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【最低1年半】海外MBAの受験準備スケジュール期間【アメリカ版】

海外MBAに行きたいと考えているのですが、そのための受験準備が非常に大変だと聞いています。いったいどれぐらいの時間とスケジュールが必要なのでしょうか?

こんにちは、テツです。

いつかは海外MBAに行きたいと考えていても、確かにどのような受験準備を行えばよいのか、そしてそのスケジュール期間はどれぐらいかかるのか?といった情報があまり無いのが現状だと思います。

そこで本記事では、アメリカのトップスクールに入学する際に必要となる、受験準備のスケジュールについて解説します

 

本記事のポイント

・【結論】MBA受験準備には最低1年半が必要

・MBA受験準備に必要なスケジュールと流れ

・【実例】ぼくがMBA受験準備に費やした1年半

 

ぼくはアメリカのトップ20 MBAの一つである、University of North Carolina(UNC)、ノースカロライナ大学という学校のビジネススクールに通いました。

振り返ると、MBA受験準備には1年半をかけていましたが、同じようにアメリカでビジネススクールに通った友人知人たちに話を聞いてみても、やはり1年半前後をスケジュールに費やしていた人たちがほとんどでした。

ぼく自身の実例を交えつつ、海外MBA受験準備に費やすスケジュールとは具体的にどのようなものか、ひとつずつ説明していきます。

【結論】MBA受験準備には最低1年半が必要

最初に結論として、MBAの受験準備スケジュールには、最低でも1年半が必要です。アメリカのトップスクールを目指す場合には最低でも1年半、場合によっては2年程度かけて準備をすることが必要となることを心得ておきましょう。

ぼく自身はMBA受験を志してから1年半の準備期間でしたが、それまでの純粋な英語の勉強も含めると、それ以上かかっていたとも言えます。ぼくの友人知人で一緒にMBAに通った仲間たちに聞いても、やはり1年半から2年ほどを費やしていたケースがほとんどです。

日本で一番有名なMBA受験指導塾であるアゴス・ジャパンにおいても、「海外MBA留学の準備は2年計画で」と推奨されています。

MBA受験準備に必要なスケジュールと流れ

MBA受験準備に必要となるもの

それではここから実際に海外MBA受験準備に必要となるものについて、具体的に見て行きましょう。

海外MBA受験に必要なものはいくつかありますが、それぞれが具体的にどういったもので、かつどれくらいのスケジュールをかけて対策することが求められるかを考えることが重要です。その上で総合的に、全体としてどれくらいの期間が必要になるかという視点で見ていただくと、結果的に最低でも1年半、それから2年程度かけたスケジュールが必要であるということが分かっていただけると思います。

MBA受験に必要なものは、大きく、英語のテスト、数理処理と論理的思考の能力を測るテスト、エッセイ、そしてインタビューが挙げられます。これら一つ一つはシンプルに見えるものですが、実際に準備と対策を行うとなると、かなりの時間が必要となります。

TOEFL対策

TOEFL(トフル)とは英語力を測るもので、読み書きに加え、聞くことと話すこともテストされます。読み書きはTOEIC(トイック)と似たようなフォーマットなのですが、聞くことと話すことはTOEFL独自のもので、特に日本人であるぼくたちには不慣れなもので練習が必要です。

TOEICで800点や900点といった高得点を取っている人であったとしても、TOEFLでは苦戦するということがほとんどでしょう

また、TOEICではビジネスに関する英語が問われるに対してTOEFLでは留学先の学術的な内容が問われることが多いです。

よって、今までビジネスで使ってきた英語が通用せず、留学をするための英語というものを新しく身につける必要があると言うことも、TOEFL受験の課題の一つとなります。

このTOEFLですが、TOEFLに出てくる単語を覚えて文章に慣れた上で、聞いたり、話したりすることの練習を重ねることが必要になり、最低でも3か月から半年は必要になります

そして実際にテストを受けたとしても1回で狙っていたスコアが出るとは限りません。実際に狙ったスコアを出せるまで、10回以上受ける人もめずらしくありません。中には3ヶ月ほど勉強した後、1回か2回の受験で狙ったスコアを出すことに成功したという人もいます。

