海外

【アメリカ駐在】レストランでマナー違反になる3つのこと【最低限】

アメリカでレストランに行くのですが、その時のマナーが心配です。チップの相場をはじめとして他にも現地でレストランに行くときのマナーがあるのであれば、恥をかきたくありません。特にアメリカ出張や現地駐在をした際に知っておくべき、レストランでのマナーを教えてください。

こんにちは、テツです。本記事では、このような悩みに答えます。

始めてアメリカに出張で行く時だけでなく、アメリカ現地に駐在した場合など、ビジネスを通じて誰かと一緒に食事をするときに、絶対に恥をかきたくないものです。

仕事だけでなく一人でや家族と一緒にレストランに行った際にも、心地よくレストランで食事をできるように最低限のマナーは知っておきたいものですね。

本記事のポイント

【マナー違反1】チップを相場通りに払わない

【マナー違反2】ウェーター担当者に丁寧に接しない

【マナー違反3】他のテーブルのお客さんの迷惑になる

ぼくはアメリカで10年間働き、暮らしました。最初は駐在員として、その後はMBA留学を通じて、そして卒業後は現地企業で勤務をしていました。

プライベートの時間でレストランに行っていたことはもちろんのこと、ビジネスで上司や同僚と食事に行くことが多くありましたし、取引先との接待も経験しました。

それらの経験から、アメリカのレストランで最低限必要となるマナーについて、失敗も含め数多く経験しました。こういったマナーを知っていると、駐在生活が充実することはもちろんのこと、ビジネスでの会食や接待にも自信を持って臨めるようになります。

 

【マナー違反1】チップを相場通りに払わない

日本では馴染みのないチップですが、アメリカでは絶対に払うことが必要です。その詳細を解説しますので、マナー違反にならないよう気をつけてください。

チップが必要な理由

日本のレストランでは求められないものの一つとして、チップがあります。

アメリカのレストランでウエイターとして働いている方々は、基本給はあるもののそれは基本的に最低賃金であって、それぞれが担当するお客様達からチップを貰うことで生計を成り立ています

そこはまさに資本主義、良いサービスをすれば喜んでいただいたお客様達からより多くのチップをもらうことができるので、担当するウェーターの方も多いに張り切って良いサービスを提供したい!というインセンティブやモチベーションをもつというわけです。

ですから、客としてレストランに行った際、ウェーターの方に良いサービスを期待することは何もおかしくない事ですし、良いサービスを提供してもらった場合にはそれをおおいにエンジョイして、さらにサービスをしてくれたウエイターの方にふさわしいチップを支払うという事が、お互いにウィンウィンの関係となります。

万が一、あなたにとってレストランでの経験がそこまで満足いくものではなかったとしても、チップを支払わないだとか、チップを5%しかあげないだとか、そういったことを考えることはやめておきましょう。

最低でも15%程度のチップを支払うことがマナーとなりますので、しっかりと理解をしておくことが必要です。

チップの相場

さて、ここであなたが「ではいったい、チップの相場はいくらぐらいが妥当なのであろうか?」と悩むことがあると思います。

一般的にアメリカでは15%から20%のチップが相場であると言われています。

旅行のガイドブックを見てみても、インターネットで旅行に関する記事を読んでみても、そのように書いてあることが多いのではないでしょうか。

実際にぼくがアメリカで暮らしはじめた2000年代も、そして現在の2020年代であっても、この15%から20%という相場はよく目にするものです。

実際にアメリカに住んでいた時、食事の後にもらった会計金額に対して15%のチップをのせた場合も、20%のチップをのせた場合も、どちらも大きな問題になったことは一度もありません。

ましてや15%のチップに対して「少なすぎるからもっとください」とウェーター担当者に言われたことも一度もありません。

アメリカ人の友人に聞いてみたチップの相場

ただ、僕も15%から20%がチップの相場とは聞いていましたが、本当にアメリカ現地でもそれが正しい認識なのかどうかというところで悩むことがありました。

そこで、アメリカに住んでいた当時、友人や知人の何人かに「チップはどれぐらい払うのが相場なの?」「あなたは実際にいくら払っている?」と聞いたことがありました。

すると、「18%だよ」と回答してくれる人もいれば、「私は20%を払っている」と回答してくれる人もいました。

それに対して「15%から20%と聞いたことがあるけれども、15%でも問題ないか?」と聞くと、「15%でも問題ない」と回答をしてもらったことがあります。

ただぼくが気になったのは、どの友人に聞いてみても、実際にいくらチップを払っているかと言うことに関しては、少し声を小さくしてぼくに教えてくれたことでした。

つまりどういうことかというと、現地のアメリカ人であっても、自分が何パーセントのチップを払っているかということは、あまりほかの人には話していないということがわかったのです。

