スマホ決済が急速に広がる中国【AlipayとWeChat Pay】
中国の知人と話をしていたら、つい最近、バケーションでタイのプーケット島に行ってきたとのこと。
ほー、ひと昔前では考えられないなぁ、と考えながら、「どうだった?」と聞くと、「中国人観光客がたくさんいた!」とのこと。
そして、「Alipay(アリペイ)が使えて、すごく便利だった!」とのコメントもくれました。
ぼくはプーケット島には行ったことがないのですが、中国人観光客があふれる様子を想像することは難しくありません。
そして、その観光客たちの財布のヒモを何とかしてゆるませようとする、地元のサービス提供者たちが数多くいるのでしょう。
中国本土では、決済手段として多くのお店がスマホ決済を採用しており、本記事では現地の様子を紹介します。
スマホ決済が急速に広がる中国【AlipayとWeChat Pay】
これほど中国で広まっている、スマホ決済。
中国人観光客を取り込みたければ、活用しない手はないでしょう。
そのスマホ決済の代表格が、Alipay(アリペイ)とWeChatPay(ウィーチャットペイ)です。
Alipay (アリペイ)の仕組みと使い方
このAlipay (アリペイ) とは、スマホで決済できるシステムです。
お店側、つまりサービス提供者側がスマホの画面上でバーコードを提示し、利用者は自分のスマホで、そのバーコードをスキャンします。
消費者のスマホにはクレジットカード情報が登録されており、そこに消費額がチャージされ、決済が行われる仕組みです。
その場であっという間に支払い処理ができ、とても便利です。
Alipay (アリペイ) とは、アリババという会社が提供するシステム名です。
他にも、日本のコミュニケーションアプリであるLineに相当する、WeChat(ウィーチャット)にも決済機能があり、WeChat Pay (ウィーチャットペイ) と呼ばれています。
これら2つが中国における2強であり、どちらかをもっていれば、ほとんどのお店で決済をできるようになっています。
日本でも、LineによるLine Pay、アップルによるApple Payがあるようですが、まだ中国ほどは爆発的に広まっていないようですね。
現地でのスマホ決済の使われ方を紹介
さて、中国現地でのスマホ決済の使われ方を写真とともに紹介します。
小腹が空いて、アツアツの焼き小籠包を食べて、スマホで支払い。
ショッピングモール内のレストランでいろいろと食べて、スマホで支払い。
食後にタピオカミルクティーを飲んで、スマホで支払い。
ちょっと郊外の個人経営の小規模レストランでご当地ものを食べても、バーコードをスキャンして、スマホで支払い。
そしてなんとなんと、露店でスナックを買っても、スマホで支払えます!!
「現金を持ってないなんて、最近の若者は!」
などと言われながら、お互いにスマホを取り出して支払いをすることができるのです。
レストランで、スマホ決済の進化系サービスを発見
そんな、スマホ決済が急速に広がっている中国。
ここ最近は、レストランのメニューまで、スマホに置き換わっているところがあります。
写真のようなバーコードが、レストランのテーブルに貼り付けてあります。
このバーコードをWeChatアプリでスキャンすると、メニューがダウンロードされ、自分のスマホで見ることができます。
そうすることで、お客さんは、メニューを回し読みする必要がなく、みんながそれぞれのスマホを見ながら、何を注文するか相談できます。
頼みたいものが決まれば、スマホ上で注文数量を確定!
その情報は、自動でキッチンに届き、出来上がり次第にお店の人が自分のテーブルまで届けてくれます。
お店側としても、メニューを印刷するコストが省けます。
そして、メニューを新しくするときにも、データを更新するだけで、コストはほぼかかりません。
さらに、注文内容も自動でキッチンに届くので、サービスする人の数を最小限にすることができます。
コストを節約するためには、いいことづくめです!
デメリットを挙げるとすれば、一度注文した後になって取り消すことができないくらいでしょうか。
日本でもスマホ決済の活用、どうでしょうか??
中国ビジネスのスピードには、目を見張るものがあります。その変化を自分の目で見てくると、そのリアルなインパクトを感じることが出来ます。
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