しかし、ほとんどの人は勉強を続けつつ、並行して受験も進めながら、6ヶ月以上をかけています。簡単ではありません。

GMAT対策

GMAT(ジーマット)はMBA受験をしないと一生出会うことのない、かなりニッチでマニアックなテストです。

Math(マス)とVerbal(バーバル)というセクションから成り立つもので、それぞれ、数理処理能力や論理的思考能力を測られます

まぁ、日本の大学受験もなんとか乗り越えて来た身としては、なんとかなるだろう〜、と思っていましたが、これが甘かった。テスト内容はとても難しく、特にVerbalは相応の対策が必要です

何やらとても難解な文章が出てきては、そこから推論される結論はなんでしょう?という聞き方で、いくつかの選択肢を選ぶことになります。しかし、どの選択肢も正しく思えてしまう一方で、そもそも、お題である文章の内容読解が難しく、頭が混乱してしまいます。

似たような英語のテストといっても、TOEFLよりもさらに難しくなったものがGMATです。

こちらも3か月ほど受験対策を行ってから、実際にテストを受けに行くと言う人たちがほとんどです。1か月に1度しか受けられないテストの1回目から高得点を出すことをできる人はほとんどいません。そして最大で5回までしかGMATのテストは受けることができませんので、結局、1回2回3回と、全5回のテストを5か月間にわたって受けると言うこともめずらしくありません。

すると最初の受験準備である3か月に加えて、実際にテストを受ける5か月間が加わり、合計で8か月かかってしまうわけです。

エッセイ対策

TOEFLとGMATはあくまで共通テストという位置付けであり、実際に出願する学校ごとに、エッセイとよばれる小論文の提出を課されることになります。

エッセイの内容は学校それぞれではあるものの、よくあるお題としては、「あなたのキャリアゴールは何ですか?」「なぜそのためにMBAが必要だと考えるのですか?」「数多くのMBAの中でも、なぜ我が校に出願をしているのですか?」といったものが挙げられます。

非常にシンプルな質問には見えるものの、ありきたりの回答をしていては、あなたが数多くの出願者の中で目にとめてもらうことができません。内容はあなたらしく、あなたにしか書けないものであることが求められます。そして、MBAというところで、何を学ぶことができるのかよく理解していること、さらになぜ、その学校でなければならないのかということを、かなり深いレベルまで研究をしていることが求められます。

そうした努力の上でようやくエッセイをまとめることができるようになりますから、自己分析にかける時間、学校研究にかける時間というものが非常に重要になってきます。

これだけでも簡単に2~3か月はかかるものですし、実際にエッセーを書きながら何度も書き直していると、さらに追加で2~3か月がかかってくることになります。すると合計で4か月から6か月は見ておいた方がよいでしょう

インタビュー対策

TOEFLとGMATのテストスコアを合わせてエッセイを学校に提出をすると、その学校の入試課の方で中身をレビューされたのち、ふるいにかけられます。

この一次選考のふるいに残った人が次にインタビューと呼ばれる面接に呼ばれることになります

面接は現地でフェイストゥフェイスで行われることもありますが、私たち日本人が日本から受けるときには、電話やスカイプ、もしくはズームなど、リモートベースで行ってくれることもあります。

インタビューで聞かれる内容は基本的にエッセイで書いた内容と似ているようなところがあります。「どのようなキャリアゴールをもっているのか?」「なぜMBAが必要なのか?」「そしてなぜ、この学校で学びたいのか?」といった点です。

ただ、この際エッセイと違うことは、会話のコミュニケーションであるということです。だらだらと自分のペースで話しをしたところで、面接官の印象が良くなることはありません。ですから、ポイントに絞りながら面接官の受け答えをよく観察しつつ、的を得た回答をして行くことが必要になります。

この練習をするだけでも、また2~3か月は必要になるものです。

在校生・卒業生への聞き込み

エッセイとインタビューで聞かれることを考えるとわかると思いますが、自分自身の自己分析だけではなく、出願するMBA、その学校のことをどれだけ理解しているかということが合否を分ける重要なポイントになってきます。