これは日本からアメリカに行ったぼくたちが感じる感覚と似たようなところがありますので、裏を返せば、チップの相場を悩むぼくたちは、何も間違っていないということです。

チップの計算のコツ

それでは実際にレストランで食事を終えて会計をもらうとき、チップの計算をしようとすると、困ることがあります。それは15%や18%という端数の計算をする場合です。

会計の時にスマホを取り出して、計算機アプリを立ち上げて15%や18%の計算をすれば、きちんと正しい数字を計算することができるでしょう。

しかし、それはあまりスマートなことではないので、まず頭の中ではじめに20%を計算することが、ぼくからのおすすめです。

20%そのものをチップとして支払っても良いですし、ほんの少しだけそこから数字を減らしてあげれば、それが15%や18%に相当するといった計算をすることも可能です。

レストランによっては会計のレシートのところに15%だといくら、18%だといくら、そして20%だといくら、と記載しているところもあるので、そういう場合は非常に助かります

それらの数字の一つを選んで、そのまま書けばよいということになります。

ぼくの失敗

ぼくがアメリカで働き暮らし始めた当時、毎回レストランで食事をするたびに、「今回のウェーターの方のサービスは20%にふさわしいだろうか?それとも15%だろうか、それとも18%だろうか?」などと悩むことが多くありました。

その度に「なぜ18%なのか?20%から2%分足りなかった理由は何であろうか?それから15%であるとするならば20%から5%足りなかったその根拠は何であろうか?」などと、頭の中で自分勝手に悩んでいたのです。

もしかしたらこんなことを考えるのはチップを払い慣れていない日本人の習性なのかもしれません

すると、せっかく楽しかった食事も、最後の会計のところでこんな難しいことを考えはじめることによって、なぜかモヤモヤしながらレストランを後にするといったことも少なくありませんでした。

しかし、このようなことはウェーターの方、そしてレストラン側の方も、全く気にしていないでしょう。

おすすめ:チップの払い方

そこでぼくのおすすめは、ひとまず20%を支払うということです。

「えー、20%では多すぎるのではないか?」と悩む方もいるかもしれませんが、あなたがもしレストランで楽しい経験をできたのであれば、その楽しさをウェーターの方に共有するという気持ちを持つということで、20%を気持ちよく支払っても良いのではないかと思います。

もう一つの考え方として、まずは20%で計算をするものの、小数点以下の数セントのところに関して切り下げをするというやり方です。

例えば、20%を計算した結果、21.36ドルであったと言う場合のことを考えてみます。こういう時には小数点以下の数セントを切り下げすることによって、21.00ドルとぴったりの数字にして支払うということも、ぼくがやっていたやり方です。

こうすることによって、ほぼほぼ20%であるというメッセージを、ウェーターの方に感謝の気持ちとともに伝えることができますし、それでいてキリの良い金額にすることで、あとで自分の家計簿を管理しやすくできるといった効果も見込めることができるようになります。

一つ注意をしてほしいのは、特に少し高級なお店に行った場合、「suggested gratuity (チップ金額のご提案)」として、会計のレシートに18%や20%の時の計算数値と並べて、22%や24%といった計算数値も提案としてかかれていることがあります。

その時、よほどあなたが満足いく経験を得られた場合でない限り、無理して22%や24%といった高額のチップを支払う必要はないということです。

もちろんそういった高い金額のチップを支払うこと自体は全く問題ありませんが、20%でも充分にあなたの感謝の気持ちを届けることができるということが、ぼくの伝えたいことです。

 

【マナー違反2】ウェーター担当者に丁寧に接しない

ウェーター(給仕してくれる人のこと)の方の役割もしっかりと理解しておきましょう。何をお願いできて、何をお願いできないのか、マナー違反にならないよう、解説します。

テーブル担当制

アメリカでレストランに行くと、席に通されるとすぐに、そのウエイターの方から言われることがあります。それは「My name is XX. I’m your server today. (私の名前はXXです。今日は私があなたのテーブルを担当しますので、よろしくお願いします。」 というものです。

例えば、そのウェイターの方がサラさんという方であれば、「サラさん、今日のおすすめは何ですか?」だとか「サラさん、とりわけ用の小皿を持って来てくれないかしら?」などと、質問をしたりお願いをしたりすることができます。

