

そう、ここが問題なのです。

神経可塑性が効果的に働くことは、人間の身体の仕組みとして良いことなのですが、それを放っておけば、どんどんとその機能が発達し、過敏になっていきます

しまいには、少しの変化を感じただけで、「痛そう!怖そう!ストレスだ!」という反応が出ます。

いつもネガティブなことばかりが頭に浮かんでくるという状態は、こんなところからきていると言えます。

そこでぼくたちに必要なことは、自分の脳と身体に、過去に覚えたネガティブな痛みを忘れさせ、より健康的でポジティブなイメージを植え付けていくことです。

ヨガの効用

そこで登場するのが、ヨガです。

ヨガとはそもそも、2000年以上も前に、人間を苦しみから解放させてあげる方法として考えられたものです。

過去に経験した痛みやストレスを身体にため込み将来に備えさせることを、現代科学では「神経可塑性」と呼びますが、ヨガの世界では「サムスカラ」と呼びます。

サムスカラは、人間の身体や精神がもつ記憶機能で、現在や将来に備える働きとして考えられています。

そして大事なことは、サムスカラは「記憶再現機能」だということです。

つまり、ネガティブなことだけを覚えこむだけではなく、ポジティブなことを覚えこませれば、将来に渡ってもそのポジティブなことを呼び起こし、再現しようとすることです。

なるほど。

つまり、ヨガをする目的とは、身体と精神とをリラックスさせ、ポジティブな状態にしてあげれば、身体がそれをおぼえ、常日頃からそのポジティブさを再現しようと勝手に働いてくれるようにするということ。

これは活用しない手はありません。

具体的には、呼吸の方法からはじまり、自分の身体を理解する方法、リラックスや瞑想をする方法などが本書に書かれています。

どれも科学的な見地からも根拠をサポートしています。

まとめ

ぼくなりにまとめると、ヨガは日常的に自分の精神面をポジティブに向かわせる長期的な解決方法であると考えました。

ヨガ自体はポピュラーなものなので、やり方は巷にたくさん溢れています。

動画などを参考に、チャレンジしてみましょう。

さらに、ヨガの効用について科学的根拠を知りたいという方は、本も読んでみてください。

 

過去の偉人たちが、「思考が態度になり、態度が行動になり、行動が結果になる。だから、思考に気をつけろ。」と繰り返し説いてきた理由も、わかる気がしますね。

 

 

 

 

身体の姿勢を変えると、それが気分や内面にまで効果が出てくるそうです。パワーポーズを取り入れて、緊張だって克服できます。

https://onboard-career.com/presence-book/

 

 

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ブログを引っ越しました。→https://presence-japan.com/blog/

現在、プレゼンスジャパン株式会社としてエグゼクティブコーチングを提供しています。

プロフィール
西原哲夫
西原哲夫
経営アドバイザー | エグゼクティブコーチ
慶應→住友電工→アメリカ駐在(25歳)→ノースカロライナ大MBA(30歳)→エマソン米国本社幹部候補(32歳)→日本エマソンGM(35歳)→ユーピーエス社長(39歳)→経営アドバイザー兼コーチ(今) | 2児の父親|アメリカ在住10年|表千家茶道学習者
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