よって、学校研究をする際にインターネットで調べることはもちろんですが、それだけでは他の競争相手と差別化をすることができません。

そこで何が必要になるかというと、実際にそこの学校で勉強をしている在校生や卒業生に話を聞かせてもらうことです。人づてで紹介をしてもらったり、インターネット経由でコンタクトをしたりと、まずはアポイントをとることが必要になります。

また、ただ教えてくださいと言っただけでは、相手の方の時間を無駄にしてしまう可能性も考えられますので、事前準備も必要です。

こうし色々な方に助けを求めながら、その学校に関する情報を集めていると、これもまた簡単に2~3か月が必要になってしまうものです。

MBA受験に必要となるスケジュールのまとめ

MBAの受験準備に必要となるスケジュールは人それぞれではあるものの、本記事で解説したひとつの例として、TOEFLに6か月GMATに6か月、エッセーに4か月、インタビューに3か月、そして在校生と卒業生への聞き込みに2か月、というものがひとつのイメージとなります。

これらを足し合わせると、合計で21か月です。ということは、これだけでもうすでに一年半以上が簡単にかかってしまうということが分かっていただけると思います。

ですから、MBAの受験準備に必要なスケジュール期間としましては最低でも1年半と言っていることがその理由になります

アメリカMBA受験に出願するタイミング

なお、アメリカのMBAに出願するタイミングですが、ほとんどの学校は年末の12月あたりから始まります

Round1やRound2と呼ばれるように、出願時期が複数回あるのですが、その最初のRound1が12月前後にあります。そして、年明け1月からRound2が始まり、その後は2月から3月にかけてRound3があります。

ひとつの学校には1年に一回しか出願できないのですが、ある学校のRound1に落ちた場合に、他の学校のRound2やRound3に出願することが可能です。

もちろん、全ての学校にRound1で出願することが可能ですし、すべてRound2で出願するといったことも可能です。それはスケジュールの組み立て方で調整するものですが、いずれにせよ出願時期が年末12月あたりから年明け1月から2月に集中するので、そこから最低でも1年半を逆算して準備を積み上げることが重要ということです。

 

【実例】ぼくがMBA受験準備に費やしたスケジュール期間

ぼくの実例

ここからは僕が実際にMBAの受験準備に費やした1年半のスケジュール期間について、ぼくの実例を紹介したいと思います。

僕が実際にMBA受験に合格してアメリカでの留学生活が始まったのは2012年の夏でした。合格の切符が出そろったのが、2012年の4月です。本格的に受験準備を始めたのが2010年の10月でしたので、逆算するとちょうど1年半を費やしていたことになります。

本当のところを言うと、実は2010年10月よりも前からTOEICをはじめとした英語の勉強に取り組んでいましたので、勉強自体は1年半よりもずっと長い時間をかけて取り組んでいたわけです。ただ、MBA受験を本当に志し、TOEFLの勉強と受験を始めたというところでは、2010年の10月からがスタートとなります。

TOEFLで苦戦

社会人になって受けていたTOEICテストでようやく900点台が出た頃、MBAを志してTOEFLを受けることにしました

990点満点であるTOEICで900点台が出たということに自信を持った僕は、TOEFLはきっと1回や2回程度で終わるものと高をくくっていました。ところが初めてTOEFLを受けた時のこと、120点満点のそのテストで返ってきた成績は56点

テストを受けていた間、問題内容がサッパリ分からなかったので、この様な低い点数になることは結果を見ずとも自分でわかるほどでした。120点満点で半分にも満たなかったそのテストスコアを見て、僕が愕然としたことはもちろんです。一体どうやってこの先勉強していけばいいのか?ということがさっぱりわかりませんでした。

そこで改めてTOEFL専用の単語帳や勉強のための参考書を買い集めました。そしてインターネットで検索をするとTOEFLに特化した単語帳があるということで、その単語帳を最初から最後まで丸覚えすることを決心。今でも評価の高い「TOEFLテスト英単語 3800」という単語帳を手に入れて、最初から丸暗記をして行きました