そしてこのサラさんは、あなたの食事が素晴らしい時間になるように、一生懸命に働いてくれます

その結果として、あなたが食事を終えて最後に会計でチップを記載するときに、そのチップがサラさんの懐に入るという流れになるわけです。

このチップは、あなたのテーブルを担当したサラさんのみに支払われるものであって、たとえ同じ時間にレストランの中で他にも働いている人がいたとしても、その方たちに支払われるものではありません(チップの総額を従業員全員で分割するポリシーのレストランも中にはありますが、少数派です)。

ですから、この担当のウェーターの方は、あなたが席についてすぐに、自分のことを自己紹介するわけですし、「何か必要なことがあったらいつでも私に言ってくださいね!」と、フレンドリーに伝えてきてくれるというわけです。

それではどんなことであっても、このウェーター担当の方にリクエストをしていいかというと、もちろん、そこには程度の問題があります。

しかし、「出てきた料理が少し冷えているから温め直してほしい」くらいのリクエストであれば、そのウェーター担当者の方がちゃんとキッチン側にそのあなたのリクエストを伝えてくれて、しっかり温め直したものを持ってきてくれます。

他の人にお願いをしてはいけない

このように、アメリカのレストランではウェーターがテーブル担当制になっていますし、あなたが最終的に支払うチップは、その担当のウエイターに渡されることになります。

ここで気をつけないといけないことは、注文を取って欲しい時や何かお願いをしたいときには、この担当の方にしか言ってはいけないということです。

レストランの中を見渡すと、日本と同じように何人ものウェーターの方たちが働いていますが、決して他のかたに対して手を挙げてお願いをしてはいけません

なぜなら、ほかのウェーターの方には、あなたが支払うチップが渡ることがないからです。

間違えてほかのウェーターの方を呼び止めてしまった場合、その方から「あなたのテーブル担当のウェーターに伝えておきますね。」という回答をもらうことになることがほとんどです。

ましてや「急いでいるからあなたが私のお願いを聞いてください。」などということは絶対にやってはいけないマナー違反となりますので注意をしましょう。

アメリカに行ってすぐの頃のぼくは、このマナーを知らず、担当外のウェーターの方にお願いごとをして、嫌な顔をされたことが何度かあります。当時はぼくもこのマナーを知らなかったので困惑しましたが、今となってはぼく自身が恥をかいていたことが分かります。

定期的にテーブルに来てくれる

日本のレストランでは、一度オーダーをとってもらったら、その後はなかなかウエイターの方がこちらのテーブルには寄ってきてくれません。

これは悪いサービスというわけではなくて、そこのテーブルの邪魔をしないよう、あなたが家族や友達たちと楽しい時間を過ごしているところを邪魔に入らないよう、ウェーターの方が気を遣っているはずです。

必要な時だけ手をあげたり声を上げたりして、ウェーターの方を呼ぶことが、日本のやり方です。

しかし、アメリカのレストランでは注文をとるだけでなく、飲み物のおかわりを持ってきたり、それから実際にあなたがオーダーした料理があなたの口に合うか確認しに来たりするなど、至れり尽くせり気を遣って、あなたに最高の時間を過ごしてもらおうと心尽くしをしてくれます

ですから、しょっちゅうあなたのテーブルに来てくれては「お食事はお口に合いますか?」とか「 お飲み物のおかわりは必要ですか?」とか「何か私にできることはありますでしょうか?」などと、頻繁にリクエストや状況を聞きに来てくれます

こういった時に、食事の邪魔をされていると感じるのではなく、それだけ自分のことを気にかけてくれているのだと、そのサービスを楽しむようにしましょう

大声で呼んではいけない

日本でもよく問題になることがありますが、お客さんがあまりに横柄な態度をとることは喜ばしいことではありません。ウェーター担当の方もひとりのプロフェッショナルですから、その方のお仕事を尊重する必要があります。

アメリカのレストランの仕組みを考えるとき、お客さんが必要にしていそうなことは、ウェーターの方から能動的に確認をしに行くということが良いサービスであるとされていますので、お客さんであるあなたの方から、ウェーターの方に向かって手を挙げて大声で呼んではいけません

日本でいうところの「すみませーん!」というあれは絶対にやってはいけません

それをやると、レストラン中の人がそのウェーターの方が何も仕事をしていないために、お客さんがあまりにも痺れを切らして大声で恥をかかせようと、わざとそういったことをやっているのではないかと疑われます。

ウェーター担当の方は、ひとりのプロフェッショナルです。決してその方に恥をかかせることのないよう、アメリカ現地のレストランでのマナーをしっかりと理解をして対応することが、あなたにも求められます。

かくいうぼくも、現地のマナーを知らなかった当時、手を大きくあげて「エクスキューズミー!!」とやってしまったことが思い出されます。。

 

【マナー違反3】他のテーブルのお客さんの迷惑になる

アメリカのレストランでマナー違反となることには、ほかのテーブルのお客さんの迷惑になるような行為、というものが挙げられます。これは日本でも同じことですね。

レストランにはあなただけではなくて、ほかにもたくさんのお客さん達が来ています。みんないい時間を過ごしたくて食事をしに来ていますので、店内に迷惑となるようなお客さんがいると、不快な思いをするということは、あなたが感じることと同じでしょう。

大声で騒ぐ、しかも日本語で

ほかのテーブルのお客さんの迷惑になる行為として具体的に挙げると、第一に、大声で騒ぐというものがあります。

うるさくて耳ざわりであることが嫌がられるのは当然のこと、それがお酒に酔っぱらって騒いでいるということであれば、ひんしゅくを買うことをまぬがれません。

またその際、日本語で騒いでいるということになると、なおさらたちが悪いです。

そこはアメリカのレストランですから、公用語は英語です。周りのお客さんたちが聞き慣れない日本語が大きな声で聞こえてくるということになると、不快感を覚える方も居てもおかしくないでしょう。

逆に日本のレストランで英語や中国語などといった外国語で大騒ぎをしているお客さんが同じ店内にいたら不快に感じる方たちがいるであろうことは想像に難くありません。

もちろん日本語で会話をしながら食事をするとこと自体は全く問題ありません。ほかのお客さんに聞こえるぐらい大声で騒ぐといった事が問題なので、声のボリュームを気にしながら食事を楽しむようにしましょう

匂いがキツい

声のボリュームに加えて、匂いについても気を配れるとよいです。神経質になる必要は全くなく、日本でのマナーと同じように考えられれば十分です。

例えば、香水の匂いがきついといやがられると言うことがあります。

レストランは食事の場所ですので、味だけでなく料理の香りも楽しめるところです。そのような中で、隣の席から強く香水の香りが漂ってきて、自分の料理の香りが一切楽しめなくなるようになると残念に感じるというのは、日本でもアメリカでも同じことです。

香水をつけてはいけないということではなく、つけ過ぎに気をつけたいということです。

服装が周囲と合っていない

さらに、服装についても気を配れるとよいですね。

こちらも神経質になる必要は全くありません。ましてやそこはアメリカ、ほとんどの場所はジーンズにTシャツで問題ないでしょう。

ただ、少し高級なお店に行くと目にすることですが、地元のお客さんたちも、ジャケットを羽織ったり、少しきれいなドレスを着たりするなど、普段よりもおしゃれをしてお店に来ている方たちがいます。

そういった時にあなただけジーンズにTシャツですと、お店の雰囲気を台無しにしてしまうことになりますので、そのようなお店を選ぶ場合は、あなたもおしゃれを楽しんでお店に行ってはいかがでしょうか?

 

【まとめ】アメリカのレストランでマナー違反になる3つのこと

本記事では、アメリカのレストランでマナー違反となる事を3つの観点から説明させていただきました。

1つはチップを相場通りに支払うということ。2つ目はテーブルを担当するウェーターの方を丁寧に扱う必要があるということ。そして3つ目は、ほかのテーブルのお客さんの迷惑にならないように気を配る必要があるということです。

最低限のことではありますが、これら3つの点を押さえておけば、一切気兼ねすることなく、アメリカ現地のレストランを大いに楽しめるようになるでしょう。

あなたがアメリカへ出張で行く時にも、現地に駐在をして生活を送るというときにも、きっと役に立ってくれる知識であると願っています。

Enjoy!

 

 

【身近な体験談】駐在中に日本に帰りたくなったらするべきこと5つ "今、駐在で海外に住んでいるのですが、日本に帰りたいです。でも駐在期間はまだ続きそうです。どうしたら良いでしょうか?" こ...
【駐在期間は短い】アメリカ駐在中に英語力を高めるにはESLが最適"アメリカに住みさえすれば英語が上手くなると思っていましたが、それは幻想だったと気づきました。現地にはESLという語学学校があるようです...