しかしながら、非常に専門性の高い単語ばかりが並んでおり、覚えることには非常に苦労したのです。すると単語を覚えるだけで簡単に5~6ヶ月が経過して行ってしまいました。当時、毎月2回ずつほどTOEFLのテストを受けていたのですが、単語を覚えれば覚えるほど、少しずつテストのスコアも上がってくるということが感じられたことが幸いでした。

もちろん、読み書きや話すことも並行して勉強をしていたのですが、結果的には単語帳を全て丸覚えし終えた9か月目ごろからようやく120点満点であるTOEFLのスコアで100点台が出始めたのです。

GMATでさらに苦戦

TOEFLよりもさらに難しいと聞いていたGMAT。僕の当初の予定では、TOEFLを1~2か月で終えてGMATにどっぷりと時間を費やす予定でした。

しかし、受験勉強を始めてTOEFLだけですでに9か月がかかってしまっています。そこから大慌てでGMATの勉強に取り組み始めたものの、いざ参考書を開いてみるとTOEFLよりかなり難しい。

GMAT専門の予備校に通うこと2か月のところで、出願時期までどうしても時間がないため、本番のテストを受け始めました。ただし、想像通り難しく、スコアメイクをすることができないまま、結局持ち駒のすべてである5回を使い切りました。つまり、5か月間テストを受け続けたことになります。

その間、予備校にも通い続けながらのテスト受験ではありましたが、7カ月間はずっとGMATにつきっきりで時間を費やしたというわけです。

GMATと並行してエッセイの準備を開始

TOEFLに9ヶ月間、GMATで7ヶ月間。もうこれで既に16か月間です

受験期後半は複数の対策を同時並行しながら進めざるを得なくなり、GMAT対策と並行しながら、エッセイの準備も開始せざるを得ませんでした

当初の皮算用ではTOEFLとGMATのスコアメイクをしてから充分に時間をもってエッセイの準備に取り掛かるつもりでした。しかし、そう簡単に進むものではなく、テスト勉強と並行しながらエッセイがスタート。秋の9月頃からエッセーを書きはじめました

まずは試しに年末12月のRound1のタイミングで、ひとつの学校に出願しましたので、最初のエッセイは約4か月間で書いたことになります。しかし、そのように付け焼き刃で書いて提出したその学校は、当然のごとく落ちました。しっかりと準備をしないと、海外MBAには受からないことを知りました。

年が明けてからのRound2の出願が自分にとって本番でしたから、そこに向かって書き続け提出したのが2月でしたので、ようやくある程度の品質のエッセイを書けるようになるまで、合計で6か月かかったことになります。

この間、在校生や卒業生にもそれぞれの学校の特徴を聞きながらエッセイに反映するという作業を繰り返していました。6か月では充分に時間をとって準備できたとは言いづらいということが、振り返って感じるところです。

年末年始からインタビューの準備もスタート

大慌てでエッセイの準備をしている中、年末年始からはインタビューの準備もスタートしなければなりませんでした。

インタビューで回答する内容は、エッセイに書いてあるものとほとんど同じものとは言え、決まった時間内に簡潔に相手に聞きやすく伝えることができるよう、時間をかけて準備と練習を繰り返す必要がありました。仕事が休みとなっていた年末年始の冬期休暇が非常にありがたく、朝から晩までずっと部屋にこもりきりで、エッセイを書く事と並行しつつ、インタビューの練習をしていたのです。

インタビューにかけた時間としては、年末年始から初めて、実際に結果が出そろった4月までの4か月間を費やしていたことになります。

 

【まとめ】海外MBA受験準備スケジュールは最低1年半がおすすめ!

このようにTOEFL、GMAT、エッセイ、そしてインタビューとやることが盛りだくさんな海外MBAの受験準備スケジュールはどれだけあっても足りない!ということが分かっていただけたのではないでしょうか。

普通に準備をするのであれば、2年間が必要なところではありますが、どれだけ早く短く済ませようとしたところで、最低1年半は準備の期間として見ていくことを強くおすすめします

海外MBAの受験準備は非常に長い時間がかかりますので、息切れしないよう、最後まで走り続けてくださいね。

Good luck!

 

 

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